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細胞剥離剤及び細胞シート剥離方法

国内特許コード P110003389
整理番号 RX02P10
掲載日 2011年6月21日
出願番号 特願2004-286163
公開番号 特開2006-094799
登録番号 特許第4161106号
出願日 平成16年9月30日(2004.9.30)
公開日 平成18年4月13日(2006.4.13)
登録日 平成20年8月1日(2008.8.1)
発明者
  • ワンペン テチャブンヤキャート
  • 加藤 雅一
  • 大谷 亨
  • 由井 伸彦
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
  • 株式会社 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
  • 国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
発明の名称 細胞剥離剤及び細胞シート剥離方法
発明の概要

【課題】 容器表面に接着した細胞を簡便な操作により剥離する。
【解決手段】 本発明の細胞シート剥離剤は、アミノ化ポリロタキサンを含有するものである。ここで、本発明の細胞剥離剤の骨格をなすポリロタキサンは、線状分子に環状分子を複数貫通した状態で線状分子の両端に環状分子が外れないような嵩高いキャップを結合させた構造を有している。また、本発明の細胞剥離剤に含まれるアミノ化ポリロタキサンは、ポリロタキサンに含まれるシクロデキストリン骨格中の少なくとも一部の水酸基がアミノ基を有する置換基で置換された化合物である。この細胞シート剥離剤によれば、細胞にダメージを与えることなく、また、温度をコントロールすることなく容器表面に接着した培養細胞を剥離することができる。
【選択図】 図1

従来技術、競合技術の概要


容器内で培養した細胞シートは容器表面に接着しているため、この細胞シートを回収するにはディスパーゼ(登録商標)のようなタンパク分解酵素を用いて容器表面から剥離する操作を行っている。このようなタンパク分解酵素を用いた剥離操作では、細胞にダメージを与えるだけでなく、培養にともなって産生された細胞外マトリクスも分解してしまうことがある。また、タンパク分解酵素は動物由来材料である場合が多く、再生医療用の細胞シートへ応用する場合、安全性に課題がある。この点に鑑み、例えば特許文献1では、容器表面に接着した培養細胞をタンパク分解酵素を用いることなく剥離させて回収する方法が提案されている。即ち、表面をポリ-N-イソプロピルアクリルアミドで被覆したペトリ皿を用意し、このペトリ皿上にてウシの大動脈の血管内細胞の培養を37℃でおこなった後、4℃に冷却することによりペトリ皿の表面を疎水性から親水性に変化させ、培養細胞を剥離させて回収している。

【特許文献1】特公平6-104061号公報

産業上の利用分野


本発明は、細胞剥離剤及び細胞シート剥離方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
容器表面に接着した細胞シートを剥離するために用いられる、アミノ化ポリロタキサンを含有する細胞剥離剤。

【請求項2】
前記アミノ化ポリロタキサンは、ポリロタキサンに含まれるシクロデキストリン骨格中の少なくとも一部の水酸基がアミノ基を有する置換基で置換された化合物である、請求項1に記載の細胞剥離剤。

【請求項3】
前記ポリロタキサンは、線状分子に環状分子を複数貫通した状態で線状分子の両端に加水分解性結合を介して嵩高い置換基を有する生体親和性基が導入された化合物である、請求項2に記載の細胞剥離剤。

【請求項4】
前記アミノ基を有する置換基は、-OOCNH-A-NR12(Aは分岐を有していてもよい炭化水素鎖、R1及びR2は同じであっても異なっていてもよく水素又は分岐を有していてもよい炭化水素基)である、請求項2又は3に記載の細胞剥離剤。

【請求項5】
Aは、炭素数2~4の分岐を有していてもよい炭化水素鎖である、請求項4に記載の細胞剥離剤。

【請求項6】
1及びR2は、同じであっても互いに異なっていてもよく水素又は炭素数1~5の分岐を有していてもよい炭化水素基である、請求項4又は5に記載の細胞剥離剤。

【請求項7】
容器表面に細胞を接着させて培養して細胞シートにする培養工程と、
前記培養工程のあと請求項1~6のいずれか1項に記載の細胞剥離剤を添加した培地に交換して前記容器表面から前記細胞シートを剥離させる剥離工程と、
を含む細胞シート剥離方法。

【請求項8】
請求項に記載の細胞シート剥離方法であって、
前記剥離工程のあと前記剥離した細胞シートを回収する回収工程、
を含む細胞シート剥離方法。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2004286163thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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