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胎児状態検出用腹帯及びこれを用いた胎児状態検出方法 実績あり

国内特許コード P110002627
掲載日 2011年5月16日
出願番号 特願2011-014615
公開番号 特開2012-152407
登録番号 特許第5645189号
出願日 平成23年1月26日(2011.1.26)
公開日 平成24年8月16日(2012.8.16)
登録日 平成26年11月14日(2014.11.14)
発明者
  • 生駒 京子
  • 宮田 愛子
  • 小林 浩
  • 佐道 俊幸
  • 吉田 正樹
出願人
  • 公立大学法人奈良県立医科大学
発明の名称 胎児状態検出用腹帯及びこれを用いた胎児状態検出方法 実績あり
発明の概要 【課題】 妊婦が、その体型や妊娠月に拘わらず、二次元的に展開された腹部の所望位置に一人で複数電極を密着させ、胎児の心拍をはじめとする胎児の状態を遠隔地の判定者において判定することの可能な胎児状態検出用腹帯及びこれを用いた胎児状態検出方法を提供すること。
【解決手段】 フレーム10は、妊婦の略上下方向に沿う一対の支持部11,11と、この一対の支持部11,11の間を妊婦の腹部からアーチ状に離隔させて連結するアーチ部12とを備える。電極支持体30は妊婦の腹部に沿うように変形可能であり且つその左右で弾性部材40により一対の支持部11,11間に支持される。電極20は取付具50に支持されて妊婦の背中側に接触する基準電極22をさらに備える。電極20は弱粘着性の接触部材を備えている。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


周産期医療提供体制が徐々に整備されているが、僻地のために病院に通院するために数時間かかる地域も依然として存在する。妊娠中の早産は、子宮収縮と胎児心拍を胎児状態検出用腹帯を用いて連続モニタリングすることにより客観的把握が可能となり、予防することができる。



ところで、上記構造とは異なるが、胎児状態検出用腹帯としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。同文献によれば、脈拍及び血圧センサのほか、胎児の心音をマイクでモニタしており、電極は用いていない。また、目的、用途が全く異なるが、特許文献2では、弾性体よりなるヘッドバンドに電極を支持した接触ベルトを取り付けている。そして、これを額に装着して電極を接触させ、脳波を測定している。



胎児の状態、特に胎児の心拍を測定するには、複数の電極を妊婦の腹部に二次元的に展開して密着させ、しかも、この装着を妊婦がリラックスした状態で一人で行えることが望ましい。自宅で外乱に影響されず、家族に煩わされない時間帯で、妊婦がリラックスして自らを落ち着けることで、妊婦の心電と分離して胎児の心電測定が可能となるからである。



しかし、特許文献2に記載の構造を特許文献1の用途に適用しても、腹部の二次元展開された所望の位置に妊婦が一人で複数の電極を密着させるのは極めて困難である。また、二次元的に展開された腹部の位置に複数電極を密着させるには、腹部が立体的であることから、本来は複数の電極を支持する電極支持体を腹部の四方から引っ張ることが望ましい。しかし、この構成を採用すると、腹部の上下の湾曲に上述のヘッドバンドのごときものの端部を沿わさねばならず、臨月や体形の差に応じて上述のヘッドバンドのごときものを個別に準備せねばならず、事実上の測定が不可能である。

