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凝固因子として作用する異常トロンビンのためのトロンビン不活化動態測定方法

国内特許コード P110002365
整理番号 NU-0401
掲載日 2011年4月13日
出願番号 特願2010-289686
公開番号 特開2012-135250
登録番号 特許第5818299号
出願日 平成22年12月27日(2010.12.27)
公開日 平成24年7月19日(2012.7.19)
登録日 平成27年10月9日(2015.10.9)
発明者
  • 高木 明
  • 小嶋 哲人
  • 松下 正
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 凝固因子として作用する異常トロンビンのためのトロンビン不活化動態測定方法
発明の概要 【課題】従来から報告されている静脈血栓症のリスクとなるような遺伝子変異が見つからない静脈血栓症の新規発症例のための測定方法、及び、被検者の血栓症へのかかり易さを試験する新規の方法の提供を課題とする。
【解決手段】被検者の血漿に由来する成分を少なくとも含む試料にプロトロンビン活性化剤を加えてプロトロンビンをトロンビンに変換し、次に、正常トロンビンを不活化する凝固阻止因子を前記試料に加え、所定の反応時間後における前記試料の残存トロンビン活性を正常値と比較して測定する。また、被検者に由来するプロトロンビン遺伝子に対応するcDNAの翻訳開始コドンのアデニンを1番目の塩基として該cDNAの塩基配列の1787番目における塩基の種類を決定し、当該塩基の種類がチミンである場合には血栓症にかかり易く、グアニンである場合には血栓症にかかり易くないという基準と比較することにより、被検者の血栓症へのかかり易さを試験する。
【選択図】図4
従来技術、競合技術の概要


静脈血栓症の遺伝性の原因として、凝固阻止因子(凝固制御因子とも呼ばれる)であるアンチトロンビンやプロテインSやプロテインCの遺伝子変異が知られている(例えば、非特許文献1参照。)。このような凝固制御因子の異常による静脈血栓症を治療する際には、ビタミンK依存性凝固因子であるプロトロンビン等を少なくするため、ビタミンK拮抗剤の投与等が行われている。
また、血液の凝固能力をみる測定方法として、トロンボテスト(TT)、APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)試験、等がある。

産業上の利用分野


本発明は、被検者の血栓症へのかかり易さを試験する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
凝固因子として作用する異常トロンビンを検出するためのトロンビン不活化動態の測定方法であって、
被検者の血漿に由来する成分を少なくとも含む試料にプロトロンビン活性化剤を加えてプロトロンビンをトロンビンに変換し、次に、正常トロンビンを不活化する凝固阻止因子を前記試料に加え、所定の反応時間後における前記試料の残存トロンビン活性を正常値と比較して測定することを特徴とする、測定方法。

【請求項2】
凝固因子として作用する異常トロンビンを検出するためのトロンビン不活化動態の測定方法であって、
被検者の血漿に由来する成分を少なくとも含む試料にプロトロンビン活性化剤を加えてプロトロンビンをトロンビンに変換し、次に、正常トロンビンを不活化する凝固阻止因子を前記試料に加えたときの残存トロンビン活性を基準化するための前記試料の基準化用トロンビン活性を測定し、
別途、試料に前記プロトロンビン活性化剤を加えてプロトロンビンをトロンビンに変換し、次に、前記凝固阻止因子を前記試料に加え、所定の反応時間後における前記試料の前記基準化用トロンビン活性に対する相対的な残存トロンビン活性を正常値と比較して測定することを特徴とする、測定方法。

【請求項3】
前記凝固阻止因子に、アンチトロンビン、アンチトロンビンとヘパリンの組合せ、アンチトロンビンとヘパラン硫酸の組合せ、又は、トロンボモジュリンを用いることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の測定方法。

【請求項4】
前記プロトロンビン活性化剤に、蛇毒に由来するプロトロンビン活性化剤(該プロトロンビン活性化剤を生成する遺伝子を導入した生物(人を除く)から生成されるプロトロンビン活性化剤を含む)を用いることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の測定方法。

【請求項5】
トロンビンに対して感受性を有する合成基質、又は、フィブリノゲンを前記反応時間後に加えて前記試料の残存トロンビン活性を正常値と比較して測定することを特徴とする、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の測定方法。

【請求項6】
凝固因子として作用する異常トロンビンを検出するためのトロンビン不活化動態の測定キットであって、
被検者の血漿に由来する成分を少なくとも含む試料に加えてプロトロンビンをトロンビンに変換するためのプロトロンビン活性化剤と、
正常トロンビンを不活化する凝固阻止因子であって前記プロトロンビン活性化剤を加えた後に前記試料に加えるための凝固阻止因子と、
所定の反応時間後における前記試料の残存トロンビン活性を測定するための活性測定用試薬と、を含む、測定キット。
産業区分
  • 微生物工業
  • 試験、検査
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 登録
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