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生ゴミから肥料を製造する方法

国内特許コード P110001608
整理番号 18
掲載日 2011年3月7日
出願番号 特願2000-080826
公開番号 特開2001-261472
登録番号 特許第3438025号
出願日 平成12年3月22日(2000.3.22)
公開日 平成13年9月26日(2001.9.26)
登録日 平成15年6月13日(2003.6.13)
発明者
  • 白井 義人
出願人
  • 九州工業大学長
発明の名称 生ゴミから肥料を製造する方法
発明の概要 (57)【要約】【課題】 生ゴミから肥料を経済的に、しかも簡便かつ容易に製造する方法を提供すること。【解決手段】 生ゴミから肥料を製造する方法において、(a)前記生ゴミを乳酸発酵に供し、乳酸を生成させる工程と;(b)前記工程aで生成した乳酸を含有する発酵液と、発酵残渣とを分離する工程と;(c)前記工程bで分離した発酵液をエステル化反応に供し、発酵液中の乳酸をエステル化する工程と;(d)前記工程cで得られた乳酸エステルを含有する液相と、エステル化残渣とを分離する工程と;(e)前記工程bで分離した発酵残渣のpH値が肥料として用いるために適切なpH値よりも低い場合は、pH値を上昇させる処理を行い、pH調節発酵残渣を得る工程と;(f)前記工程bで分離した発酵残渣、前記工程eで必要に応じてpH調節を行うことにより得られたpH調節発酵残渣、及び前記工程dで分離したエステル化残渣のうち少なくとも1の残渣を回収する工程を含む生ゴミから肥料を製造する方法。
従来技術、競合技術の概要

近年、ゴミの焼却によるダイオキシンの発生を初めとして、ゴミによる環境破壊が大きな問題になっている。家庭やレストラン等の事業所から廃棄される生ゴミについては、これを堆肥化したり、これを原料として乳酸発酵することにより資源化する試みが成されている。

生ゴミから製造した肥料は、土の健全な育成に大きく役立ち、環境にやさしい農業について重要である。実際、生ゴミから肥料を製造する試みは多くなされているが、経済性が低いため、有効な資源化とは言い難く、行政からの補助金等で経済性を保証しているか、法律で強制的な普及がはかられているのが現状である。

産業上の利用分野

本発明は、生ゴミから肥料を製造する方法に関する。

より詳細には、本発明は、生ゴミを乳酸発酵に供することにより乳酸を製造する過程で副生成物として生成される発酵残渣と、乳酸発酵の主生成物である乳酸を含有する発酵液から乳酸を回収した残部の少なくとも一方を含有する肥料の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】 生ゴミから肥料を製造する方法において、(a)前記生ゴミを乳酸発酵に供し、乳酸を生成させる工程と、(b)前記工程aで生成した乳酸を含有する発酵液と、発酵残渣とを分離する工程と、(c)前記工程bで分離した発酵液をエステル化反応に供し、発酵液中の乳酸をエステル化する工程と、(d)前記工程cで得られた乳酸エステルを含有する液相と、エステル化残渣とを分離する工程と、(e)前記工程bで分離した発酵残渣の少なくとも一部を好気性微生物が存在する条件下に置くことにより好気性微生物処理残渣を得る工程と、(f)前記工程bで分離した発酵残渣のうち、好気性微生物処理に供しなかった発酵残渣、前記工程eで得られた好気性微生物処理残渣、及び前記工程dで分離したエステル化残渣のうち少なくとも一の残渣を回収する工程を含む生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項2】 前記工程eが、前記発酵残渣中に含有される酸性物質を好気性微生物により消費させることにより発酵残渣中に含有される窒素の割合を増加させるとともに、発酵残渣のpH値を上昇させるものであることを特徴とする請求項1に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項3】 前記酸性物質を消費する好気性微生物が、工程bで分離した発酵残渣の少なくとも一部を周囲の雰囲気に放置することにより利用され得る前記周囲の雰囲気中に存在する好気性微生物であるか、または工程bで分離した発酵残渣へ添加した微生物と同種の微生物であって好気性のものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項4】 前記好気性微生物による酸性物質の消費が、温度30~60℃、湿度85%以上に調温及び調湿された条件下に行われることを特徴とする請求項2又は3に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項5】 前記調温及び調湿条件が、12時間以上200時間維持されることを特徴とする請求項4に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項6】 請求項1の工程fにおいて、工程bで分離した発酵残渣、工程eで得られた好気性微生物処理残渣及び工程dで分離したエステル化残渣を回収することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項7】 前記調温及び調湿条件が、72時間維持されることを特徴とする請求項5又は6に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項8】 前記工程fにおいて、前記工程eで得られた好気性微生物処理残渣、及び前記工程dで分離したエステル化残渣を回収することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項9】 前記工程eにおいて、前記工程bで分離した発酵残渣全部を好気性微生物が存在する条件下に置くことにより好気性微生物処理残渣を得、かつ前記工程fにおいて、前記好気性微生物処理残渣、及び前記工程dで分離したエステル化残渣を回収することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項10】 前記好気性微生物が、細菌、酵母及びカビから選択されるものであることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の生ゴミから肥料を製造する方法。
【請求項11】 前記酸性物質が、有機酸であることを特徴とする請求項2~10のいずれか1項に記載の生ごみから肥料を製造する方法。
産業区分
  • 無機化合物
  • 処理操作
  • 微生物工業
  • 衛生設備
  • 廃棄物処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
詳細は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


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