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月経周期推定装置および月経周期推定方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P110002673
掲載日 2011年5月24日
出願番号 特願2007-114211
公開番号 特開2008-264352
登録番号 特許第5099751号
出願日 平成19年4月24日(2007.4.24)
公開日 平成20年11月6日(2008.11.6)
登録日 平成24年10月5日(2012.10.5)
発明者
  • 陳 文西
  • 北沢 真澄
  • 戸川 達男
出願人
  • 公立大学法人会津大学
発明の名称 月経周期推定装置および月経周期推定方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要

【課題】 複数日に亘る体温の検出データに基づいて被測定者の月経周期における体温の二相性を明確に把握することができる女性用月経周期推定装置および女性用月経周期推定方法を提供する。
【解決手段】 センサ装置1のコントロールユニット5は、体温検出部3を用いて被測定者H0の就寝中に検出した体温検出データD1を外部の処理装置11に転送する。そして、処理装置11は、複数日分の体温検出データD1を時系列に連結して体温データ系列Oを生成すると共に、この体温データ系列Oを用いて月経周期における低温相q1および高温相q2に対応する2つの隠れ状態をもった隠れマルコフモデルHMMを構築する。これにより、処理装置11は、隠れマルコフモデルHMMが体温データ系列Oを出力する最尤の状態系列Q*を演算し、状態系列Q*に基づいて体温を計測した複数日間における被測定者H0の体温の二相性を推定する。
【選択図】 図6

従来技術、競合技術の概要


従来、妊娠や避妊の目安となる周期を知る目的で女性のホルモンバランス状況を把握するために、基礎体温の日毎の変動を数ヶ月間に亘って追跡記録し、その変動周期や変動幅を数値的に分析する方法が行われてきた。基礎体温は一日のうちで最も新陳代謝の少ない就寝中の体温を計測することが望ましいが、就寝中に体温測定を行うことは一般的に困難である。このため、例えば起床時の口中温度を体温として計測し、この計測した体温を基礎体温の代わりに用いてきた(例えば特許文献1参照)。しかし、女性の生活の多様化を鑑みると、毎朝、計測時刻や計測方法等の条件を一定とすることは難しく、長期間に亘る計測の継続には不便を伴うと共に、短時間の口中温度の計測では計測結果にアーチファクト(外部要因による計測信号のゆがみ)が生じ易かった。このため、就寝している被測定者の腹部等に身体表面の温度(体表温度)を測定するセンサ装置を取り付け、このセンサ装置によって長時間に亘って自動測定した体表温度に基づいて基礎体温に対応した当日の代表温度を決めるものが知られている(例えば特許文献2参照)。このとき、代表温度は、例えば測定した体表温度の最高温度や平均温度としていた。




【特許文献1】特開平11-316161号公報

【特許文献2】特開2004-163391号公報

産業上の利用分野


本発明は、例えば複数日に亘って測定した被測定者の体温(体表温度と深部温度を含む、以下同様)に基づいて被測定者が高温期と低温期のうちいずれの状態にあるかを推定する月経周期推定装置および月経周期推定方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
被測定者の体温を複数日に亘って測定した体温データ系列を用いて被測定者が高温期と低温期とのうちいずれの状態にあるかを推定する月経周期推定装置であって、
前記体温データ系列を用いて高温相および低温相の2つの状態をもった隠れマルコフモデルを構築し、該隠れマルコフモデルが前記体温データ系列を出力する最尤の状態系列を求め、該状態系列を用いて被測定者の月経周期における体温の二相性を特定する構成としてなる月経周期推定装置。

【請求項2】
被測定者の身体に常時装着可能なケーシングと、該ケーシングのうち被測定者の体表面側に設けられ体温を検出する体温検出手段と、測定日毎に開始時刻から終了時刻までの間に亘って予め決められた時間間隔で該体温検出手段による体温検出データを読込む読込み手段と、該読込み手段による体温検出データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された体温検出データを複数日に亘って連結して前記体温データ系列を生成するデータ系列生成手段と、該データ系列生成手段による体温データ系列を用いて前記隠れマルコフモデルを構築するモデル構築手段と、該モデル構築手段による前記隠れマルコフモデルが前記体温データ系列を出力する最尤の状態系列を求める状態系列演算手段と、該状態系列演算手段による状態系列を用いて被測定者の月経周期における体温の二相性を特定する状態特定手段とを備える構成としてなる請求項1に記載の月経周期推定装置。

【請求項3】
前記状態特定手段は、前記状態系列に対して中央値フィルタを用いたフィルタ処理を行い、該フィルタ処理後の状態系列に含まれる状態を各体温検出データを測定したときの被測定者の状態とする構成としてなる請求項2に記載の月経周期推定装置。

【請求項4】
前記データ系列生成手段は、前記体温検出データのうち予め設定された温度および温度変化の許容範囲以外の値を削除し、残余の体温検出データを連結して体温データ系列を生成する範囲外データ削除手段と、該範囲外データ削除手段を用いて生成された体温データ系列に対して中央値フィルタを用いたフィルタ処理を行う前処理手段とを備え、
前記モデル構築手段は、該前処理手段よるフィルタ処理を行った後の体温データ系列を用いて前記隠れマルコフモデルを構築する構成としてなる請求項2または3に記載の月経周期推定装置。

【請求項5】
前記モデル構築手段は、前記体温データ系列の体温検出データが温度に対して離散的な値を有する状態で前記隠れマルコフモデルを構築する構成としてなる請求項2,3または4に記載の月経周期推定装置。

【請求項6】
前記モデル構築手段は、前記体温データ系列の体温検出データが温度に対して連続的な値を有する状態で前記隠れマルコフモデルを構築する構成としてなる請求項2,3または4に記載の月経周期推定装置。

【請求項7】
前記モデル構築手段は外部の処理装置によって構成し、
前記ケーシングには、前記記憶手段に記憶した体温検出データを該外部の処理装置に転送する転送手段を設ける構成としてなる請求項2,3,4,5または6に記載の月経周期推定装置。

【請求項8】
被測定者の体温を複数日に亘って測定した体温データ系列を用いて被測定者が高温期と低温期とのうちいずれの状態にあるかを処理装置が推定する月経周期推定方法であって、
前記体温データ系列を用いて高温相および低温相の2つの状態をもった隠れマルコフモデルを構築し、該隠れマルコフモデルが前記体温データ系列を出力する最尤の状態系列を求め、該状態系列を用いて被測定者の月経周期における体温の二相性を特定する構成としてなる月経周期推定方法。

【請求項9】
被測定者の体温を複数日に亘って測定した体温データ系列を用いて被測定者が月経周期における体温の多相性のうちいずれの状態にあるかを処理装置が推定する月経周期推定方法であって、
前記体温データ系列を用いて体温の多相性に対応する複数の隠れ状態をもった隠れマルコフモデルを構築し、該隠れマルコフモデルが前記体温データ系列を出力する最尤の状態系列を求め、該状態系列を用いて被測定者の月経周期における体温の多相性を特定する構成としてなる月経周期推定方法。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2007114211thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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