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経皮端子および医療用チューブ

国内特許コード P110003483
整理番号 K020P62
掲載日 2011年6月22日
出願番号 特願2005-136697
公開番号 特開2005-342508
登録番号 特許第4686743号
出願日 平成17年5月9日(2005.5.9)
公開日 平成17年12月15日(2005.12.15)
登録日 平成23年2月25日(2011.2.25)
優先権データ
  • 特願2004-138855 (2004.5.7) JP
発明者
  • 古薗 勉
  • 岸田 晶夫
  • 田中 順三
  • 安田 昌司
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 財団法人ヒューマンサイエンス振興財団
  • 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 経皮端子および医療用チューブ
発明の概要 【課題】 生体組織との密着性の高く、かつ、医療用チューブを経皮部付近にて固定することができる経皮端子を提供する。
【解決手段】 経皮端子1は、生体内に挿入された医療用チューブの周囲に存在する生体組織の位置を固定する経皮端子であって、基体の表面の少なくとも一部が、基材とリン酸カルシウム焼結体とが化学結合してなるリン酸カルシウム複合体で被覆されている。また、経皮端子1は、胴部に鍔部が設けられている形状がより好ましい。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


近年、経皮カテーテル等の体内留置型医療用デバイスが医療に用いられている。例えば、上記経皮カテーテルは、生体外から生体内に挿入され、腹膜透析等の医療行為が行われている。ところが、経皮カテーテル等の体内留置型医療用デバイスを生体内に埋植(移植)した場合、生体組織が、上記体内留置型医療用デバイスを異物と認識してしまう。そして、上記生体組織と上記医療用デバイスとが密着しないため、表皮がカテーテルに沿って内側に落ち込むいわゆるダウングロース(上皮組織がカテーテル表面に沿って内部へ陥入していく現象)が生じることとなる。そして、このダウングロースが深くなると消毒が行き届かず、細菌の感染経路を形成することとなり、皮膚の炎症などを引き起こしてしまう。そして、最終的には上記体内留置型医療用デバイスを引き抜かなければならない状態を生じてしまうという問題がある。そこで、このような問題点を解決するために、生体密着性を付与した様々な体内留置型医療用デバイスが提案されている。



例えば、体内留置型医療用デバイスとして、生体適合性の高いハイドロキシアパタイトセラミックスからなる経皮端子が提案されている(非特許文献1参照)。



また、表面に生体適合性の高いハイドロキシアパタイトを接着や溶融によって取り付けている経皮カテーテルが提案されている。
【非特許文献1】
H. AOKI, in“Medical Applications of Hydroxyapatite” (Ishiyaku EuroAmerica Inc., 1994) p. 133

産業上の利用分野


本発明は、例えば、体内留置型医療用デバイスにおける生体内挿入部での細菌感染を防止するための経皮端子に関するものであり、より詳細には、生体密着性が高い経皮端子に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
生体内に挿入される医療用チューブを当該医療チューブの挿入位置で固定する経皮端子であって、
上記医療用チューブを保持する基体の表面の少なくとも一部が、基材と生体親和性セラミックスとが化学結合してなる生体親和性セラミックス複合体で被覆されており、
上記生体親和性セラミックス複合体は、多数の粒子状の生体親和性セラミックス複合体であることを特徴とする経皮端子。

【請求項2】
上記基体には、上記医療用チューブの挿入方向に対する当該基体の移動を抑制する鍔部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の経皮端子。

【請求項3】
上記鍔部には、穴部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の経皮端子。

【請求項4】
上記鍔部が、上記基体の一端から他端までの間に設けられているとともに、上記一端から鍔部を含む領域のみが、上記生体親和性セラミックス複合体で被覆されていることを特徴とする請求項2記載の経皮端子。

【請求項5】
上記鍔部は、医療用チューブの挿入方向に対して所定の角度を有するように設けられていることを特徴とする請求項2記載の経皮端子。

【請求項6】
上記鍔部の形状は、鍔部の生体への差し込み側の先端が先細形状であり、かつ鍔部の生体への差し込み方向と反対側の反部が先端に向かって広がっている形状であることを特徴とする請求項2~5のいずれか1項に記載の経皮端子。

【請求項7】
上記医療用チューブと一体化されてなることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の経皮端子。

【請求項8】
上記生体親和性セラミックスがリン酸カルシウムであることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の経皮端子。

【請求項9】
上記生体親和性セラミックスがリン酸カルシウムであるリン酸カルシウム複合体は、長軸方向の長さが1μm~1cmの範囲内であり、短軸方向の長さが1nm~1mmの範囲内である柱状または球状の形状であることを特徴とする請求項8に記載の経皮端子。

【請求項10】
上記基材がシルクフィブロインであることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の経皮端子。

【請求項11】
上記生体親和性セラミックス複合体は、基体に対して起毛状態となるように被覆されている請求項1~10のいずれか1項に記載の経皮端子。

【請求項12】
請求項1~11のいずれか1項に記載の経皮端子を備えることを特徴とする医療用チューブ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005136697thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) さきがけ ナノと物性 領域
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