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改変蛍光蛋白質

国内特許コード P110002756
整理番号 K026P35
掲載日 2011年6月7日
出願番号 特願2010-058120
公開番号 特開2011-188821
登録番号 特許第5729688号
出願日 平成22年3月15日(2010.3.15)
公開日 平成23年9月29日(2011.9.29)
登録日 平成27年4月17日(2015.4.17)
発明者
  • 渡邉 朋信
  • 慶澤 景子
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
発明の名称 改変蛍光蛋白質
発明の概要 【課題】蛋白質に加えられる力を感知することができる改変蛋白質の提供。
【解決手段】蛍光蛋白質の円順列変異体とβヘアピン構造を形成できる2つのペプチド(N-β)及び(C-β)とが、N末端側から(N-β)-(円順列変異体)-(C-β)の順で融合されている改変蛋白質であって、該蛋白質に加えられる力を感知するために用いられる改変蛋白質。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


蛍光蛋白質、例えば緑色蛍光蛋白質は、基礎研究及び応用研究において、蛋白質を蛍光標識する材料として用いられる。蛍光蛋白質による蛍光標識は、光学顕微鏡下において、蛋白質の局在及び運動の観察を可能とする。しかしながら、蛋白質の局在及び運動は、生体内における機能を、必ずしも反映しているとは限らない。



非特許文献1によると、蛍光蛋白質の蛍光共鳴エネルギー転移を利用する事により、蛋白質の多量体化及び立体構造変化を視覚化することができる。蛍光共鳴エネルギー転移には、異なる吸収・蛍光波長を持つ2種の蛍光蛋白質を、連結させて使用する。特許文献1によると、同様の技術で、細胞内のカルシウム濃度を視覚化できる。蛍光共鳴エネルギー転移を用いた発明には、上記の他に、細胞分裂期を視覚化する蛍光蛋白質(非特許文献2)、アデノシン3リン酸の濃度を視覚化する蛍光蛋白質(非特許文献3)、及び、他蛋白質との相互作用を視覚化する蛍光蛋白質(非特許文献4)などがある。しかしながら、これらの方法では、二つの蛍光蛋白質が標識される蛋白質に融合される事が必須となる。そのため、二つの蛍光蛋白質の大きさが標識される蛋白質の機能への阻害効果が懸念される。蛋白質を蛍光標識するための物質は、可能な限り小さい方が好ましい。また、非特許文献5は、蛍光蛋白質の吸収及び蛍光波長が溶媒中のpHによって変化する特性を利用したpH感受性の蛍光蛋白質を開示し、特許文献2は、蛋白質の酵素活性、より具体的には、ヒストンのアセチル化を検出する蛍光蛋白質を開示する。

産業上の利用分野


本発明は、改変蛍光蛋白質に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
蛍光蛋白質の円順列変異体とβヘアピン構造を形成できる2つのペプチド(N-β)及び(C-β)とが、N末端側から(N-β)-(円順列変異体)-(C-β)の順で融合されている改変蛋白質であって、該蛋白質に加えられる力を感知するために用いられる、改変蛋白質。

【請求項2】
前記蛍光蛋白質円順列変異体は、前記蛍光蛋白質の(1)N末端からn位までのアミノ酸配列及び(2)n+1位からC末端までのアミノ酸配列、並びに(3)グリシンを含む2~20残基長のリンカー配列を含み、N末端側から(2)(3)(1)の順で結合したアミノ酸配列の変異体である、請求項1記載の改変蛋白質。

【請求項3】
前記2つのペプチド(N-β)及び(C-β)の合計のアミノ酸配列が、10~30残基長である、請求項1又は2に記載の改変蛋白質。

【請求項4】
前記(N-β)が、配列表の配列番号1のアミノ酸配列で表されるペプチドであり、前記(C-β)が、配列表の配列番号2のアミノ酸配列で表されるペプチドである、請求項1から3のいずれかに記載の改変蛋白質。

【請求項5】
前記円順列変異体が、前記蛍光蛋白質とは異なる吸収波長及び/又は蛍光波長を示す、請求項1から4のいずれかに記載の改変蛋白質。

【請求項6】
前記円順列変異体が、配列表の配列番号のアミノ酸配列で表される蛋白質である、請求項1から5のいずれかに記載の改変蛋白質。

【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載の改変蛋白質をコードするベクター。

【請求項8】
請求項1から6のいずれかに記載の改変蛋白質の吸収波長及び/又は蛍光波長を検出することを含む、前記改変蛋白質に加えられた力を検出する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) さきがけ 生命現象と計測分析 領域
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