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有機EL照明光通信システム

国内特許コード P110001590
掲載日 2011年3月4日
出願番号 特願2011-009093
公開番号 特開2012-151677
登録番号 特許第5709162号
出願日 平成23年1月19日(2011.1.19)
公開日 平成24年8月9日(2012.8.9)
登録日 平成27年3月13日(2015.3.13)
発明者
  • 宮保 憲治
  • 今野 紀子
  • 島田 尊正
  • 駒嵜 雅則
  • 池尻 啓輔
出願人
  • 学校法人東京電機大学
発明の名称 有機EL照明光通信システム
発明の概要 【課題】本発明は、照明用光源からの複数の光波長を独立に組み合わせて、それぞれの光波長でデータ伝送を実現することにより、大容量の通信システムを実現する有機EL照明光通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本願発明の有機EL照明光通信システムは、複数波長の光を波長ごとに異なる変調信号で変調した変調光を有機EL光源13を用いて発生させ、変調光を照明用の光として出射する送信装置10と、送信装置の出射する照明用の光から予め定められた波長帯域の光を受光し、波長帯域ごとの受光信号を用いて変調信号を復調する受信装置20と、を備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


近年、有機EL(Electro-Luminescence)を利用した有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode:OLED)が、照明用光源として活用されつつある。この発光素子は、発光層が有機化合物から成る発光ダイオード(LED)を構成し、有機化合物中に注入された電子と正孔の再結合によって生じた励起子によって発光する物理現象を利用している。



しかしながら、このOLEDを活用した通信システム、とりわけ、有機ELで発光する複数の光波長を活用して通信を行う試みは、未だに開示されていない状況である。すでに、照明光を用いた通信方式として考案されたものの中には、照明光用の光源として、化合物半導体系の白色発光ダイオード(以下、白色LEDという。)が用いられているものがある。白色LEDを用いた照明は、蛍光などの照明と比較して、長寿命、低消費電力といった優れた特長を有し、実用化が行われている。



従来のLEDでは、極めて小さな素子を製造することが困難である。これに対して、有機EL素子は、配線を形成した基板上に発光素子を直接形成し、これをそのまま利用できるため、設計上の自由度が高いことに加え、極めて小さな素子の製造も比較的容易であり、かつ複数の光波長の発生を同一の基板上で実現することが可能である。以上述べた理由により、有機EL素子は、照明光通信用の発光素子として、複数の光波長を有効に組み合わせて効果的に通信に活用することにより、将来的には、大容量の通信を経済的に実現できる可能性がある。



有機ELを用いた通信システムとして、特許文献1が開示されている。特許文献1のシステムでは、有機ELを、照明に用いる白色光の輝度のみで制御する技術が開示されているにとどまっている。このように、従来は、照明用光源からの複数の光波長を、独立に組み合わせて、それぞれで、データ伝送を行う機構については、全く提案されていなかった。

産業上の利用分野


本発明は、有機EL照明光を利用してデータを伝送する有機EL照明光通信システムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
複数波長の光を波長ごとに異なる変調信号で変調した変調光を有機EL光源を用いて発生させ、前記変調光を照明用の光として出射する送信装置と、
前記送信装置の出射する前記照明用の光から予め定められた波長帯域の光を受光し、前記波長帯域ごとの受光信号を用いて前記変調信号を復調する受信装置と、
を備え
前記受信装置は、
予め定められた複数の波長帯域を有し、前記変調光を前記波長帯域ごとに受光するカラーセンサと、
前記カラーセンサの受光する閾値レベルを前記波長帯域ごとに可変する閾値制御部と、
前記カラーセンサからの各受光信号から単一の変調信号が抽出可能か否かを判定する判定回路と、
前記判定回路によって前記変調信号が抽出可能と判定した信号を復調する復調回路と、
を備え、
前記カラーセンサは、前記閾値制御部の設定する閾値レベルを超えた光を選択的に受光し、
前記閾値制御部は、前記判定回路によって前記変調信号が抽出不可能と判定した信号の波長帯域における前記閾値レベルを上げる、
有機EL照明光通信システム。

【請求項2】
前記カラーセンサは、
前記閾値レベルが第1の閾値のときは、前記複数の波長帯域のうちの離れている波長帯域を受光し、
前記閾値レベルが前記第1の閾値よりも閾値の高い第2の閾値のときは、前記複数の波長帯域のうちの隣りあっている複数の波長帯域を受光する、
請求項1に記載の有機EL照明光通信システム。

【請求項3】
前記受信装置は、前記判定回路によって前記変調信号が抽出可能と判定した波長帯域を前記変調光の波長に決定する波長制御回路をさらに備え、
前記送信装置は、前記波長制御回路によって決定された波長帯域の光を変調信号で変調することを特徴とする請求項1又は2に記載の有機EL照明光通信システム。
産業区分
  • 伝送方式
  • ラジオ放送
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011009093thum.jpg
出願権利状態 登録
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