TOP > 国内特許検索 > 銀亜鉛錯体、および抗菌・抗カビ剤

銀亜鉛錯体、および抗菌・抗カビ剤 コモンズ 実績あり

国内特許コード P110002410
整理番号 638-783
掲載日 2011年4月18日
出願番号 特願2009-081876
公開番号 特開2010-235451
登録番号 特許第5435547号
出願日 平成21年3月30日(2009.3.30)
公開日 平成22年10月21日(2010.10.21)
登録日 平成25年12月20日(2013.12.20)
発明者
  • 米村 俊昭
出願人
  • 国立大学法人高知大学
発明の名称 銀亜鉛錯体、および抗菌・抗カビ剤 コモンズ 実績あり
発明の概要

【課題】抗菌性と抗カビ性の両特性に優れているほか、耐久性や加工性も良好な抗菌・抗カビ剤を提供する。
【解決手段】下式(1)で表されるZn-Ag-Zn-Agの四核錯体を含有する抗菌・抗カビ剤である。

式中、
1~R8は同一または異なって、Hまたは炭素数が1~6のアルキル基であり、
1~A4は同一または異なって、炭素数が1~6のアルキレン基である。
【選択図】なし

従来技術、競合技術の概要


抗菌剤は、有機系抗菌剤と無機系抗菌剤に大別される。このうち無機系抗菌剤は、光や熱に弱く、ハロゲンなどにも鋭敏なため、耐久性に劣っている。また、長寿命の無機系抗菌剤として注目されている酸化チタンは、抗菌性発現のために光が必要であり、固体状態でしか加工できないなどの問題がある。このような耐久性や加工性などの問題は、無機系抗菌剤を紙、繊維、布帛などの基材に担持した抗菌製品の開発に大きな支障をもたらしている。また、抗菌製品には、好ましくは抗カビ性も更に有していることが要求され、抗菌性と抗カビ性の両特性を兼ね備えた抗菌・抗カビ剤の開発が望まれている。



銀イオンは、人体に対する毒性が低く、広い抗菌スペクトルを有しているため、種々の工業製品の抗菌処理に利用されている。例えば、特許文献1~特許文献3には、銀錯体の抗菌剤が提案されている。本発明者らも、非特許文献1に、下式のCo-Ag-Co三核錯体が大腸菌Y1090(E. coli strain Y1090)に対して優れた抗菌活性を有していることを報告している。この銀コバルト錯体は、モノチオラト-コバルト(III)錯体と銀(I)イオンとの反応によって得られ、AgとCoが硫黄(S)で架橋されたS架橋ヘテロ三核錯体である。



【化1】

産業上の利用分野


本発明は、Zn-Ag-Zn-Agの四核錯体からなる新規な銀亜鉛錯体、上記銀亜鉛錯体を含有する抗菌・抗カビ剤、および抗菌・抗カビ剤組成物に関するものである。本発明の抗菌・抗カビ剤は、例えば、紙、繊維、布帛、フィルターなどの紙・繊維製品類;木材、石膏ボードなどの建材製品のほか、フィルム、プラスチックなどの素材などに広く適用可能である。

特許請求の範囲 【請求項1】
下式(1)で表されるZn-Ag-Zn-Agの四核錯体。
【化学式1】
式中、
1~R8は同一または異なって、Hまたは炭素数が1~6のアルキル基であり、
1~A4は同一または異なって、炭素数が1~6のアルキレン基である。
【請求項2】
下式(1)で表されるZn-Ag-Zn-Agの四核錯体を含有することを特徴とする抗菌・抗カビ剤。
【化学式2】
式中、
1~R8は同一または異なって、Hまたは炭素数が1~6のアルキル基であり、
1~A4は同一または異なって、炭素数が1~6のアルキレン基である。
【請求項3】
請求項2に記載の抗菌・抗カビ剤および基材を含有する抗菌・抗カビ剤組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ・高知大学からの委託により四国TLOがマーケティング活動を行っている
四国TLOは四国内20大学・高専のシーズをご紹介しております。シーズの詳細内容につきましては下記までお問い合わせください。
お問い合わせをお待ちしております。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close