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蛍光体の製造方法、非晶質赤色蛍光体

国内特許コード P110001947
整理番号 2008000098
掲載日 2011年3月22日
出願番号 特願2009-056671
公開番号 特開2010-209210
登録番号 特許第5366200号
出願日 平成21年3月10日(2009.3.10)
公開日 平成22年9月24日(2010.9.24)
登録日 平成25年9月20日(2013.9.20)
発明者
  • 小嶋 芳行
出願人
  • 学校法人日本大学
発明の名称 蛍光体の製造方法、非晶質赤色蛍光体
発明の概要

【課題】非晶質赤色蛍光体の新規な製造方法を提案する。
【解決手段】溶液法により得られた蛍光体前駆体を800~930℃で焼成することを特徴とする一般式M1EuSiO2+x+1.5y(式中、M1は、Ca、Sr及びBaから選ばれる1以上の元素、0.6≦x+1.5y≦0.9)で表される非晶質赤色蛍光体の製造方法および一般式M1EuSiO2+x+1.5y(式中、M1は、Ca、Sr及びBaから選ばれる1以上の元素、0.6≦x+1.5y≦0.9)で表される非晶質赤色蛍光体。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


白色LEDは、近紫外線や青色光を発するLEDと、LEDの発する光を吸収して、赤色に発光する蛍光体および緑色に発光する蛍光体とを組み合わせて作製されている。
白色LEDに使用される赤色蛍光体としては、CaAlSiN:Eu(以下、「CASN」と略記する)が知られている。しかし、CASNは1200~2200℃の高温で合成されるため、特別な設備が必要となる。また、原料として、カルシウム、アルミニウム、珪素の窒化物を使用しており(特許文献1参照)、これらは一般的に高価である。このため、得られる蛍光体も高価になる。
そこで、安価で簡単に作製できる赤色蛍光体が望まれている。



一方、比較的低温で蛍光体を合成する方法としては、メタケイ酸ナトリウム水溶液を原料としたゾルゲル法により得られたゲルを、還元性雰囲気中で800~1400℃で焼成し、mM1O・nM2O・2SiO(式中、M1は、Ca、Sr及びBaから選ばれる1以上、M2は、Mg及びZnから選ばれる1以上、0.5≦m≦3.5、0.5≦n≦2.5)で表される、146nmで励起すると青色に発光するケイ酸塩蛍光体を製造する方法(例えば特許文献2参照)や、pH1~3にしたメタケイ酸ナトリウム水溶液とアルカリ性水溶液を反応させて得られた前駆体を、1260℃で焼成し、(Zn(2-x)Mn)SiO(式中、0<x≦0.3)で表される、146nmで励起すると緑色に発光するPDPパネル用ケイ酸亜鉛マンガン蛍光体を製造する方法(例えば特許文献3参照)が提案されている。



しかしながら、これらの蛍光体は励起光が146nmの紫外線であるため主としてPDP用であり、また、赤色蛍光体を開示するものではない。

産業上の利用分野


本発明は、新規な蛍光体の製造方法及び非晶質赤色蛍光体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
メタケイ酸ナトリウムを含む溶液と、塩化ユウロピウム(III)6水和物及び塩化カルシウムを含む溶液とを20~90°Cで1~120分間撹拌混合することによる溶液反応により得られた蛍光体前駆体を800~930℃で焼成し、一般式CaEuSiO2+x+1.5y(式中、0.6≦x+1.5y≦0.9、0.1≦y≦0.33)で表される非晶質赤色蛍光体を得ることを特徴とする蛍光体の製造方法。

【請求項2】
前記蛍光体前駆体は電気炉に導入することによって焼成することを特徴とする請求項1に記載の蛍光体の製造方法。

【請求項3】
前記蛍光体前駆体は800°C、870°C、又は、900°Cに維持した前記電気炉に導入することによって焼成することを特徴とする請求項2に記載の蛍光体の製造方法。

【請求項4】
請求項1ないし3のいずれに記載の蛍光体の製造方法により得られることを特徴とする非晶質赤色蛍光体。
産業区分
  • その他無機化学
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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