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培地添加剤及びその利用 外国出願あり

国内特許コード P110002490
整理番号 NU-0410
掲載日 2011年4月27日
出願番号 特願2010-276226
公開番号 特開2012-120515
登録番号 特許第5849257号
出願日 平成22年12月10日(2010.12.10)
公開日 平成24年6月28日(2012.6.28)
登録日 平成27年12月11日(2015.12.11)
発明者
  • 荒木 聡彦
  • 松村 貴晴
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
  • 愛知県
発明の名称 培地添加剤及びその利用 外国出願あり
発明の概要 【課題】牛胎児血清を代替可能な魚類由来の培地添加剤及びその用途の提供。
【解決手段】水疱魚類の前記水泡の内液又は前記水泡の内液に由来する成分を含有する、動物細胞用の培地添加剤。前記魚類は、水泡眼又はその類縁種である、動物細胞用の培地添加剤。前記水疱内液の活性炭処理液又は前記活性炭処理液に由来する成分を含有する、動物細胞用の培地添加剤。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


近年、遺伝子治療、細胞医療、遺伝子組換え医薬の製造に関連して、哺乳類をはじめとして様々な動物の細胞の培養技術が重要な技術となってきている。動物細胞培養には、培地添加剤として動物血清、なかでも牛胎児血清が日常的に使用されている。



牛胎児血清は、対細胞活性にロット間差があるほか、異種タンパク質を多量に含むことから、臨床応用上の安全性が問題視されている。また、過去に、牛由来製品において、牛海綿状脳症(BSE)の原因と推定される異常プリオンによる汚染の問題が発生していることから、細胞培養等に用いられる牛胎児血清についてもその異常プリオンによる汚染が問題視されるようになっている。このようなことから、牛胎児血清の安全な代替品が求められている。



牛胎児血清の代替品として、牛以外の生物由来の血清が検討されている。例えば、魚類の血清が検討されている(特許文献1、2及び非特許文献1、2)。これらの先行技術文献には、魚類の血清を動物細胞の培養に用いることが記載されている。また、水泡眼というキンギョなどの体表に水疱を有する魚類の前記水疱の内液由来成分を有効成分とする魚類細胞培養のための培地添加剤も検討されている(特許文献3、非特許文献3)。

産業上の利用分野


本発明は、動物細胞の培地添加剤及びその利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
体表に水疱を有する魚類(ただし、病的に体表に水疱を生じている魚類を除く。)の水疱内液又は前記水疱内液に由来する成分を含有する、動物細胞(魚類細胞を除く。)用の培地添加剤。

【請求項2】
ウシ胎児血清を代替するために用いる、ヒトを含む哺乳動物細胞用である、請求項1に記載の培地添加剤。

【請求項3】
前記水疱内液を含有する、請求項1又は2に記載の培地添加剤。

【請求項4】
前記体表に水疱を有する魚類は、水泡眼又はその近縁種である、請求項1~3のいずれかに記載の培地添加剤。

【請求項5】
前記水疱内液の活性炭処理液又は前記活性炭処理液に由来する成分を含有する、請求項1~4のいずれかに記載の培地添加剤。

【請求項6】
前記体表に水疱を有する魚類は水泡眼である、請求項1~5のいずれかに記載の培地添加剤。

【請求項7】
ヒトを含む哺乳動物細胞用である、1~6のいずれかに記載の培地添加剤。

【請求項8】
ヒト細胞用である、請求項7に記載の培地添加剤。

【請求項9】
動物細胞(魚類細胞は除く。)用の培地添加剤の製造方法であって、
体表に水疱を有する魚類(ただし、病的に体表に水疱を生じている魚類を除く。)の前記水疱内液又は前記水疱内液に由来する成分を含有する液体を活性炭で処理する処理工程と、
前記処理工程で得られた処理液又は前記処理液に由来する成分を含む前記培地添加剤を製造する工程と、
を備える、製造方法。

【請求項10】
動物細胞(魚類細胞を除く。)用の培地であって、
請求項1~8のいずれかに記載の培地添加剤を含有する、培地。

【請求項11】
ウシ胎児血清を含有しない、ヒトを含む哺乳動物細胞用である請求項10に記載の培地。

【請求項12】
動物細胞(魚類細胞は除く。)の生産方法であって、
請求項1~8のいずれかに記載の培地添加剤を用いて、前記動物細胞を培養して増殖させる工程、
を備える、生産方法。

【請求項13】
前記増殖させる工程は、前記動物細胞をウシ胎児血清非存在下で培養してヒトを含む哺乳動物細胞を増殖させる工程である、請求項12に記載の生産方法。

【請求項14】
有用物質の生産方法であって、
請求項1~8のいずれかに記載の培地添加剤を用いて動物細胞(魚類細胞は除く。)を培養して前記動物細胞により前記有用物質を生産させる工程、
を備える、生産方法。

【請求項15】
前記有用物質を生産させる工程は、前記動物細胞がヒトを含む哺乳動物細胞であって、前記ヒトを含む哺乳動物細胞をウシ胎児血清非存在下で培養して、前記ヒトを含む哺乳動物細胞により前記有用物質を生産させる工程である、請求項14に記載の生産方法。

【請求項16】
動物細胞(魚類細胞は除く。)の処理方法であって、
請求項1~8のいずれかに記載の培地添加剤を前記動物細胞と接触させる工程、
を備える、処理方法。

【請求項17】
前記動物細胞と接触させる工程は、ウシ胎児血清非存在下で前記培地添加剤とヒトを含む哺乳動物細胞とを接触させる工程である、請求項16に記載の処理方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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