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被験物のスクリーニング方法 新技術説明会

国内特許コード P110002519
整理番号 S2010-0423-N0
掲載日 2011年5月6日
出願番号 特願2010-056824
公開番号 特開2011-188783
登録番号 特許第5717271号
出願日 平成22年3月13日(2010.3.13)
公開日 平成23年9月29日(2011.9.29)
登録日 平成27年3月27日(2015.3.27)
発明者
  • 前田 憲成
  • 尾川 博昭
出願人
  • 国立大学法人九州工業大学
発明の名称 被験物のスクリーニング方法 新技術説明会
発明の概要 【課題】化学物質の有害性の有無の評価を、迅速、かつ、高感度に検出できる技術(スクリーニング方法)を提供すること。
【解決手段】被験物の存在下に高度水素生産菌を培養し、該菌の水素生成量の変化を測定することによって、被験物の生物毒性を判定することを特徴とする被験物のスクリーニング方法。高度水素生産菌としては、遺伝子改変された大腸菌が用いられる。好ましくは、 BW25113株を遺伝子改変したものである。かかる大腸菌の変異株(TT100株:大腸菌BW25113 hyaB hybC hycA
fdoG aceE frdC ldhA株)は、グルコースを含有するLB培地を用いて培養するのが好ましい。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


これまで多くの機能性を持った化学物質が合成され、それらが文明の発展に寄与してきたことは、言うまでもない。その一方、それらの化学物質の有害性・安全性が十分に検証されず、ヒトの生活や環境などに出回っている点は、大きな問題であり、迅速に化学物質の有害性の有無を判定できる試験法の開発が急務である。



従来の有害物の検出技術には色々な方法が知られている。例えば、Ames試験は、アミノ酸要求性の変化を測定することで化学物質の変異原性を評価する手法であり、正確性に優れているが、測定時間がかかる(約2日)ことや複雑な培地作製など準備が面倒である。Umu試験は、大腸菌等のSOS応答を測定する手法であり、操作は比較的簡単であるが、測定時間が数時間かかる。発光umu試験は、大腸菌等のSOS応答を発光により測定する手法であり、比較的簡易な操作で高い感度が得られるが、測定時間が数時間かかる上、特殊、かつ、高価な測定装置を必要とする。細胞増殖阻害試験は、微生物の増殖度合を測定することで細胞毒性を評価する手法であり、簡単な評価方法で比較的簡易操作で行えるが、測定時間が約1日間かかる。



以上のように、従来行われている方法は、それぞれ正確性、比較的簡易操作、高い感度、簡単な評価法といった長所がある一方、特に判定時間がかかるという欠点、測定に高価な装置が必要になる場合があるなど一長一短がある。従って、短時間(迅速)に、かつ、効果な装置を使うことなく、化学物質の有害性を検出できるツールの開発が強く望まれていた。



一方、本発明者は、大腸菌の代謝改変及びタンパク質改変による水素ガスの高度生産化について研究を行ってきており、これまでに、遺伝子改変された大腸菌からなる多数の高度水素生産菌を開発してきた(非特許文献1~3)。本発明者は、かかる高度水素生産菌が生成する水素の量が、有害物の存在下で顕著に減少すること、そして、その程度は有害性の程度と相関していることを知見し、本発明に到達したものである。

産業上の利用分野


本発明は、迅速な有害物の検出技術に関し、より具体的には、高度水素生産菌を活用した有害化学物質(被験物)のスクリーニング方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
被験物の存在下に高度水素生産菌を培養し、該菌の水素生成量の変化を測定することによって、被験物の生物毒性を判定するスクリーニング方法であって、
前記高度水素生産菌が、BW25113株を遺伝子改変した大腸菌であることを特徴とする被験物のスクリーニング方法。

【請求項2】
培養が、グルコースを含有するLB培地を用いて行われることを特徴とする請求項1記載の被験物のスクリーニング方法。

【請求項3】
水素生成量の変化が、ガクロマトグラフにより測定されることを特徴とする請求項1記載の被験物のスクリーニング方法。

【請求項4】
水素生成量の変化が、水素センサ膜により測定されることを特徴とする請求項1記載の被験物のスクリーニング方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
詳細は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


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