TOP > 国内特許検索 > バイオディーゼル燃料及びその製造方法

バイオディーゼル燃料及びその製造方法

国内特許コード P110001890
整理番号 2008000036
掲載日 2011年3月22日
出願番号 特願2008-220950
公開番号 特開2010-053270
登録番号 特許第5327586号
出願日 平成20年8月29日(2008.8.29)
公開日 平成22年3月11日(2010.3.11)
登録日 平成25年8月2日(2013.8.2)
発明者
  • 平野 勝巳
  • 谷中 仁美
  • 伊藤 拓哉
  • 角田 雄亮
  • 菅野 元行
  • 真下 清
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 バイオディーゼル燃料及びその製造方法
発明の概要

【課題】原料に廃食物油を用いた場合であっても、目詰まり点が低く、寒冷地でも使用可能であり、かつ貯蔵安定性及び燃焼特性に優れたバイオディーゼル燃料を提供することを課題とする。
【課題解決手段】動物性油脂及び/又は植物性油脂を原料として、アルコール類とエステル交換して得られる脂肪酸エステルを含むバイオディーゼル燃料であって、バイオディーゼル燃料中における不飽和脂肪酸エステルの含有率が10mol%以下であることを特徴とするバイオディーゼル燃料及びその製造方法を提供する。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


近年、石油の確認可採年数が約40年とその枯渇が危惧されている中で、石油代替燃料としてバイオディーゼル燃料(以下、単にBDFということがある)が注目されている。BDFは油脂の主成分であるトリアシルグリセリドをアルコールとエステル交換した脂肪酸エステルである。BDFは軽油とほぼ同等の発熱量と類似した物理性状を有するためにディーゼル燃料として有望であり、軽油に比べてSOや黒煙の排出量を大幅に低減できる特長を有する。現在、欧州を中心にバージンの植物性油脂を原料とした大規模なBDF製造が一部実用化されている。
一方、日本ではバージンの植物性油脂のみならず、廃食物油を原料としたBDFの製造方法が検討されているものの、植物性廃食物油が主であり、国内で排出される廃食物油の大部分である動物性油脂及びこれらの混合物からのBDFの製造方法に関しては、未だ満足できるような方法は見出されていない。
ここで、植物性油脂は貯蔵安定性が悪いことが知られており、例えば常温で4ヶ月貯蔵すると京都市のBDF規格である動粘度5mm/sを上回ってしまうという問題があった。
一方、動物性油脂は、貯蔵安定性には優れるものの低温特性が悪いという問題があった。
また、植物性油脂と動物性油脂を含有している廃食物油を原料とする場合は、原料が多様であることから製造したBDFの燃料性状が不均一となり、石油代替燃料として実用化するには問題があった。
このように、植物性油脂又は動物性油脂を含む廃食物油またはこれらの混合物を含む廃食物油に対して燃料性状が均一であって、低温特性及び貯蔵安定性に優れたBDF製造プロセスの構築が必要である。
なお、本発明は、後述するように、脂肪酸エステルの組成割合を変化させるために、従来のBDFの工程にオソ゛ン処理工程を組み合わせることを一例として挙げているが、廃食油にオソ゛ン処理を施す従来技術として特許文献1のような技術が知られている。本文献技術は、廃食油を原料としてオゾン処理することで内燃機関燃料を製造するという発明であり、廃食油にオゾン処理を施す点においては本件発明と共通する。しかし、本発明の目的である、BDFの貯蔵安定性と燃焼特性の改善を目的とするものではなく、またオゾン処理により不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸の割合を変更するものでもない。

【特許文献1】特開2004-155875号公報

産業上の利用分野


本発明は動物性油脂及び/又は植物性油脂を原料としアルコール類とエステル交換して得られるバイオディーゼル燃料に関し、特に、低温特性に優れ、かつ、貯蔵安定性に優れるバイオディーゼル燃料およびその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
動物性油脂及び/又は植物性油脂を原料としてアルコール類とエステル交換反応してバイオディーゼル燃料を製造する方法において、原料油脂をオゾン処理する工程と、オゾン処理に引き続き行われるエステル化工程と、エステル交換工程を含むことを特徴とするバイオディーゼル燃料の製造方法。

【請求項2】
エステル化工程が、硫酸処理により行われる工程である、請求項1に記載のバイオディーゼル燃料の製造方法。
産業区分
  • 液体燃料・油脂
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
日本大学産官学連携知財センター(通称NUBIC,ニュービック)は,技術移転機関と知的財産本部の機能を兼ね備えた日本大学の産学連携の窓口です。
NUBICは,日本大学全教職員や大学院生・学部学生の豊富なアイデアや研究成果を,知的財産として戦略的に創出・保護・管理し,産業界のニーズとのマッチングを図り,企業の研究開発,新製品開発,新規事業の立上げが円滑に行われるようサポートいたします。
お気軽にご相談ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close