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アイソトープ標識化合物及びアイソトープ標識化合物前駆体

国内特許コード P110002150
整理番号 S2009-1162-N0
掲載日 2011年4月5日
出願番号 特願2009-218247
公開番号 特開2011-063574
登録番号 特許第5618042号
出願日 平成21年9月21日(2009.9.21)
公開日 平成23年3月31日(2011.3.31)
登録日 平成26年9月26日(2014.9.26)
発明者
  • 桑田 一夫
  • 木村 力
  • 武藤 淳二
  • 古山 浩子
  • 鈴木 正昭
  • 渡辺 恭良
  • 土居 久志
  • 佐古 健生
出願人
  • 国立大学法人岐阜大学
発明の名称 アイソトープ標識化合物及びアイソトープ標識化合物前駆体
発明の概要 【課題】短時間で製造することができ、PET法に好適に用いることができ、プリオン病の診断や薬物動態解析が可能な、アイソトープ標識化合物及びその合成用前駆体を提供すること。
【解決手段】
本発明のアイソトープ標識標識抗プリオン活性化合物は、下記一般式(a)(式中、R、Rは同一又は異なって、水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、メルカプト基、シアノ基、カルボキシ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、アシロキシ基、アシル基、置換基を有してもよい炭化水素基、置換基を有してもよい複素環式基、置換基を有してもよいアミノ基、又は互いに結合してヘテロ原子を含んでいてもよい炭化水素環を示す。環Z及び環Zは、それぞれ置換基を有していてもよい、窒素原子を一つ含有する環を示す。)又はその塩からなる。



【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



クロイツフェルト・ヤコブ病に代表されるプリオン病はプリオンタンパク質の関与する一群の神経変性疾患の総称であり、脳などの組織に変性した異常型プリオンタンパク質が蓄積することを特徴とする。プリオン病の感染因子はこの異常型プリオンタンパク質であると考えられており、異常型プリオンタンパク質は正常組織に発現するプリオンタンパク質を、異常型プリオンタンパク質へと変換することによって増殖する。このため、プリオン病は、感染症のような側面も併せ持つ。





プリオン病の原因が、上述のように異常型プリオンタンパク質による正常組織に発現するプリオンタンパク質の異常型プリオンタンパク質への変換にあるとすれば、この変換を阻害する物質が見つかれば、プリオン病の進行を食い止めることができるはずである。このような考え方から、異常型プリオンタンパク質の増殖を抑制する化合物(以下「抗プリオン活性化合物」という)がプリオン病の治療薬として注目されている。





本発明者らは、正常型プリオンに存在する結合ポケットのうち、A-S2ループとヘリックスBのC端側との間にある結合ポケットに焦点を当て、計算機によるドッキングシミュレーションにより、多数の化合物についてのプリオンタンパク質の結合ポケットへの親和力について計算を行った。その計算の結果、結合ポケットによくフィットする化合物として2-pyrrolidin-1-yl-N-[4-[4-(2-pyrrolidin-1-yl-acetylamino)-benzyl]-phenyl]-acetamide(下記化学構造)及びその類縁体を選び、それらを合成した。さらには、それらの化合物が、正常型プリオンから感染型プリオンへの構造変換を抑制する抗プリオン活性化合物であることを見出し、プリオン病の予防薬、治療薬としての有効性を立証した(特許文献1、2)。

【化1】




産業上の利用分野



本発明は、正常なプリオンタンパク質に特異的に結合するアイソトープ標識化合物及びその前駆体に関し、陽電子放射断層撮像法(以下「PET」という)に用いる分子プローブ、プリオンタンパク質のイメージング及び薬物動態解析に好適に用いることができる。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(a)(式中、R11CH、CH18F及びCF18Fのいずれかであり、R及びRは同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示す。)、又はその薬学上許容される塩、水和物、若しくは溶媒和物からなることを特徴とするアイソトープ標識化合物。
【化1】



【請求項2】
下記一般式(b)(式中、R及びRは同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示す。)で示される請求項1記載のアイソトープ標識化合物。
【化2】



【請求項3】
下記有機スズ化合物(c)(式中、R及びRは同一又は異なって、水素原子又は炭化水素基を示し、Rはアルキル基を示す。)からなることを特徴とするアイソトープ標識化合物前駆体。
【化3】



【請求項4】
請求項1又は2に記載のアイソトープ標識化合物を含有することを特徴とするPET用分子プローブ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
岐阜大学産官学連携推進本部では、岐阜大学における知的財産の創出・管理・活用のマネジメントをしています。上記の特許・技術に関心のある方は、下記問い合わせ先に整理番号とともにご相談下さい。


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