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火災報知器取付具及びそれによって取付けられた火災報知器ならびに火災報知システム

国内特許コード P110002700
整理番号 13372
掲載日 2011年5月31日
出願番号 特願2009-177341
公開番号 特開2011-034165
登録番号 特許第5158653号
出願日 平成21年7月30日(2009.7.30)
公開日 平成23年2月17日(2011.2.17)
登録日 平成24年12月21日(2012.12.21)
発明者
  • 石井 貴広
  • 清水 和幸
出願人
  • 独立行政法人日本原子力研究開発機構
発明の名称 火災報知器取付具及びそれによって取付けられた火災報知器ならびに火災報知システム
発明の概要

【課題】建物の結露による水滴が原因の火報器の誤報を回避する構造の火報器の取付具ならびにそれを使用した火災報知システムを実現する。
【解決手段】建造物の躯体天井2に火報器1を設置する取付具5は、躯体天井の火報器の取付用穴である埋め込みボックス201から、少なくとも火報器の最大径以上を横にずらし、かつ、天面から所定間隔を保持する板状部材、あるいは、火報器を下面に取付けし、建造物の躯体天井から隔離する板状部材である。
【選択図】図1

従来技術、競合技術の概要


一般に火災報知器あるいは火災報知用感知器(以下、まとめて火報器と称す。)、特に製造工場やプラントあるいはプラントに類似する工場等に設置する火報器は、一般家庭等の火報器とは異なり、建物内部の区画ごとに、躯体天井のコンクリート等に直接設置される場合が多い。また、その規模は、1建物に数百個もの火報器を設置する例も珍しくない。



その際、各火報器による火災感知の信頼性は非常に重要なものとなる。たとえば、核燃料再処理施設は、原子炉から取出した使用済み燃料を機械的及び化学的に処理してプルトニウムとウランを回収する施設であり、使用済み燃料の貯蔵、せん断、溶解、分離等の主要施設である分離精製工場、放射性廃棄物を処理する廃棄物処理場等、約40施設から構成されている。これらの施設は、防火対象物として一般の建築物と同様に消防法令の適用を受け(非特許文献1)、用途及び規模に対応した自動火災報知設備が設置され、現在、これらの施設には約5,000個の火報器が設置されている。



これらの火報器1は、図5のa)に示すように、建物の天井2に設けられた埋め込みボックス201に直付けする構造であり、筐体101内のベース板102に取付けられた集積回路基板103、ライン線端子104、共通線端子105を内装し、更に、防虫網106、確認灯107を備える。そして、前記ライン線端子104と共通線端子105には、建物2の埋め込み配管202を使用して配線された信号ケーブル301,302が接続される。



しかし、建物の天井2や埋め込みボックス201の天面の結露による水滴等に対する防滴対策が取られていないことから、図5のb)に示すように、結露の水滴4による溜まり水401がライン線端子104と共通線端子105間を導通させ、あるいは、図5のc)に示すように、溜まり水401の一部が端子用穴108,109から流れ落ちて集積回路基板103に付着することにより溜まり水402を形成して集積回路を誤動作させるといった現象による不具合を生じていた。



数値的には、過去8年間の誤報のうち、ゆうに50%超がこの結露が原因の誤報であった。この誤報のため、誤報発生に対する原因究明等を行って対策を講じる必要が生じ、多大な作業工数を要していた。



一方、一般的な火報器については、特許文献1に示すように、これらの結露に対する対策を講じたものは見当たらず、比較的に環境の整った、いわゆる結露が発生しない環境での設置、使用を前提としていた。

産業上の利用分野


本発明は、火災報知器取付具に係り、熱感知や煙感知等により火災を検知する火災報知器ならびに火災報知システムの信頼性向上に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
建造物の躯体天井に火災報知器あるいは火災報知用感知器を載置する取付具であって、建造物の躯体天井と火災報知器あるいは火災報知用感知器の間に介在し、建造物から発生する湿気や水滴が、火災報知器あるいは火災報知用感知器に浸入するのを防止する構成を有し、前記建造物からの湿気や水滴が火災報知器に浸入するのを防止する構成は、建造物の躯体天井の火災報知器あるいは火災報知用感知器の取付用穴から、少なくとも火災報知器あるいは火災報知用感知器の最大径以上を横にずらし、かつ、天面から所定間隔を保持する板状部材、あるいは、火災報知器あるいは火災報知用感知器を下面に取付けし、建造物の躯体天井から隔離する板状部材であることを特徴とする火災報知器あるいは火災報知用感知器の取付具。

【請求項2】
請求項1に記載した火災報知器あるいは火災報知用感知器の取付具によって、建造物の躯体天井の火災報知器あるいは火災報知用感知器の取付用穴に取付けられたことを特徴とする火災報知器。

【請求項3】
請求項1に記載した火災報知器あるいは火災報知用感知器の取付具によって、建造物の躯体天井の火災報知器あるいは火災報知用感知器の取付用穴に取付けられたことを特徴とする火災報知用感知器。

【請求項4】
請求項2または3に記載した火災報知器あるいは火災報知用感知器と、火災報知器あるいは火災報知用感知器からの火災検出信号を上位の火災報知システムに伝達する発信機と、前記火災報知器あるいは火災報知用感知器からの火災検出信号を受信する受信機と、この受信機が受信した火災検出信号によって表示する表示手段及び報知する音響装置とを備えたことを特徴とする火災報知システム。
産業区分
  • その他通信
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2009177341thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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