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個人認証方法及びシステム コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P110002435
掲載日 2011年4月19日
出願番号 特願2011-003885
公開番号 特開2012-146121
登録番号 特許第5700524号
出願日 平成23年1月12日(2011.1.12)
公開日 平成24年8月2日(2012.8.2)
登録日 平成27年2月27日(2015.2.27)
発明者
  • 西内 信之
  • 塩谷 俊人
  • 鶴見 亮太
出願人
  • 公立大学法人首都大学東京
  • 凸版印刷株式会社
発明の名称 個人認証方法及びシステム コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】生体認証の利便性を維持しつつ、システム運用上の問題や被認証者の心理的問題を最小化しうる新たな個人認証方法を提供する。
【解決手段】個人認証システムの利用者は、指の爪に描点14r、14bが印刷されたシール12を貼付する。シール12を貼付した利用者の指を撮像したデジタル画像から指の輪郭線と描点14r、14bを抽出した後、描点14r、14bに基づいて基準点および追跡始点を定義する。さらに、指の輪郭線を構成する各画素に対して追跡始点から順番に画素IDを連番付与した上で、指の輪郭線を構成する各画素と基準点との離間距離と画素IDを対応付けたテーブルを認証用データとして使用する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


現在、広く採用されている個人認証方法として、パスワードなどの本人しか知り得ない情報を利用する記憶認証やIDカードなどを利用する所有認証が挙げられるが、これらの方法には、悪意の第三者がパスワードを盗用したりIDカードを偽造したりすることで容易になりすまされるという問題があった。この問題に対して、指紋や静脈パターンなどの生体情報を利用する生体認証が提案されたことにより、なりすましの問題は解決されたかに見えた。なぜなら、人体と一体不可分である生体情報の紛失や盗難は理論上起こり得ず、生体情報を偽造したり盗用したりすることはできないと考えていたからである。



ところが、最近になって、残留指紋を写し取った人工指を使ってなりすましに成功した事例が報告され、生体認証のなりすまし攻撃に対する脆弱性が指摘されるようになった。仮に、生体情報が悪意の第三者によって偽造・盗用された場合、生体認証システムには、生体情報を使用するがゆえの運用上の問題が発生する。つまり、指紋などの生体情報は、個体において終生不変であるがゆえにこれを更新することができず、生体情報を偽造・盗用された利用者は、結果的にそのシステムを二度と利用することができなくなるのである。



さらに、生体認証には、個人情報の問題が絡んでくる。現在、使用されている指紋や静脈パターンなどの生体情報は、個人を特定することのできる情報であるため、システム運用者には個人情報保護法上の管理責任が生じる。また、そのような個人情報を他人に委ねることに一抹の不安を感じる人は少なくなく、特に、指紋照合は、犯罪捜査を連想させるため心理的な抵抗感が大きい。このような心理的要因により、特に、一見の出先の施設(例えば、商業施設、宿泊施設、アミューズメント施設など)において生体認証システムが受け入れられにくいことは想像に難くない。

産業上の利用分野


本発明は、個人認証技術に関し、より詳細には、生体情報を使用したキャンセラブルな個人認証技術に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
個人認証を行う方法であって、
描点が印刷されたシールを指の爪に貼付した被認証者の該指のデジタル画像を取得するステップと、
前記デジタル画像から前記指の輪郭線を抽出するステップと、
前記デジタル画像から前記描点を抽出するステップと、
前記描点に基づいて基準点を定義するステップと、
前記基準点に基づいて前記指の輪郭線上に追跡始点を定義するステップと、
前記指の輪郭線を構成する各画素に対して前記追跡始点から順番に画素IDを連番付与するステップと、
前記指の輪郭線を構成する各画素と前記基準点との離間距離を算出するステップと、
認証用データとして前記離間距離と前記画素IDを対応付けたテーブルを生成するステップと、
被認証者の前記認証用データと登録ユーザの前記認証用データとの間の相関係数に基づいて認証の可否を判断するステップと、
を含む、個人認証方法。

【請求項2】
前記シールには、少なくとも2つの描点が印刷され、
前記基準点を定義するステップは、前記2つの描点を通る直線上の画素を基準点として定義するステップである、請求項に記載の個人認証方法。

【請求項3】
前記2つの描点を結ぶ線分の中点を前記基準点として定義する、請求項に記載の個人認証方法。

【請求項4】
前記追跡始点を定義するステップは、前記指の輪郭線を構成する画素のうち、前記基準点を通る直線上に存在する画素を前記追跡始点として定義するステップであり、前記直線は、前記2つの描点を通る直線と所定の角度をなす、請求項2または3に記載の個人認証方法。

【請求項5】
前記追跡始点を定義するステップは、前記指の輪郭線を構成する画素のうち、前記2つの描点を通る直線上に存在する画素を前記追跡始点として定義するステップである、
請求項4に記載の個人認証方法。

【請求項6】
前記2つの描点は、互いに異なる色で印刷され、
前記デジタル画像から前記描点を抽出するステップは、RGB値に基づいて前記2つの描点をそれぞれ別々に抽出するステップである、
請求項2に記載の個人認証方法。

【請求項7】
コンピュータに対して請求項1~6のいずれか一項に記載の個人認証方法の各ステップを実行させるためのコンピュータ実行可能なプログラム。

【請求項8】
被認証者の指のデジタル画像を取得するための撮像部と、
前記デジタル画像から認証用データを生成する認証用データ生成部と、
登録ユーザの前記認証用データを登録データとして管理する登録データ管理部と、
被認証者の前記認証用データと前記登録データとの間の相関係数に基づいて認証の可否を判断する認証部と
を含む個人認証システムであって、
前記認証用データ生成部は、
前記デジタル画像から前記指の輪郭線および該指の爪に貼付されたシールに印刷された描点を抽出するための機能手段と、
前記描点に基づいて基準点を定義するための機能手段と、
前記描点に基づいて追跡始点を定義するための機能手段と、
前記指の輪郭線を構成する各画素に対して前記追跡始点から順番に画素IDを連番付与するための機能手段と、
前記指の輪郭線を構成する各画素と前記基準点との離間距離を算出するための機能手段と、
前記認証用データとして前記離間距離と前記画素IDを対応付けたテーブルを生成する機能手段と
を含む、
個人認証システム


産業区分
  • 演算制御装置
  • 記憶装置
  • 入出力装置
  • 計算機応用
  • その他情報処理
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011003885thum.jpg
出願権利状態 登録
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