産業上の利用分野


本発明は、胎児状態検出用腹帯及びこれを用いた胎児状態検出方法に関する。さらに詳しくは、複数の電極と、この電極を支持するシート状の電極支持体と、電極における電位を測定し判定者の装置に送るためのインターフェイスとを備え、前記電極を妊婦の腹部に密着させて胎児の状態を検出するための胎児状態検出用腹帯及びこれを用いた胎児状態検出方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
複数の電極と、この電極を支持するシート状の電極支持体と、
電極における電位を測定し判定者の装置に送るためのインターフェイスとを備え、
前記電極を妊婦の腹部に密着させて胎児の状態を検出するための胎児状態検出用腹帯であって、
前記電極は前記電極支持体上に上下及び左右に複数個並べられて配置され、
フレームと、前記電極支持体をこのフレームに取り付けるための弾性部材と、前記フレームの一端側から他端側に妊婦の背中側を介して跨り前記フレームを妊婦の腹部に取り付けるための取付具とをさらに有し、
前記フレームは、妊婦の略上下方向に沿う一対の支持部と、この一対の支持部の間を妊婦の腹部からアーチ状に離隔させて連結するアーチ部とを備え、
前記電極支持体は妊婦の腹部に沿うように変形可能であり且つその左右で前記弾性部材により前記一対の支持部間に支持され、
前記電極は前記取付具に支持されて妊婦の背中側に接触する基準電極をさらに備え、
前記電極は弱粘着性の接触部材を備えている胎児状態検出用腹帯。

【請求項2】
前記弾性部材は、上下端側のものが上下方向中間部のものよりも張力が大である請求項1記載の胎児状態検出用腹帯。

【請求項3】
前記弾性部材は、上下方向に複数本並べて設けられ、前記電極支持体に取り付けられた複数の電極の設置幅は、上下端が上下方向中間部より狭く、前記弾性部材を上下端側でより中央側に近接する位置で前記電極支持体に取り付けてある請求項2記載の胎児状態検出用腹帯。

【請求項4】
前記電極支持体が生地又はフィルム(以下、「生地等」)を備えている請求項1記載の胎児状態検出用腹帯。

【請求項5】
前記電極支持体が前記生地等を二重に備え、これら二重の生地等の間に弾性材を介在させてある請求項4記載の胎児状態検出用腹帯。

【請求項6】
前記取付具は、前記フレームの一端側から張り出させたバンドと、このバンドの遊端側を前記フレームの他端側に固定する固定具とを備えている請求項1記載の胎児状態検出用腹帯。

【請求項7】
前記固定具は、前記フレームの他端側に固定する掛止部材と、この掛止部材に掛けた前記バンドの遊端側をバンドに接合してループを形成する接合部材とを備えている請求項6記載の胎児状態検出用腹帯。

【請求項8】
前記フレームは、矩形の剛性体を湾曲させて表面を布又はフィルムで覆い、全体として屈曲面状体を呈するように形成し、矩形の短辺部が前記支持部である請求項1記載の胎児状態検出用腹帯。

【請求項9】
前記基準電極は前記バンドに対する相対位置を変更可能である請求項6記載の胎児状態検出用腹帯。

【請求項10】
複数の電極と、この電極を支持するシート状の電極支持体と、
電極における電位を測定し判定者の装置に送るためのインターフェイスとを備え、
前記電極を妊婦の腹部に密着させて胎児の状態を検出するための請求項1~9のいずれかに記載の胎児状態検出用腹帯を用いた胎児状態検出方法であって、
前記電極は前記電極支持体上に上下及び左右に複数個並べられて配置され、前記腹帯は、フレームと、前記電極支持体をこのフレームに取り付けるための弾性部材と、前記フレームの一端側から他端側に妊婦の背中側を介して跨り前記フレームを妊婦の腹部に取り付けるための取付具とをさらに有し、
前記フレームは、妊婦の略上下方向に沿う一対の支持部と、この一対の支持部の間を妊婦の腹部からアーチ状に離隔させて連結するアーチ部とを備え、
前記電極支持体は妊婦の腹部に沿うように変形可能であり且つその左右で前記弾性部材により前記一対の支持部間に支持され、
前記電極は前記取付具に支持されて妊婦の背中側に接触する基準電極をさらに備え、
前記電極は弱粘着性の接触部材を備えており、
前記腹帯を妊婦の腹部に装着して、前側の電極を妊婦の腹部に密着させ、基準電極を妊婦の背中に密着させ、測定電位を判定者がモニターする胎児状態検出方法。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2011014615thum.jpg
出願権利状態 登録


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