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気分障害又は感情障害の治療薬

国内特許コード P110001731
整理番号 S2008-0262-N0
掲載日 2011年3月14日
出願番号 特願2008-077752
公開番号 特開2009-227631
登録番号 特許第5266520号
出願日 平成20年3月25日(2008.3.25)
公開日 平成21年10月8日(2009.10.8)
登録日 平成25年5月17日(2013.5.17)
発明者
  • 高濱 和夫
  • 白崎 哲哉
  • 副田 二三夫
  • 緒方 雪乃
  • 川浦 一晃
  • 本田 宗吉
  • 井上 雅子
出願人
  • 国立大学法人 熊本大学
発明の名称 気分障害又は感情障害の治療薬
発明の概要

【課題】気分又は感情障害の治療薬を提供すること。
【解決手段】Gタンパク質共役型内向き整流性カリウムイオンチャネル(GIRKチャネル)の活性化電流を抑制する作用を有する化合物を含有する、気分又は感情障害の治療薬。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


近年、社会の複雑化に伴って、うつ病や躁うつ病などの気分障害(感情障害)を患う人が増加している。特に、うつ病は、若年層や中年層に比べて50歳以上の高年層において罹患率が高く、さらに男性よりも女性の罹患者が多い。一般住民の約15人に一人がうつ病を経験するといわれている。うつ病の基本的な症状は、強い抑うつ気分、興味や喜びの喪失、食欲の障害、睡眠の障害、精神運動の障害(制止または焦燥)、疲れやすさ、気力の減退、強い罪責感、思考力や集中力の低下、死への思いであり、他に、身体の不定愁訴を訴える人も多く、被害妄想などの精神病症状が認められることもある。



うつ病の治療としては一般的に抗うつ薬の投与がなされている。抗うつ薬としては、イミプラミンやデシプラミン等の薬剤がよく用いられている。しかし、これら従来の薬剤は、抗うつ効果の発現に3~4週間あるいはそれ以上の長い時間が掛かるという欠点や、治療抵抗性うつ病に対してほとんど効果を奏しないなどの問題がある。



一方、本発明者らは、過去20数年にわたる中枢性鎮咳薬に関する研究の過程で、鎮咳薬はGタンパク質共役型内向き整流性カリウムイオンチャネル(GIRKチャネル)を抑制することを見出し、このGIRKチャネル活性化電流を抑制する薬物は、脳梗塞に伴う排尿障害も改善することを見出している(PCT/JP2005/004261)。



また、特許文献1には、クロペラスチン又は塩酸カラミフェンなどのモルフィナン骨格を有しない非麻薬性の咳嗽反射抑制物質を含有してなる頻尿・尿失禁の予防・治療組成物が記載されている。




【特許文献1】特開2000-264849号公報

産業上の利用分野


本発明は、気分障害又は感情障害の治療薬に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
Gタンパク質共役型内向き整流性カリウムイオンチャネル(GIRKチャネル)の活性化電流を抑制する作用を有する化合物を含有する、気分障害又は感情障害の治療薬であって、化合物が、クロペラスチン、塩酸クロペラスチン、フェンジゾ酸クロペラスチン、チペピジン、ヒベンズ酸チペピジン及びクエン酸チペピジンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である、上記治療薬

【請求項2】
気分障害又は感情障害がうつ病である請求項1に記載の治療薬。

【請求項3】
うつ病が治療抵抗性うつ病である請求項2に記載の治療薬。

【請求項4】
化合物が、クロペラスチン、塩酸クロペラスチン、フェンジゾ酸クロペラスチン、ヒベンズ酸チペピジン及びクエン酸チペピジンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である、請求項1~のいずれか1項に記載の治療薬。

【請求項5】
化合物が、クロペラスチン、塩酸クロペラスチン及びクエン酸チペピジンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である、請求項1~のいずれか1項に記載の治療薬。
産業区分
  • 薬品
  • 有機化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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