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ファイル管理装置、その方法、及びプログラム 新技術説明会

国内特許コード P110002335
掲載日 2011年4月13日
出願番号 特願2009-247818
公開番号 特開2011-095909
登録番号 特許第4604168号
出願日 平成21年10月28日(2009.10.28)
公開日 平成23年5月12日(2011.5.12)
登録日 平成22年10月15日(2010.10.15)
発明者
  • 掛下 哲郎
出願人
  • 国立大学法人佐賀大学
発明の名称 ファイル管理装置、その方法、及びプログラム 新技術説明会
発明の概要


【課題】利用者の利便性を向上させてファイルへのアクセスを容易にすると共に、既存の階層構造により管理されるファイルについて、作業の手間を掛けずに、複数の分類基準で形成される階層構造を生成し振り分けることができるファイル管理装置等を提供する。
【解決手段】階層構造によりファイルを管理するファイル管理装置10において、管理の対象となる複数の管理ファイルを格納するファイル記憶部11と、複数の階層構造をそれぞれ異なる分類基準で形成し、形成された各階層構造ごとに全ての管理ファイルについて、管理ファイルと各階層構造におけるノードとの対応情報を記憶する対応情報記憶部30と、対応情報記憶部30が記憶する対応情報に基づいて、管理ファイルの階層構造を分類基準ごとに切り替えて表示する表示制御部38とを備える。
【選択図】図3

従来技術、競合技術の概要


情報社会の進展に伴い、あらゆるオフィスにおいて大量の電子ファイルが蓄積されている。現代における組織活動(営利企業のビジネス活動だけに限定するものではなく、国、地方自治体、病院、学校、非営利組織等における活動も同様である)は情報を基盤としており、組織内で生み出されるデータの量や、組織外部から取得するデータ量は急速に増大している。それらの情報の検索と分析に、平均で労働時間の24%を費やしているとのレポートもある(The Hidden Costs of Information Work, IDC(2006)を参照)。



デジタル化の重要な狙いはコンテンツの再利用であるが、これを効果的に実現するためには、蓄積されたファイルが系統的に整理されていることが不可欠である。また、最近は、企業等におけるIT統制の必要性も高まっており、特にデジタル化された情報に対するきめ細かなセキュリティ管理、アクセス管理、ファイル管理等の重要性が高い。これらを実現するためには様々な条件を指定してファイル等を絞り込み、得られたファイル等を利用者が望む各種の観点に基づいて整理した上で提示する必要がある。



発明者らは、上記の必要性に基づいてファイルの階層構造を多次元的に管理する多次元分類方式を提案している(非特許文献1、2を参照)。多次元分類方式は、分類対象となるエンティティを複数の木構造と対応付けて分類する方式である。エンティティは電子的に保持されている情報であれば任意である。それぞれの木構造は、特定の観点に基づいたエンティティの分類基準を表現しており、親子の節点間にはIS-A関連(子節点は親節点の特別な場合に対応)が成立するように構築する(IS-A制約)。また、同一木構造の兄弟節点は互いに排他的なものとする(排他制約)。IS-A制約により分類基準の一貫性を保つことができ、排他制約によって分類基準の明確化が図られる。これによりMECEな木構造が構築され、木構造の理解も容易になるため、ファイルの分類作業や検索作業の効率が高まる。



多次元分類方式の特徴としては以下が挙げられる。(1)分類に用いる個別の木構造が一貫しており、比較的小規模になるため、利用者による木構造の理解、及び保守が容易である。(2)個別の木構造や木構造の節点を利用者が自由に指定してエンティティを検索できる。木構造や節点の指定順序も自由に指定できるため、検索の際の自由度が大きい。(3)蓄積されている情報の全体像を利用者が容易に把握できる。これにより所望の情報がシステムに登録されているか否かを素早く判断できる。



また、上記ファイル管理に関連する技術として、次の技術が開示されている。特許文献1に示す技術は、ファイルを複数の観点から分類・整理することのできるファイル管理装置で、その機能を従来のファイルシステムに容易に追加して実現できるものであり、ファイル管理処理部と記憶部と入力部と表示部とを備え、記憶部には、ファイル割り当てテーブル記憶域とファイル記憶域とを含み、ファイル記憶域には、仮想ファイル割り当てテーブル記憶域が含まれ、仮想ファイル割り当てテーブル記憶域には、仮想フォルダの管理情報として、ファイル割り当てテーブル記憶域で管理されている階層構造とは異なる階層構造の情報が含まれ、ファイル管理処理部内の各処理部が仮想ファイル割り当てテーブルを操作する処理を行うものである。

産業上の利用分野


本発明は、ファイルを多次元的な階層構造で管理するファイル管理装置等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
階層構造によりファイルを管理するファイル管理装置において、
管理の対象となる複数の管理ファイルを格納するファイル格納手段と、
複数の階層構造をそれぞれ異なる分類基準で形成し、当該形成された各階層構造ごとに前記全ての管理ファイルについて、当該管理ファイルと前記各階層構造におけるノードとの対応情報を記憶すると共に、前記管理ファイルと既存の旧階層構造におけるノードとの既存対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、
前記既存対応情報から、前記旧階層構造におけるノードの名称に基づいて、前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造のそれぞれにおける各ノードと前記全ての管理ファイルとを対応付ける前記対応情報を生成する対応情報生成手段と、
前記対応情報記憶手段が記憶する対応情報に基づいて、前記管理ファイルの階層構造を前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造ごとに切り替えて表示する表示制御手段とを備え
前記対応情報生成手段が、
前記旧階層構造におけるノードの名称と前記新階層構造における属性情報とを対応付けるノード属性対応情報を記憶するノード属性記憶手段と、
前記ノード属性記憶手段が記憶するノード属性対応情報に基づいて、前記旧階層構造におけるノードの名称を、前記属性情報に該当するノードについては当該属性情報の属性値に、前記属性情報に該当しないノードについては任意の共通した名称に変換する名称変換手段と、
前記名称変換手段により、名称が前記任意の共通した名称に変換されたノードについて、当該ノードを削除するノード削除手段と、
前記ノード削除手段が削除しなかったノードであって、前記名称変換手段が同一の名称に変換したノードについて、当該ノードを統合して一のノードとするノード統合手段とを備え、名称が前記属性値に変換されたノード構成により、前記管理ファイルと前記新階層構造における各ノードとが対応付けられることを特徴とするファイル管理装置。

