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変異バチルス属細菌

国内特許コード P110002331
整理番号 00043
掲載日 2011年4月13日
出願番号 特願2009-195857
公開番号 特開2011-045281
登録番号 特許第5474448号
出願日 平成21年8月26日(2009.8.26)
公開日 平成23年3月10日(2011.3.10)
登録日 平成26年2月14日(2014.2.14)
発明者
  • 河村 富士夫
  • 七宮 英晃
  • 劉 生浩
  • 荒 勝俊
出願人
  • 花王株式会社
  • 学校法人立教学院
発明の名称 変異バチルス属細菌
発明の概要 【課題】タンパク質又はポリペプチドの生産性に優れた変異バチルス属細菌の提供。
【解決手段】枯草菌リボソームタンパク質遺伝子rpmBrpmF及びrpmJならびにそれらの遺伝子に相当するリボソームタンパク質遺伝子から選択される遺伝子のいずれか1以上が欠失又は不活性化されていることを特徴とする変異バチルス属細菌、および当該変異バチルス属細菌に目的タンパク質又はポリペプチドをコードする遺伝子が発現可能に導入された組換えバチルス属細菌。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要



微生物による有用物質の工業的生産は、アルコール飲料や味噌、醤油等の食品類をはじめとし、アミノ酸、有機酸、核酸関連物質、抗生物質、糖質、脂質、タンパク質等、その種類は多岐に渡っており、またその用途についても食品、医薬品、洗浄剤、化粧品等の日用品、或いは各種化成品原料に至るまで幅広い分野に広がっている。





こうした微生物による有用物質の工業生産においては、その生産性の向上が重要な課題の一つであり、その手法として、突然変異等の遺伝学的手法による生産菌の育種が行われてきた。特に最近では、微生物遺伝学、バイオテクノロジーの発展により、遺伝子組換え技術等を用いたより効率的な生産菌の育種が行われるようになっている。





リボソームは、あらゆる生物の細胞内に存在する構造であり、mRNAの遺伝情報を読み取ってタンパク質へと変換するプロセスである翻訳が行われる機構である。リボソームは大小2つのサブユニットからなり、各サブユニットはリボソームタンパク質とリボソームRNA(rRNA)の複合体である。例えば枯草菌の場合、リボソームは他の細菌と同様に50S及び30Sサブユニットからなり(非特許文献1)、リボソーム全体としては57種類のリボソームタンパク質と3種類のrRNAから構成されている。リボソーム中で、rRNAは密に折り畳まれてコアを形成し、翻訳プロセスにおけるペプチド結合形成の触媒作用に中心的な役割を果たしている。一方、リボソームタンパク質は通常リボソーム表面に存在してrRNAの隙間を埋めており、主にRNAコアの安定化に貢献している。リボソームの細胞における重要性からみて、ほとんどのリボソームタンパク質遺伝子は必須遺伝子と考えられている(非特許文献2)。

産業上の利用分野



本発明は、新規な変異バチルス属細菌、及び当該変異バチルス属細菌を用いたタンパク質又はポリペプチドの製造に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
枯草菌リボソームタンパク質遺伝子rpmB、rpmF及びrpmJならびにそれらの遺伝子と90%以上の塩基配列同一性を有し、50Sリボソームタンパク質をコードするバチルス属細菌遺伝子から選択される遺伝子のいずれか1以上が欠失又は不活性化されており、且つ目的タンパク質又はポリペプチドをコードする遺伝子が発現可能に導入されており、
該目的タンパク質又はポリペプチドをコードする遺伝子の上流に、転写開始制御領域、翻訳開始制御領域及び分泌シグナル領域からなる3領域が作動可能に結合されており、
該3領域が、配列番号1の塩基番号1~659で示される塩基配列からなるDNA断片、配列番号3の塩基番号1~696で示される塩基配列からなるDNA断片、又は該DNA断片のいずれかと90%以上の塩基配列同一性を有するDNA断片である、
組換えバチルス属細菌。

【請求項2】
前記目的タンパク質又はポリペプチドがセルラーゼである請求項記載の組換えバチルス属細菌。

【請求項3】
組換え枯草菌株である請求項1又は2記載の組換えバチルス属細菌。

【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項記載の組換えバチルス属細菌を用いるタンパク質又はポリペプチドの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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