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ヒドロゲルカプセルの製造方法 コモンズ

国内特許コード P110001755
掲載日 2011年3月15日
出願番号 特願2010-147438
公開番号 特開2012-011269
登録番号 特許第5858451号
出願日 平成22年6月29日(2010.6.29)
公開日 平成24年1月19日(2012.1.19)
登録日 平成27年12月25日(2015.12.25)
発明者
  • 小野 努
  • 木村 幸敬
  • 安川 政宏
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 ヒドロゲルカプセルの製造方法 コモンズ
発明の概要 【課題】簡便なプロセスおよび装置を用いることにより水溶性物質を内包したヒドロゲルカプセルを効率的に製造することのできる方法を提供する。
【解決手段】[工程1]ヒドロゲル(A)の原料(a)(親水性でかつ多官能ラジカル重合性もしくは多官能反応性を有する単量体(α1)等)を含む水相(W2)と、上記水相(W2)と二相を形成する水溶性封入物質(s)を含む水相(W1)と、上記水相(W2)および(W1)と相溶しない油相(O)とからなる、W1/W2/Oエマルションを調製する工程;ならびに[工程2]上記水相(W2)に含まれる原料(a)を反応させることにより、架橋重合体(A)で構築された外殻層(II)を形成する工程を含むことを特徴とする、当該外殻層(II)と、上記外殻層(II)の内部に形成された、上記水相(W1)で満たされた中空部(I)とからなる構造を有するヒドロゲルカプセルの製造方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


ヒドロゲルは、多量の水を吸着させることができる親水性の架橋網目構造体(架橋重合体)であり、各種の用途における機能性素材として注目されている。特に、ヒドロゲルを被膜とするカプセル(ヒドロゲルカプセル)は、たとえばDDS(ドラッグ・デリバリー・システム)において医薬品を封入するなど、幅広い用途が想定されている。



このようなヒドロゲルカプセルおよびその製造方法はこれまでにもいくつか報告されているが、たとえば、マイクロ流体工学を利用してO/W/O(Oil-in Water-in-Oil)エ
マルションを調製した後、液滴を形成している中間相(W)をヒドロゲル化するという手法が知られている(非特許文献1)。

産業上の利用分野


本発明は、ヒドロゲルを被膜とするカプセル(ヒドロゲルカプセル)およびその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
親水性でかつ多官能ラジカル重合性もしくは多官能反応性を有する単量体(α1)から誘導される単位を含む重合体(a1)を含む、架橋網目構造を有する重合体からなるヒドロゲル(A)で構築された外殻層(II)と、上記外殻層(II)の内部に形成された中空部(I)とからなる構造を有し、
上記中空部(I)の一部または全部が、上記ヒドロゲル(A)の原料(a)を含む水相(W2)と二相を形成する、水溶性封入物質(s)を含む水相(W1)で満たされているヒドロゲルカプセルを製造する方法であって、
下記工程(1)および工程(2)を含み:
[工程1]前記ヒドロゲル(A)の原料(a)を含む水相(W2)と、上記水相(W2)と二相を形成する、前記水溶性封入物質(s)を含む水相(W1)と、上記水相(W2)および上記水相(W1)と相溶しない油相(O)とからなる、W1/W2/Oエマルションを調製する工程;
[工程2]上記水相(W2)に含まれる原料(a)を反応させることにより、ヒドロゲル(A)で構築された外殻層(II)を形成する工程、
前記原料(a)は前記単量体(α1)として重量平均分子量が700~20000の範囲にある親水性ポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレートを含むことを特徴とする、製造方法

【請求項2】
前記工程(1)が、下記1次乳化工程および2次乳化工程を含むものである、請求項に記載の製造方法:
[1次乳化工程]前記水相(W1)と前記水相(W2)とを乳化してエマルションを調製する工程;
[2次乳化工程]上記1次乳化工程で調製されたエマルションと前記有機溶媒相(O)とを乳化した後、所定の時間を経過させて、W1/W2/Oエマルションを調製する工程。

【請求項3】
前記工程(2)が光重合開始剤の存在下に紫外線を照射することを含む、請求項またはに記載の製造方法。

【請求項4】
前記2次乳化工程がマイクロ流路分岐乳化法によって行われる、請求項に記載の製造方法。

【請求項5】
さらに下記工程(5)を含むことを特徴とする、請求項のいずれかに記載の製造方法:
[工程5]前記外殻層(II)の外層に、前記ヒドロゲル(A)と直接的または間接的に結合している架橋重合体(B)で構築された被覆層(III)を形成する工程。

【請求項6】
前記工程(5)が、コアセルベーション法またはin situ重合法により行われる、請求項に記載の製造方法。
産業区分
  • 処理操作
  • その他無機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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