【請求項2】
請求項1に記載のファイル管理装置において、
任意の一の前記新階層構造における任意のノードに振り分けられた一又は複数の第1ファイルと、任意の他の前記新階層構造における任意のノードに振り分けられた一又は複数の第2ファイルとで重複するファイルを共通ファイルとして抽出するファイル抽出手段を備え、
前記表示制御手段が、前記第1ファイルの一覧が表示されている状態から、前記第2ファイルの一覧が表示される状態に切り替えて表示する場合に、前記ファイル抽出手段で抽出された共通ファイルの一覧を表示することを特徴とするファイル管理装置。

【請求項3】
請求項1又は2に記載のファイル管理装置において、
前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造における各ノード配下のファイル数を演算するファイル数演算手段を備え、
前記表示制御手段が、前記ファイル数演算手段で演算されたファイル数を前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造における各ノードに隣接して表示することを特徴とするファイル管理装置。

【請求項4】
請求項に記載のファイル管理装置において、
前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造のうち、任意の一の階層構造が選択されている場合に、当該選択されている任意の一の新階層構造以外の任意の他の新階層構造について、主記憶上で各ノードのファイル数を演算して保持し、前記任意の他の新階層構造が選択された場合に、前記主記憶上で保持されたファイル数に基づいて、当該選択された任意の他の新階層構造における各ノードのファイル数を演算することを特徴とするファイル管理装置。

【請求項5】
コンピュータが、階層構造によりファイルを管理するファイル管理方法において、
管理の対象となる複数の管理ファイルを格納し、
前記管理ファイルと既存の旧階層構造におけるノードとの既存対応情報を記憶し、
前記既存対応情報から、前記旧階層構造におけるノードの名称に基づいて、前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造のそれぞれにおける各ノードと前記全ての管理ファイルとを対応付ける対応情報を生成して記憶し、
前記記憶された対応情報に基づいて、前記管理ファイルの階層構造を前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造ごとに切り替えて表示するファイル管理方法であって、
前記対応情報が、
前記旧階層構造におけるノードの名称と前記新階層構造における属性情報とを対応付けるノード属性対応情報を記憶するノード属性記憶ステップと、
前記ノード属性記憶ステップで記憶されたノード属性対応情報に基づいて、前記旧階層構造におけるノードの名称を、前記属性情報に該当するノードについては当該属性情報の属性値に、前記属性情報に該当しないノードについては任意の共通した名称に変換する名称変換ステップと、
前記名称変換ステップにより、名称が前記任意の共通した名称に変換されたノードについて、当該ノードを削除するノード削除ステップと、
前記ノード削除ステップが削除しなかったノードであって、前記名称変換ステップで同一の名称に変換されたノードについて、当該ノードを統合して一のノードとするノード統合ステップと、
により生成され、名称が前記属性値に変換されたノード構成により、前記管理ファイルと前記新階層構造における各ノードとが対応付けられることを特徴とするファイル管理方法。

【請求項6】
階層構造によりファイルを管理するようにコンピュータを機能させるファイル管理プログラムにおいて、
管理の対象となる複数の管理ファイルを格納するファイル格納手段、
複数の階層構造をそれぞれ異なる分類基準で形成し、当該形成された各階層構造ごとに前記全ての管理ファイルについて、当該管理ファイルと前記各階層構造におけるノードとの対応情報を記憶すると共に、前記管理ファイルと既存の旧階層構造におけるノードとの既存対応情報を記憶する対応情報記憶手段、
前記既存対応情報から、前記旧階層構造におけるノードの名称に基づいて、前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造のそれぞれにおける各ノードと前記全ての管理ファイルとを対応付ける前記対応情報を生成する対応情報生成手段、
前記対応情報記憶手段が記憶する対応情報に基づいて、前記管理ファイルの階層構造を前記異なる分類基準で形成される複数の新階層構造ごとに切り替えて表示する表示制御手段としてコンピュータを機能させ、
前記対応情報生成手段が、
前記旧階層構造におけるノードの名称と前記新階層構造における属性情報とを対応付けるノード属性対応情報を記憶するノード属性記憶手段、
前記ノード属性記憶手段が記憶するノード属性対応情報に基づいて、前記旧階層構造におけるノードの名称を、前記属性情報に該当するノードについては当該属性情報の属性値に、前記属性情報に該当しないノードについては任意の共通した名称に変換する名称変換手段、
前記名称変換手段により、名称が前記任意の共通した名称に変換されたノードについて、当該ノードを削除するノード削除手段、
前記ノード削除手段が削除しなかったノードであって、前記名称変換手段が同一の名称に変換したノードについて、当該ノードを統合して一のノードとするノード統合手段とを備え、名称が前記属性値に変換されたノード構成により、前記管理ファイルと前記新階層構造における各ノードとが対応付けられることを特徴とするファイル管理プログラム。
産業区分
  • 記憶装置
  • 計算機応用
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009247818thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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