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眼圧測定装置

国内特許コード P110001936
整理番号 2008000076
掲載日 2011年3月22日
出願番号 特願2009-017835
公開番号 特開2010-172464
登録番号 特許第5435417号
出願日 平成21年1月29日(2009.1.29)
公開日 平成22年8月12日(2010.8.12)
登録日 平成25年12月20日(2013.12.20)
発明者
  • 尾股 定夫
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 眼圧測定装置
発明の概要 【課題】眼圧測定装置において、非接触式で精度の高い眼圧測定を可能とすることである。
【解決手段】眼圧測定装置10は、被検査者6の頭部に被せされるマウント部12と、探触子部20と、探触子部20を保持する保持部16と、保持部16とマウント部12との間の位置関係を調整することができる調整ボール部14と、測定装置本体部50を含んで構成される。探触子部20は、眼球8にパルス波を入射する振動子と、入射されたパルス波が眼球8から反射されてくる反射波を受信する振動検出センサとを含む複合素子で、その中心軸に観察用貫通穴26が設けられる。測定装置本体部50は、眼球8に入射されるパルス波の状態と、入射されたパルス波が眼球8から反射されてくる反射波の状態とに基づいて、眼圧とともに、探触子部20と眼球8との間の距離である測定距離を算出して表示する機能を有する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


眼圧は、眼球に例えば緑内障等の疾病があるとそれに応じて変化することから、健康管理等のために眼圧測定が行われる。眼圧は、眼球の硬さに関係するので、眼圧測定としては角膜等の硬さを測定することが行われる。



例えば、特許文献1には、眼圧計測装置として、現在ある眼圧計の中で最高の精度を有するGoldman眼圧計について、測圧子によって角膜を圧平し、圧平力をW、圧平面積をAとすると、眼内圧p=W/Aで算出されるとして説明されている。ここで、Goldman眼圧計は、蛍光液を用い、角膜と測圧子との間の隙間の環状形状が発光することを利用し、これを顕微鏡で観察しながら、Aが3.06mm径の円となるように測圧子を角膜に押し付けそのときのWを測定して眼内圧pを求めるものであると述べられている。



また、特許文献2には、非接触眼圧計として、従来から被検眼に流体を吹き付けることで角膜を変形させ、角膜を所定量変形させるために必要な圧力から被検眼の眼圧を測定する場合に、測定精度を確保するために光学部材中央部に取り付けたノズルと被検眼角膜頂点との間隔を正確に合わせる必要があることが述べられている。



そして、従来では、検者が被検眼に対するアライメント操作をジョイスティックや上下環を操作して合わせているものを、ここでは、眼圧測定光学系とは別に、前眼部を照明して第1の指標像を形成する第1アライメント指標光源と、眼圧測定光学系内に設けられノズルを介して被検眼に投影して第2の指標像を形成する第2アライメント指標光源を備え、これらの指標像を用いて筐体を移動させることでアライメントを行う構成が開示されている。



また、特許文献3には、眼圧検査装置として、プローブペンの先端部分に振動子と振動検出センサとが積層された探触素子が保持され、その先に内部が振動伝播媒体で満たされた弾性キャップが取り付けられる構成が開示されている。ここでは、眼球接触プローブの眼球接触部と探触素子との間の長さは、眼球に入射される振動の半波長の略整数倍とされ、振動子からは振動が振動伝播媒体を介して眼球に入射され、眼球からの反射波は振動検出センサで検出される。そして、振動子と振動検出センサは、眼圧算出部内部の増幅器と位相シフト回路とともに、振動子、振動検出センサと眼球を含む閉ループを形成し、その共振状態を維持しつつ、眼圧が変化することで生ずる周波数変化を検出して眼圧に変換することが開示されている。また、振動子からパルス波を眼球に入射し、入射パルス波と反射波の周波数成分分析に基づいて眼圧を算出することもできると述べられ、この方法によれば、上記の眼球接触プローブの眼球接触部と探触素子との間の長さに関する条件が緩和されると述べられている。

産業上の利用分野


本発明は、眼圧測定装置に関し、特に、非接触式の眼圧測定装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
眼球にパルス波を入射する振動子と、入射されたパルス波が眼球から反射されてくる反射波を受信する振動検出センサとを含む探触子部と、
入射波を複数の正弦波成分と余弦波成分とに分析する周波数分析を行なって、各正弦波成分の周波数とその周波数における正弦波成分と余弦波成分とから求められる位相のスペクトル分布を求める入射波周波数成分分析手段と、
反射波を複数の正弦波成分と余弦波成分とに分析する周波数分析を行なって、各正弦波成分の周波数とその周波数における正弦波成分と余弦波成分とから求められる位相のスペクトル分布を求める反射波周波数成分分析手段と、
入射波のスペクトル分布と反射波のスペクトル分布とを比較し、分布を構成するそれぞれの周波数fxについて、その周波数fxの下の入射波の位相と反射波の位相との差である位相差θxを算出する周波数位相差算出手段と、
周波数fxと位相差θxの組のデータに基いて眼球の眼圧を算出する眼圧算出手段と、
眼圧を算出するために用いた入射波の入射時刻と反射波の受信時刻とに基いて、探触子部から眼球までの距離である測定距離を算出する測定距離算出手段と、
を備え
眼圧算出手段は、
任意の周波数の振動を入射したときの入射波の周波数に対する反射波の振幅ゲインと位相の関係を示す基準伝達関数を予め求めて記憶する記憶手段と、
基準伝達関数を用いて、周波数fxと位相差θxとを入力し、位相差θxをゼロにするときの周波数のfxからの変化であるdfを求める周波数変化量検出部と、
予め求められている眼圧-df特性に基づいて、周波数変化量検出部によって求められたdfを眼圧に換算する眼圧換算手段と、
を含むことを特徴とする眼圧測定装置。

【請求項2】
請求項1に記載の眼圧測定装置において、
眼圧算出手段は、最大位相差θx(MAX)と、最大位相差のときの周波数fx(MAX)との組に基いて、眼圧を算出することを特徴とする眼圧測定装置。

【請求項3】
請求項1に記載の眼圧測定装置において、
振動子は、振動検出センサに対し眼球側に積層されて配置され、眼球側に向かって焦点を結ぶ予め定めた凹面形状を有することを特徴とする眼圧測定装置。

【請求項4】
請求項に記載の眼圧測定装置において、
探触子部は、
積層された振動子と振動検出センサの中心軸に沿って観察用貫通穴を有することを特徴とする眼圧測定装置。

【請求項5】
請求項に記載の眼圧測定装置において、
探触子部が搭載され、観察用貫通穴を目標位置として被検査者の頭部に被せることができるマウント部を備えることを特徴とする眼圧測定装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
  • 4C316AA20
  • 4C316FA11
  • 4C316FC04
  • 4C316FZ02
画像

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JP2009017835thum.jpg
出願権利状態 登録
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