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胚様体分化制御剤

国内特許コード P110002432
整理番号 119
掲載日 2011年4月18日
出願番号 特願2010-261170
公開番号 特開2011-130764
登録番号 特許第5804545号
出願日 平成22年11月24日(2010.11.24)
公開日 平成23年7月7日(2011.7.7)
登録日 平成27年9月11日(2015.9.11)
優先権データ
  • 特願2009-267231 (2009.11.25) JP
発明者
  • 西原 祥子
  • 佐々木 紀彦
出願人
  • 学校法人 創価大学
発明の名称 胚様体分化制御剤
発明の概要 【課題】胚様体の分化制御を図る手段を提供する。
【解決手段】糖鎖関連遺伝子の発現を制御する核酸を有効成分として含有する胚様体分化制御剤。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


近年、幹細胞の研究は、発生・分化に関するメカニズム解明や再生医療などにおいて非常に重要な役割を担っている。



幹細胞は、その出現時期により胚性幹細胞、胎児性幹細胞、成体幹細胞に分類される。その中でも胚性幹細胞(ES細胞)は、胎盤を除くすべての細胞種に分化する能力を有するため、再生医療のための細胞ソースとして注目されており、ES細胞をin vitroで種々の分化細胞に誘導する研究が盛んに行われている。



ES細胞から特定の細胞種に分化誘導させる場合、その中間段階において、初期胚に類似した構造を有する胚様体(embryoid body:EB)と呼ばれる球形の細胞塊が形成される。目的細胞への分化効率や分化した細胞の機能発現は、胚様体に大きく影響を受けるものと考えられる。そのため、胚様体の分化状態を制御することは、ES細胞をベースとした再生医療等の実用化において重要な課題となっている。



一方、糖鎖は、細胞の生存に必須であるばかりでなく、がん、免疫、発生・分化や感染症などにおいて特に重要な役割を果たしていることが報告されている。発生分化の過程においては、その分化程度や状態に敏感に影響され、糖鎖を合成する糖転移酵素遺伝子の発現パターンが変化し、合成される糖鎖構造も変化することが知られている。



たとえば、糖転移酵素EXT1が細胞の分化制御に関与することが報告されている(特許文献1)。



しかしながら、胚様体の分化に関与する種々の糖鎖又は糖鎖関連遺伝子については報告がなされておらず、かかる糖鎖又は糖鎖関連遺伝子を利用した胚様体分化制御の手段の開発が望まれていた。

産業上の利用分野


本発明は、糖鎖関連遺伝子発現の制御による胚様体の分化制御に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
β4GalNAcT3、MGAT5、galectin3、galectin7、GlcCer synthase、Core1β3GalT1及びβ3GlcNAcTVからなる群から選ばれる糖鎖関連遺伝子の発現を抑制する核酸を有効成分として含有する胚様体分化制御剤。

【請求項2】
β4GalNAcT3の発現を抑制する核酸を有効成分として含有し、胚様体の未分化性を解除するために用いられる、請求項に記載の胚様体分化制御剤。

【請求項3】
胚様体の外胚葉への分化を抑制し、内胚葉への分化を促進するために用いられる、請求項に記載の胚様体分化制御剤。

【請求項4】
有効成分がsiRNA又は該siRNAの発現ベクターである、請求項1~3のいずれか1項に記載の胚様体分化制御剤。

【請求項5】
胚様体が哺乳類のES細胞に由来する、請求項1~のいずれか1項に記載の胚様体分化制御剤。

【請求項6】
幹細胞に対してβ4GalNAcT3、MGAT5、galectin3、galectin7、GlcCer synthase、Core1β3GalT1及びβ3GlcNAcTVからなる群から選ばれる糖鎖関連遺伝子の発現を抑制する核酸を導入し、該幹細胞に由来する胚様体の分化を制御する、胚様体分化制御方法。

【請求項7】
幹細胞に対してβ4GalNAcT3の発現を抑制する核酸を導入し、該幹細胞に由来する胚様体の未分化性を解除する、請求項に記載の胚様体分化制御方法。

【請求項8】
外胚葉への分化を抑制し、内胚葉への分化を促進する、請求項に記載の胚様体分化制御方法。

【請求項9】
糖鎖関連遺伝子の発現を制御する核酸がsiRNA又は該siRNAの発現ベクターである、請求項のいずれか1項に記載の胚様体分化制御方法。

【請求項10】
幹細胞が哺乳類のES細胞である、請求項のいずれか1項に記載の胚様体分化制御方法。

【請求項11】
請求項10のいずれか1項に記載の胚様体分化制御方法で分化制御された細胞。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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