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ビットパターンドメディアを用いた磁気記録装置

国内特許コード P110001870
整理番号 2007000084
掲載日 2011年3月22日
出願番号 特願2007-341557
公開番号 特開2009-163816
登録番号 特許第5327736号
出願日 平成19年12月29日(2007.12.29)
公開日 平成21年7月23日(2009.7.23)
登録日 平成25年8月2日(2013.8.2)
発明者
  • 伊藤 彰義
  • 中川 活二
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 ビットパターンドメディアを用いた磁気記録装置
発明の概要

【課題】ビットパターンドメディアのビット担体に対して磁気ヘッドの記録・再生タイミングを制御することが可能な磁気記録装置を提供する。
【解決手段】磁性体からなるビット担体15が磁気記録媒体上に複数配置されるビットパターンドメディア10を用いた磁気記録装置は、磁気ヘッド20と検出部30とタイミング制御部40とからなる。磁気ヘッド20は、ビット担体15に対して情報の記録・再生を行う。検出部30は、磁気ヘッド20によりビット担体15に記録・再生を行なう前に、そのビット担体15の配置位置を検出して相関信号を出力する。タイミング制御部40は、検出部30により出力される相関信号を用いて、磁気ヘッド20のビット担体15に対する記録・再生のタイミングを制御する。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


近年の情報社会においてデジタル化が加速し、大容量の記録装置の要求は益々高まっている。磁気記録装置として現在実用化されているものは、その磁気記録媒体として強磁性多結晶薄膜を有するものが用いられている。これは、グラニュラータイプとも呼ばれるものであり、高い一軸磁気異方性を持つ複数の磁性粒子からなる強磁性多結晶薄膜が媒体に設けられており、記録した情報の1ビットの中に磁性粒子が複数含まれているものである。記録密度が増加していくと、1ビットに含まれる磁性粒子の数が減るため磁束も減少し、ノイズが増加することになる。これまでは磁性粒子のサイズを小さくすることで高密度化を進めてきていたが、粒子サイズをこれ以上小さくすると、磁気情報を保持するエネルギが不足してしまい、室温程度の熱エネルギであっても情報が消えてしまうことになる。



そこで、高密度化を進めるための一つの方法として、高い磁気安定性を有する記録材料を使うことも研究されている。しかしながら、磁性粒子の安定性が高いと、従来の磁気ヘッドでの記録が不可能になるという問題もある。このため、磁気ヘッドにより記録を行う前に、熱(光)により一時的に磁性粒子の保磁力を低下させて記録を行う光アシスト型の磁気記録装置も提案されている。



また、高密度化を進めるための他の方法として、ディスクリートトラックメディアを用いた磁気記録装置が提案されている。高密度化が進むに連れて、磁気ヘッド側面から発生する磁界による隣接トラックへのサイドトラック記録の影響やクロストークの影響が問題となってくる。これらの影響を抑制・低減するために考えられたのがディスクリートトラックメディアである。ディスクリートトラックメディアでは、磁気記録層が溝により分離されている。即ち、トラック間に溝があり、磁気的且つ物理的に分離されているので、トラック間で磁化の乱れはなく、サイドトラック記録等の影響が抑制できるものである。



さらに、より高密度化を目指すべく、トラック長手方向についても磁気記録層を分離して、1つの磁性粒子を1ビットとして記録するビットパターンドメディアが提案された。これは、1つの磁性粒子ごとに物理的に磁性層が分離されており、ビット担体として磁性体を均等にトラック長手方向に配置した構造である。これにより、トラック間だけでなくビット間でのサイドライトやクロストークも抑制することが可能となる。



ここで、特許文献1には、光アシスト型の磁気記録装置において、光源からの光スポットを所定の位置に照射するように、光源からの反射光を利用してフォーカシングやトラッキングの制御を行うものが開示されている。また、特許文献1には、磁気記録媒体として、記録トラックの長手方向と交叉する方向に関してランド・アンド・グルーブの凹凸が形成された構成(ディスクリートトラックメディア)のものを用いることができると開示されており、この場合にも反射光を検出することで磁気ヘッドの磁界印加のトラッキングサーボ信号を得ることが可能であるとしている。



また、特許文献2には、ビットパターンドメディアを用いた磁気記録装置において、磁気記録媒体のスピンドルモータの回転ムラを補償するための技術が開示されている。これは、クロック信号を発生するためのクロック情報トラックを円周状に磁気記録媒体に設け、これをトリガーとして用いて記録・再生を行うことで、回転ムラがあっても記録・再生のタイミングをビット担体と同期が取れるものであるとしている。




【特許文献1】特開2006-134513号公報

【特許文献2】特開2007-207385号公報

産業上の利用分野


本発明はビットパターンドメディアを用いた磁気記録装置に関し、特に、ビット担体に同期して磁気ヘッドの記録・再生タイミングを制御する磁気記録装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
磁性体からなるビット担体が磁気記録媒体上に複数配置されるビットパターンドメディアと、
ビット担体に対して情報の記録・再生を行う磁気ヘッドと、
前記磁気ヘッドによりビット担体に記録・再生を行なう前に、そのビット担体の配置位置に起因する光強度変化を検出して相関信号を出力する、プラズモンアンテナを具備する検出部と、
前記検出部により出力される相関信号を用いて、前記磁気ヘッドのビット担体に対する記録・再生のタイミングを制御するタイミング制御部と、
を具備することを特徴とする磁気記録装置。

【請求項2】
請求項1に記載の磁気記録装置において、前記検出部のプラズモンアンテナは、蝶ネクタイ型又は三角形型の電極を有し、検出部は、電極のビット担体側の頂点に対する底辺であるアンテナ後端ラインの電界強度の変化を検出することを特徴とする磁気記録装置。

【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の磁気記録装置において、前記タイミング制御部は、前記磁気ヘッドの記録・再生を行うためのクロック信号として相関信号を用いることを特徴とする磁気記録装置。

【請求項4】
請求項1乃至請求項の何れかに記載の磁気記録装置であって、さらに、磁気記録媒体ビット担体のトラック幅方向に対する前記磁気ヘッドの位置制御を行うためのトラッキング制御部を具備することを特徴とする磁気記録装置。

【請求項5】
請求項に記載の磁気記録装置において、前記検出部は、該検出部を磁気記録媒体ビット担体のトラック幅方向に振動させながら光強度変化を検出することを特徴とする磁気記録装置。
産業区分
  • 電子応用機器
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007341557thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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