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非特発性間質性肺炎の治療薬のスクリーニング方法

国内特許コード P110002248
整理番号 S2009-0181-N0
掲載日 2011年4月8日
出願番号 特願2008-324484
公開番号 特開2010-145294
登録番号 特許第5632994号
出願日 平成20年12月19日(2008.12.19)
公開日 平成22年7月1日(2010.7.1)
登録日 平成26年10月24日(2014.10.24)
発明者
  • 出原 賢治
  • 白石 裕士
  • 鈴木 章一
  • 内田 賢
  • 太田 昭一郎
  • 相澤 久道
  • 星野 友昭
  • 岡元 昌樹
  • 福田 健
  • 石井 芳樹
  • 相良 博典
  • 福島 泰次
出願人
  • 国立大学法人佐賀大学
  • 学校法人 久留米大学
  • 学校法人獨協学園獨協医科大学
発明の名称 非特発性間質性肺炎の治療薬のスクリーニング方法
発明の概要 【課題】非特発性間質性肺炎の検出方法及び非特発性間質性肺炎の治療薬のスクリーニング方法の提供。
【解決手段】 薬剤投与を受けた患者、放射線照射を受けた患者、膠原病患者又は感染症患者由来の被検試料におけるペリオスチン遺伝子又はペリオスチンタンパク質の発現レベルを測定する工程を含む、非特発性間質性肺炎の検出方法、並びに、ペリオスチンを産生する能力を有する細胞又は組織を微生物感染処理、薬物処理及び/又は放射線処理するとともに候補物質と接触させた場合におけるペリオスチン遺伝子又はペリオスチンタンパク質の発現レベルを測定する工程を含む、非特発性間質性肺炎の予防又は治療薬のスクリーニング方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



間質性肺炎は線維化を特徴とする肺疾患であり、組織学的にはコラーゲンなどのマトリックスタンパク質の沈着とそれに伴う肺胞構造の破壊を特徴とする。薬剤により誘導される薬剤性肺障害と原因不明な特発性間質性肺炎がその代表である。薬剤性肺障害に対する治療は、原因薬剤の除去が第一義となっており、また、特発性間質性肺炎の治療薬として、ピルフェニドンが実用化されつつある。しかし、これ以外の治療薬が存在しないため、間質性肺炎を治療することが困難である。間質性肺炎は進行すると肺組織におけるガス交換を障害し、最終的には死に至る場合も多い。このため、間質性肺炎における線維化に関連する分子を標的として治療薬を開発することができれば、患者にとって有用となる。





他方、本発明者らは、ペリオスチン(骨芽細胞特異因子2)が気管支喘息の線維化における新規の構成成分であり、ペリオスチン遺伝子の発現レベルの測定がアレルギー性疾患の検査方法として有用であることを見出し、ペリオスチン遺伝子の発現レベルを測定する工程をアレルギー性疾患の検査方法を開発した(第4155561号特許、G. Takayama et al., J Allergy Clin Immunol, vol.118, 98-104, 2006)。

【特許文献1】

4155561号特許

【非特許文献1】

. Takayama et al., J Allergy Clin Immunol, vol.118, 98-104, 2006

産業上の利用分野


本発明は、非特発性間質性肺炎の検出方法及び非特発性間質性肺炎の治療薬のスクリーニング方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
薬剤投与を受けた患者、放射線照射を受けた患者、膠原病患者又は感染症患者由来の被
検試料におけるペリオスチンタンパク質の発現レベルを測定する工程を含む、非特発性間
質性肺炎の検出方法。

【請求項2】
(i) 薬剤投与を受けた患者、放射線照射を受けた患者、膠原病患者又は感染症患者由来
の被検試料におけるペリオスチン遺伝子又はペリオスチンタンパク質の発現レベルと、(i
i)正常試料におけるペリオスチンタンパク質の発現レベルとを比較する工程を含む、請求
項1に記載の方法。

【請求項3】
(i) 薬剤投与を受けた患者、放射線照射を受けた患者、膠原病患者又は感染症患者由来
の被検試料におけるペリオスチンタンパク質の発現レベルが、(ii)正常試料におけるペリ
オスチンタンパク質の発現レベルよりも高いときに、前記患者は非特発性間質性肺炎であ
る、又は非特発性間質性肺炎が疑われることを示す、請求項1又は2に記載の方法。

【請求項4】
非特発性間質性肺炎が、薬剤性間質性肺炎及び放射線照射に基づく間質性肺炎からなる
群から選択される少なくとも1つである、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。

【請求項5】
被検試料が肺組織及び/又は血液である、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。

【請求項6】
測定が免疫測定法によるものである、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。

【請求項7】
ペリオスチンを産生する能力を有する細胞又は組織を薬物処理するとともに候補物質と
接触させた場合におけるペリオスチン遺伝子又はペリオスチンタンパク質の発現レベルを
測定する工程を含む、非特発性間質性肺炎の予防又は治療薬の候補薬のスクリーニング方
法。

【請求項8】
(i) ペリオスチンを産生する能力を有する細胞又は組織を薬物処理するとともに候補物
質と接触させた場合におけるペリオスチン遺伝子又はペリオスチンタンパク質の発現レベ
ルと、(ii) ペリオスチンを産生する能力を有する細胞又は組織を薬物処理するが候補物
質と接触させない場合におけるペリオスチン遺伝子又はペリオスチンタンパク質の発現レ
ベルとを比較する工程を含む、請求項7に記載の方法。

【請求項9】
(i)ペリオスチンを産生する能力を有する細胞又は組織を薬物処理するとともに候補物
質と接触させた場合におけるペリオスチン遺伝子又はペリオスチンタンパク質の発現レベ
ルが、(ii)ペリオスチンを産生する能力を有する細胞又は組織を薬物処理するが候補物質
と接触させない場合におけるペリオスチン遺伝子又はペリオスチンタンパク質の発現レベ
ルよりも低いときに、候補物質を非特発性間質性肺炎の予防又は治療薬の候補薬として選
択する工程を含む、請求項8に記載の方法。

【請求項10】
非特発性間質性肺炎が、薬剤性間質性肺炎、放射線照射に基づく間質性肺炎、膠原病に
基づく間質性肺炎及び感染症に基づく間質性肺炎からなる群から選択される少なくとも1
つである、請求項7~9のいずれか1項に記載の方法。

【請求項11】
測定が免疫測定法によるものである、請求項7~10のいずれか1項に記載の方法。

【請求項12】
ペリオスチンに対する抗体、又は配列番号1、3若しくは5に示される塩基配列から設
計されたペリオスチン遺伝子検出用プローブ若しくは増幅用プライマーセットを含む、請
求項1~6のいずれか1項に記載の検出用又は請求項7~11のいずれか1項に記載のス
クリーニング方法用キット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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