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アテローム動脈硬化抑制剤 コモンズ 外国出願あり

国内特許コード P110002142
整理番号 OP00522
掲載日 2011年4月5日
出願番号 特願2009-223472
公開番号 特開2011-068627
登録番号 特許第5467313号
出願日 平成21年9月28日(2009.9.28)
公開日 平成23年4月7日(2011.4.7)
登録日 平成26年2月7日(2014.2.7)
発明者
  • 西堀 正洋
  • 高橋 英夫
  • 森 秀治
  • 劉 克約
  • 友野 靖子
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
  • 医療法人創和会
発明の名称 アテローム動脈硬化抑制剤 コモンズ 外国出願あり
発明の概要 【課題】実際のアテローム動脈硬化の抑制に有効であり、且つ副作用の少ない薬剤の提供。
【解決手段】HMGB1(High Mobility Group Box 1、高移動度群タンパク質のBボックス1)のCテイルに結合する抗HMGB1モノクローナル抗体を有効成分とするアテローム動脈硬化抑制剤。該アテローム動脈硬化抑制剤は、静脈注射投与が好ましく、1回当たり0.2mg/kg以上、2mg/kg以下投与することが好ましい。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



アテローム動脈硬化は、アテローム硬化プラークと呼ばれる沈着物が動脈血管内膜層で発達し、血流が減少したり遮断される疾患である。さらに、アテローム硬化プラークは、線維性被膜の消化やカルシウムイオンの蓄積などにより硬くなって破裂する場合がある。破裂したアテローム硬化プラークでは、血栓が高頻度で形成される。また、破裂したアテローム硬化プラークへは血液が流れ込み、プラーク自体が増大し得る。また、破裂したアテローム硬化プラークから脂肪性の内容物が血液中へ流入し、別の箇所で血管を閉塞することもある。このようにアテローム動脈硬化は、進行すると血栓症や臓器虚血の原因となり、脳梗塞、心筋梗塞、腎不全などを引き起こす。





ある統計によれば、日本における死因は、上位からがんなどの悪性新生物、心臓病、脳血管疾患となっている。しかし、心臓病と脳血管疾患は動脈硬化が原因であり得、動脈硬化の中でもアテローム動脈硬化の割合が最も高いことから、実はアテローム動脈硬化こそが死因の第一位であるともいわれている。よって、アテローム動脈硬化の改善は非常に重要である。





アテローム動脈硬化に対しては、一般的に、スタチンなどの抗高脂血症薬や、アンギオテンシン受容体遮断薬などの抗高血圧薬が用いられる。しかし、アテローム動脈硬化の発生や進行には様々な要因が複雑に関与していることから、これらと作用機序の異なるアテローム動脈硬化抑制剤が求められていた。





アテローム動脈硬化は、血液中の単球が活性化されて血管内皮細胞下に侵入することから始まるといわれている。血管内膜層に侵入した単球はマクロファージへと変化し、さらにコレステロールなどの脂肪性物質を取り込んで泡沫細胞へと変化する。かかる泡沫細胞や平滑筋細胞が形質転換した上で遊走して蓄積し、アテローム硬化プラークが形成される。ここで、単球やマクロファージの活性化は、炎症反応で見られる現象である。よって、炎症反応を抑制する因子によりアテローム動脈硬化を治療するということが検討されている。





例えば特許文献1には、HMG(高移動度群タンパク質)の一部を構成するAボックスを含むポリペプチドや、或いはHMGの一部を構成するBボックスへ特異的に結合する抗体により起炎症性サイトカインの放出を阻害し、炎症性サイトカインカスケードを原因とする疾患を処置することが記載されている。かかる疾患の一つとして、アテローム動脈硬化が記載されている。





また、特許文献2には、HMGのボックスに結合する抗体によりアテローム動脈硬化などの血管疾患を治療することが記載されている。





上記特許文献において、HMGとして利用されているのは、HMGB1(High Mobility Group Box 1)である。

産業上の利用分野



本発明は、アテローム動脈硬化を抑制するための薬剤に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
HMGB1のCテイルに結合する抗HMGB1モノクローナル抗体を有効成分とすることを特徴とするアテローム動脈硬化抑制剤。

【請求項2】
静脈注射投与するものである請求項1に記載のアテローム動脈硬化抑制剤。

【請求項3】
抗HMGB1モノクローナル抗体を、1回当たり0.2mg/kg以上、2mg/kg以下投与するものである請求項2に記載のアテローム動脈硬化抑制剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) S2009-1192-N0
特許内容に関しての問い合せ窓口は岡山大学連携機構知的財産部門です。

技術移転に関しては岡山TLOが窓口になります。


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