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灌流固定台 実績あり

国内特許コード P110002006
整理番号 S2008-0596-N0
掲載日 2011年3月24日
出願番号 特願2008-210544
公開番号 特開2010-046119
登録番号 特許第4952951号
出願日 平成20年8月19日(2008.8.19)
公開日 平成22年3月4日(2010.3.4)
登録日 平成24年3月23日(2012.3.23)
発明者
  • 篠田 晃
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 灌流固定台 実績あり
発明の概要

【課題】
作業操作性を損なわず、簡単な構成で効率よく作業環境のホルムアルデヒド等を除去できる灌流固定台を提供する。
【解決手段】
灌流固定液を用いて生物を灌流固定処置するための灌流固定台であって、灌流固定処置する生物を載置する台座本体1と、台座本体上面にあり生物を載置するとともに灌流固定液を下部に排出可能な灌流固定作業部2と、灌流固定作業部の下部に設けられ灌流固定液を排出する排液口と、灌流固定作業部の周囲に設けられた排気口と、灌流固定作業部の上方に設けられた給気部3とを有し、給気部は、給気ファン4と、給気ファンからの空気を灌流固定作業部周辺に送り込む給気ダクト5a,5bとからなり、給気ダクトはフレキシブルダクトであり少なくとも給気方向を可変にできる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


現在、生物・医学系の動物実験研究・実習・遺体処理のため、ホルムアルデヒド(FA)やグルタルアルデヒド(GA)等を用いた灌流固定が広く行われているが、FA/GAの刺激臭や有害性の除去対策が課題とされている。しかしながら、作業操作性と簡便さを損なわない有効な除去装置は開発されていない。特に、2008年度からFAが厚生労働省の有害化学物質取扱い特化則第2類物質の対象となり、作業環境を0.1ppm以下にすることが義務規定化された。



従来技術として、特許文献1~3が挙げられる。
特許文献1には、死亡した患者の病理解剖や、臓器移植のための臓器摘出を行うための解剖台が記載されている。また、天井から送風するとともに、解剖台上の周辺部から排気を行うことが記載されている。しかしながら、ホルムアルデヒドやグルタルアルデヒド等を用いて遺体の灌流固定を行うことは記載も示唆もされていない。また、給気部(給気ダクト)を解剖台本体に固定する点や冷却手段についても記載も示唆もされていない。
特許文献2には、病理、法医解剖等を行う際に、バイオハザードを低減する解剖台が記載されている。また、天井から送風するとともに、解剖台上の周辺部から排気を行うことも記載されている。しかしながら、ホルムアルデヒドやグルタルアルデヒド等を用いて遺体の灌流固定を行うことは記載も示唆もされていない。また、給気部(給気ダクト)を解剖台本体に固定する点や冷却手段についても記載も示唆もされていない。
特許文献3には、ホルムアルデヒド等を含む汚染空気を縁枠に設けた吸気口から吸気する解剖台が記載されている。しかしながら、被剖検体を解剖台上で灌流固定することは記載も示唆もされていない。また、給気部(給気ダクト)を解剖台本体に固定する点や冷却手段についても記載も示唆もされていない。

【特許文献1】特開平10-272138号公報

【特許文献2】特開2001-61909号公報

【特許文献3】特開2007-244762号公報

産業上の利用分野


本発明は、ホルムアルデヒドやグルタルアルデヒド等の灌流固定液を用いて、生物・医学系の動物実験や遺体の処理のための灌流固定を行うための灌流固定台に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
灌流固定液を用いて、生物を灌流固定処置するための灌流固定台であって、
灌流固定処置する生物を載置する台座本体と、
前記台座本体上面にあり、前記生物を載置するとともに、灌流固定液を下部に排出可能な灌流固定作業部と、
前記灌流固定作業部の下部に設けられ、前記灌流固定液を排出する排液口と、
前記灌流固定作業部の周囲に設けられた排気口と、
前記灌流固定作業部の上方に設けられた給気部と、
前記台座本体に設けられ、前記灌流固定作業部を冷却するため、低温側が前記灌流固定作業部周辺に設けられた熱交換器からなる冷却手段と、
を有し、
前記給気部は、給気ファンと、前記給気ファンからの空気を前記灌流固定作業部周辺に送り込む給気ダクトとを有し、
前記給気ダクトは、機械的特性の異なる2種類以上のフレキシブルダクトの組合せからなり、下部フレキシブルダクトの径は上部フレキシブルダクトの径より小さく、給気方向を可変にできる、
ことを特徴とする、灌流固定台。

【請求項2】
前記給気ダクトの空気送出側の内部に、照明装置または撮像装置を設ける、
ことを特徴とする、請求項1記載の灌流固定台。

【請求項3】
前記排液口の下部に設けられ、前記排液口から排出された廃液の流出経路を切替える、排液流路切替手段をさらに有する、
ことを特徴とする、請求項1または2記載の灌流固定台。

【請求項4】
前記給気部は、支柱を介して前記台座本体に固定されており、
前記給気ファンは、給気部周辺の室内空気を前記給気ダクトに送り込むものである、
ことを特徴とする、請求項1~いずれか記載の灌流固定台。

【請求項5】
前記排気口から排気された空気を排気ファンにより室外に排出するとともに、前記熱交換器の高温側で発生した熱も合わせて室外に排出する、
ことを特徴とする、請求項1~4いずれか記載の灌流固定台。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2008210544thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
山口TLOは平成11年11月に山口大学の教官50名の出資により設立された、リエゾン一体型のTLO活動会社です。山口大学を主とし、山口県内の大学・高専の研究成果をご紹介致します。特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


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