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原料植物種判定方法 コモンズ

国内特許コード P110002183
整理番号 S2009-0318-N0
掲載日 2011年4月6日
出願番号 特願2009-021695
公開番号 特開2010-172322
登録番号 特許第5610331号
出願日 平成21年2月2日(2009.2.2)
公開日 平成22年8月12日(2010.8.12)
登録日 平成26年9月12日(2014.9.12)
発明者
  • 田原 誠
  • 山下 裕樹
  • 中川 藍
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 原料植物種判定方法 コモンズ
発明の概要 【課題】加工食品に含まれる原料植物の植物種を高精度かつ定量的に判定できる方法を提供する。
【解決手段】植物ゲノムに原料植物の植物種固有のレトロトランスポゾン挿入部位が存在するか否かを検出し、この検出結果に基づいて、原料植物の植物種を判定するので、高精度かつ定量的な原料植物の植物種の判定を行うことが可能となる。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



植物種の同定技術としては、例えば非特許文献1に記載のように、葉緑体DNAの遺伝子間領域の塩基配列の違いを利用して、植物種を同定する方法(PS-ID法)が知られている。また、加工食品に含まれるアレルゲン物質を定性分析・定量分析する方法としては、分析対象のアレルゲン物質に対する抗体を用いる方法が開発されている。また、コムギ、そば、落花生等といったアレルゲン物質となる植物種の遺伝子をPCRにより検出する方法が開発されている。





また、非特許文献2には、ゲノムにおけるレトロトランスポゾンの個々の挿入位置を、制限酵素処理末端へのアダプター付加法(S-SAP:Sequence-Specific Amplification Polymorphism法)により、挿入位置近傍のゲノム配列(制限酵素認識部位)とLTR配列間の核酸増幅を区別する方法が記載されている。

産業上の利用分野



本発明は、加工食品に含まれる原料植物の植物種を判定する原料植物種判定方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
加工食品に含まれる原料植物の植物種を判定する原料植物種判定方法であって、
植物ゲノムに原料植物の植物種固有のレトロトランスポゾン挿入部位が存在するか否かを検出し、この検出結果に基づいて、原料植物の植物種を判定し、
上記植物ゲノムに原料植物の植物種固有のレトロトランスポゾン挿入部位が存在するか否かの検出には、
判定対象とする植物種の品種のゲノムに共通して存在しているレトロトランスポゾン挿入部位における、当該レトロトランスポゾンに隣接するゲノム領域の塩基配列に基づいて設計されるプライマーと、レトロトランスポゾンの塩基配列に基づいて設計されるプライマーとを組み合わせたプライマーセットを用いて、加工食品から調製したDNAを鋳型として核酸増幅反応を行い、増幅産物の有無を確認する方法を用い、
上記原料植物の植物種固有のレトロトランスポゾン挿入部位は、原料植物種のゲノムに存在するが原料植物種以外の植物種のゲノムには存在しないレトロトランスポゾンの挿入部位であり、
当該原料植物の植物種固有のレトロトランスポゾン挿入部位は、判定対象とする植物種の品種について、ゲノム中のレトロトランスポゾン挿入部位を比較して、当該植物種の品種のゲノムに共通して存在しているレトロトランスポゾン挿入部位を選択し、選択されたレトロトランスポゾン挿入部位について、原料植物種以外の植物種のゲノムに存在するか否かの確認を行い、
上記確認の結果、原料植物種以外の植物種のゲノムに存在しないレトロトランスポゾン挿入部位を、上記原料植物の植物種固有のレトロトランスポゾン挿入部位として決定し、
上記原料植物の植物種はアズキであり、
上記レトロトランスポゾンに隣接するゲノム領域の塩基配列に基づいて設計されるプライマーは、配列番号1または2に示される塩基配列に基づいて設計されるプライマーであり、
上記レトロトランスポゾンの塩基配列に基づいて設計されるプライマーは、配列番号3に示される塩基配列からなるプライマーであることを特徴とする原料植物種判定方法。

【請求項2】
上記増幅産物の断片長は40bp~600bpであることを特徴とする請求項1に記載の原料植物種判定方法。

【請求項3】
上記加工食品はアズキを原料に含むことを特徴とする請求項1または2に記載の原料植物種判定方法。

【請求項4】
上記レトロトランスポゾンの塩基配列に基づいて設計されるプライマーは、配列番号3に示される塩基配列からなるプライマーであり、
上記レトロトランスポゾン挿入部位のレトロトランスポゾンに隣接するゲノム領域の塩基配列に基づいて設計されるプライマーは、配列番号4または5に示される塩基配列からなるプライマーから選択されることを特徴とする請求項1に記載の原料植物種判定方法。

【請求項5】
上記原料植物種以外の植物種は、原料植物の近縁種であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の原料植物種判定方法。

【請求項6】
請求項4に記載の原料植物種判定方法に用いるプライマーであって、配列番号3~5に示される塩基配列からなることを特徴とするアズキ種判定用プライマー。

【請求項7】
請求項1~3、5のいずれか1項に記載の原料植物種判定方法を実施するためのキットであって、レトロトランスポゾンに隣接するゲノム領域の塩基配列に基づいて設計されるプライマーと、レトロトランスポゾンの塩基配列に基づいて設計されるプライマーとを含み、
上記レトロトランスポゾンに隣接するゲノム領域の塩基配列に基づいて設計されるプライマーは、配列番号1または2に示される塩基配列に基づいて設計されるプライマーであり
上記レトロトランスポゾンの塩基配列に基づいて設計されるプライマーは、配列番号3に示される塩基配列からなるプライマーであることを特徴とするアズキ種判定キット。

【請求項8】
請求項4または5に記載の原料植物種判定方法を実施するためのキットであって、配列番号3に示される塩基配列からなるプライマーを含み、かつ、配列番号4または5に示される塩基配列からなるプライマーのうち少なくとも1つ以上を含むことを特徴とするアズキ種判定キット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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