TOP > 国内特許検索 > 抗菌剤の製造方法

抗菌剤の製造方法 外国出願あり

国内特許コード P110002018
整理番号 S2008-0764-N0
掲載日 2011年3月24日
出願番号 特願2008-179484
公開番号 特開2010-018535
登録番号 特許第5358770号
出願日 平成20年7月9日(2008.7.9)
公開日 平成22年1月28日(2010.1.28)
登録日 平成25年9月13日(2013.9.13)
発明者
  • 坪川 紀夫
  • 皆川 真人
  • 小川 久朗
出願人
  • 国立大学法人 新潟大学
  • 株式会社双葉マテリアル
  • 株式会社 ナフタック
発明の名称 抗菌剤の製造方法 外国出願あり
発明の概要

【課題】耐熱性に優れ、樹脂、セラミックス、金属、溶媒などへの分散性に優れた抗菌剤の製造方法を提供する。
【解決手段】無機粒子とハロスルホニル基を有する化合物とを反応させてハロスルホニル基を無機粒子に結合させ、ハロスルホニル基が結合された無機粒子の存在下で抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する単量体をグラフト重合して抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する重合体を無機粒子に結合させ、次いで、前記の抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する重合体が結合された無機粒子と抗菌性化合物とを反応させて無機粒子に結合された重合体を抗菌性重合体に変成することによって、抗菌剤を得る。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


鮮魚や食肉などが直接に触れる部材に抗菌剤を混入或いは表面に塗工するなどして、上記部材の表面における細菌の増殖を抑制することが広く行われている。
このような抗菌剤として、例えば、多孔性のシリカゲルに銀錯塩等の抗菌成分を担持させたもの(特許文献1)が知られている。シリカゲルへの抗菌成分の担持法として、触媒調製法としてよく知られている含浸法、沈殿法、イオン交換法、メカノケミカル法、蒸着法などが特許文献1に開示されている。
また、特許文献2には、カテキンやサポニンなどのポリフェノール化合物系抗菌成分を添加したケイ酸塩水溶液をゲル化反応させて該抗菌成分をシリカゲル中に含有させたものが記載されている。
しかし、無機粒子に抗菌成分を担持または含有させただけの抗菌剤では、抗菌成分が溶出して、抗菌性能が経時的に低下してくる。溶出した抗菌成分が食品を汚染して、食用に適さなくなるということがある。また、抗菌剤のマトリックス中での分散性が悪く、抗菌剤入りの樹脂成形品は強度等が不足するなどの問題があった。



特許文献3には、抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外の無機酸化物とからなるコロイド微粒子の表面が高分子化合物で修飾された抗菌性無機酸化物コロイド粒子からなる抗菌剤が記載されている。この抗菌剤は分散性の改善を試みたものであるが、高分子化合物で表面を被覆してしまうので抗菌性能が十分でなくなる。



無機微粒子の表面に抗菌成分としての重合体を共有結合させる方法が、非特許文献1~4において提案されている。しかしながら、非特許文献1~4に開示される方法で得られたものは、無機微粒子へのグラフト率が40%弱であるので無機粒子に対する抗菌成分の量が少なく、抗菌剤の製造コストなどの点で未だ解決しなければならない課題があった。




【特許文献1】特開平5-155725号公報

【特許文献2】特開平11-313876号公報

【特許文献3】特開2002-80303号公報

【非特許文献1】坪川紀夫ら「グラフト化によるシリカナノ粒子表面への抗菌性の付与」高分子学会予稿集Vol54,No.2(2005)

【非特許文献2】坪川紀夫ら「抗菌性ポリマーのシリカナノ粒子表面へのグラフト化とその抗菌特性」高分子学会予稿集Vol.55,No.2(2006)

【非特許文献3】坪川紀夫ら「シリカナノ粒子表面への抗菌性ポリマーのグラフト反応」高分子学会予稿集Vol.54,No.1(2005)

【非特許文献4】TSUBOKAWA et al. "Preparation of Antibacterial Polymer-grafted Nano-sized Silica and Surface Properties of Silicone Rubber Filled with the Silica" Polymer Journal, Vol.38, No.8 p844-851 (2006)

産業上の利用分野


本発明は、抗菌剤の製造方法に関する。さらに詳細には、耐熱性に優れ、樹脂、セラミックス、金属、溶媒などへの分散性に優れた抗菌剤の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
無機粒子とハロスルホニル基を有する化合物とを反応させることによりハロスルホニル基を無機粒子に結合させ、
ハロスルホニル基が結合された無機粒子の存在下で、抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する単量体をグラフト重合することにより抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する重合体を無機粒子に結合させ、
次いで、前記の抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する重合体が結合された無機粒子と抗菌性化合物とを反応させることにより無機粒子に結合された前記重合体を抗菌性重合体に変成することを含む、抗菌剤の製造方法。

【請求項2】
無機粒子とハロスルホニル基を有する化合物とを反応させることによりハロスルホニル基を無機粒子に結合させ、
ハロスルホニル基が結合された無機粒子の存在下で、抗菌性官能基を有する単量体をグラフト重合することにより抗菌性重合体を無機粒子に結合させることを含む、抗菌剤の製造方法。

【請求項3】
無機粒子がシリカ粒子である請求項1または2に記載の抗菌剤の製造方法。

【請求項4】
抗菌性重合体がホスホニウム基を有する重合体である請求項1~3のいずれか1項に記載の抗菌剤の製造方法。
産業区分
  • 薬品
  • その他農林水産
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close