TOP > 国内特許検索 > ナノシートの製造方法

ナノシートの製造方法

国内特許コード P110002293
整理番号 S2009-0073-N0
掲載日 2011年4月11日
出願番号 特願2008-282530
公開番号 特開2010-106352
登録番号 特許第5376498号
出願日 平成20年10月31日(2008.10.31)
公開日 平成22年5月13日(2010.5.13)
登録日 平成25年10月4日(2013.10.4)
発明者
  • 諏訪 浩司
  • 新原 ▲こう▼一
  • 末松 久幸
  • 中山 忠親
  • 鈴木 常生
  • 浅見 廣樹
  • 石原 知
出願人
  • 国立大学法人長岡技術科学大学
発明の名称 ナノシートの製造方法
発明の概要

【課題】化学反応による生成方法によらずに、簡便且つ低コストで、金属などのナノシートを製造できる新しい技術を提供する。
【解決手段】液体中に設置された金属を、当該金属の気化エネルギーに対して3倍以上の電気エネルギーを用いて通電加熱することにより厚さ1~50nm、大きさ100nm~5μmのナノシートを製造する。断面積0.0001~5mm2、長さ5~500mmの長尺形状を有し、銀または銀を50~100mol%含む合金である金属を、0.1μ秒~10秒通電加熱し得られる。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


厚さが1μm以下であり、厚さに対して大きな面積を有する板状物質は、表面物性の機能が大きく、ナノシートと称されている。ナノシートを製造する手法として、化学溶液の電気分解、ゾル-ゲル法により得られる酸化ナノシートの還元などがある。たとえば、硝酸銀水溶液とホウ酸水溶液からなる電解質溶液に硝酸を加え、これを定電流電解装置で電析を行い作製した銀ナノシートがある(特許文献1)。



しかし、それらの生成プロセスは原理的に化学反応を基本とするものであり、複数の工程から成る煩雑な操作を要する。また、一般に、これらの化学反応を酸またはアルカリなどを添加することを要し、さらには、目的とするナノシートとともに副生成物を生じるため、ナノシートの生成後に残存した酸またはアルカリ、副生成物を分離する操作が必要である。



一方、物理反応を伴うナノスケールの材料を合成する手法として、金属材料を通電加熱して材料を得る方法がある。たとえば、exploding wireを用いた銀ナノ粒子の作製がある(F. G. Karioris, B. R. Fish, and G. W. Royster, in Exploding Wires, edited by W. G. Chace and H. K. More (Plenum, NY, 1962), Vol. 2, p. 299.)。この手法では、通電加熱によって形成した金属蒸気が冷却されて固体粒子を形成するために、ナノシートのような形状異方性の高い生成物を得ることは容易ではない。



最近、金属の通電加熱によるナノ粒子合成法の発展のために、液体中で金属材料を通電加熱し放電させる手法も報告されている。しかし、依然としてこれまでに、液体中での通電加熱によっても、ナノシートのような形状異方性の高い組成物の作製例は報告されていなかった。



【特許文献1】特開2005-179734号公報

産業上の利用分野


本発明は、簡便で低コストであるナノシートの製造方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
液体中に設置された断面積0.0001~5mm、長さ5~500mmの長尺形状の金属を、当該金属の気化エネルギーに対して10~100倍の電気エネルギーを用いて0.1μ秒~100μ秒通電加熱することで厚さ1~50nm、大きさ100nm~5μmの多角形状のナノシートを製造することを特徴とするナノシートの製造方法。
【請求項2】
前記金属が銀または銀を50~100mol%含む合金であることを特徴とする請求項1記載のナノシートの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2008282530thum.jpg
出願権利状態 登録
上記の特許・技術に関心のある方は、下記問い合わせ先にご相談下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close