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二重染色法によるガン検出方法 実績あり

国内特許コード P110003066
整理番号 Y02-P113
掲載日 2011年6月15日
出願番号 特願2002-324433
公開番号 特開2004-157053
登録番号 特許第4004385号
出願日 平成14年11月7日(2002.11.7)
公開日 平成16年6月3日(2004.6.3)
登録日 平成19年8月31日(2007.8.31)
発明者
  • 椙村 春彦
  • 五十嵐 久喜
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 二重染色法によるガン検出方法 実績あり
発明の概要 【課題】HER-2陽性の対象例選択に有用な、形態学的シグナルと遺伝子レベルのシグナルとが明瞭に可視画像として判別可能とされる、高精度なガン検出診断方法を提供する。
【解決手段】次の手順によりガン組織の検出診断を行う。
(I)病理標本を免疫染色して細胞膜をDAB発色させる。
(II) 細胞染色体に蛍光マーカーを付与する。
(III)ニューフクシン発色させてガン細胞の輪郭形状をあきらかにすると同時にその染色体動原体を可視化する。
【選択図】 図3
従来技術、競合技術の概要


HER-2タンパク質を産生する遺伝子、すなわち、HER2/neu遺伝子はがん遺伝子のひとつとして注目されており、1986年にその配列が決定されている。この遺伝子はチロシンキナーゼ活性をもつ受容体型のタンパクで分子量185kDaの膜貫通型タンパクをコードしており、細胞外のシグナルを細胞内に伝達し細胞増殖を促進する機能を担っている。そして、乳癌や卵巣癌・胃癌において高頻度に増幅または過剰発現していることが知られている。このためHER2/neu遺伝子の増幅あるいはタンパクの過剰発現は、癌の早期再発や予後不良と相関し、乳癌や卵巣癌・胃癌などの臨床経過を予測する上で非常に有用である。特に乳癌においては、全患者の25~30%においてHER-2タンパクの過剰発現がみられ、こういった患者では転移をきたしやすく、進行が早いため生存率も低いことがわかっている。



そこで、新規なガン治療剤のスクリーニング等においては、一般病理検査の対象とされた細胞がHER-2タンパク質を過剰発現しているかどうかを迅速に判定し、しかも対象とされる細胞を高精度に検出・診断することが重要な課題になっている。



このような状況において、免疫染色法による判定方法が開発され、また、螢光マーカーの付与による観察との比較方法が提案されている(文献1および2)。



【表1】


産業上の利用分野


この出願の発明は、二重染色法によるガン検出方法に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、近年注目されるガン細胞増殖阻害剤であるハーセプチン等の治療対象症例(HER-2陽性)の選択に有用な、形態学的シグナルと遺伝子レベルのシグナルとが明瞭に可視画像として判別可能とされる、高精度なガン検出方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
次の手順によりHER-2陽性の対象例についてガン組織を検出することを特徴とする二重染色法によるガン検出方法。
(I)病理標本を免疫染色して細胞膜をDAB発色させた後、
(II)細胞染色体に螢光マーカーを付与し、蛍光レーザー顕微鏡で染色体を観察する。次いで、
(III)前記細胞染色体にアルカリホスファターゼ標識抗FITC抗体を反応させてニューフクシン発色させて、ガン細胞の細胞染色体および形状を可視化する。

【請求項2】
細胞染色体への螢光マーカーの付与は、マイクロウェーブ間欠照射による螢光In situハイブリダイゼーションとして行うことを特徴とする請求項1の二重染色法によるガン検出方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2002324433thum.jpg
出願権利状態 登録
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