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Tリンパ性白血病の検出方法及び検出用キット

国内特許コード P110003486
整理番号 RJ008P51
掲載日 2011年6月22日
出願番号 特願2005-150813
公開番号 特開2006-325440
登録番号 特許第4794213号
出願日 平成17年5月24日(2005.5.24)
公開日 平成18年12月7日(2006.12.7)
登録日 平成23年8月5日(2011.8.5)
発明者
  • 森下 和広
  • 坪内 博仁
  • 谷脇 雅史
出願人
  • 国立大学法人 宮崎大学
  • 独立行政法人科学技術振興機構
発明の名称 Tリンパ性白血病の検出方法及び検出用キット
発明の概要

【課題】本発明はATL等のTリンパ性白血病に関連する遺伝子異常を指標とした、Tリンパ性白血病の効果的な検出方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は生体から単離された検体中のAREB6遺伝子の発現レベルを測定し、前記発現レベルの低下を指標としてTリンパ性白血病を検出することを特徴とするTリンパ性白血病の検出方法に関する。本発明はまたAREB6遺伝子の発現レベルを測定するための試薬を含むTリンパ性白血病を検出するためのキットに関する。
【選択図】図5

従来技術、競合技術の概要


成人T細胞白血病はヒトT細胞白血病ウイルス1型(human T-lymphotrophic virus type 1;本明細書において「HTLV-1」と略記する場合がある)がCD4陽性T細胞に母子感染により感染することに起因する白血病の1種である。ATLは特に南九州に多く見られる風土病である。ATLはHTLV-1感染者の5%程度にしか発症せず、感染から発症までは50年程度の期間を要するものの、発症後の予後は極めて悪く効果的な治療方法が存在しない難治性の白血病である。



従来から用いられているATLの診断法の一つに、サザンブロット法を用いて白血病細胞においてウイルスの組込みを確認する方法がある。この方法は確定診断としては使用できるが発症前の診断法としては用いることができず、また、白血病患者に対する診断に用いても患者予後の予測はできず、適切な治療法の選択のための情報を得ることができないという問題があった。



また特許文献1及び2にはATLの検出方法が記載されているが、これらの方法も必ずしも満足できるものではない。特許文献3には種々の遺伝子を利用した骨髄系白血病(MDS、AML)の診断法が開示されているがATLを含むTリンパ性白血病の診断法は開示されていない。

【特許文献1】特許第3323258号公報

【特許文献2】特開2004-163121号公報

【特許文献3】国際公開WO2004/097051号パンフレット

産業上の利用分野


本発明は、Tリンパ性白血病、特に成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia;本明細書において「ATL」と略記する場合がある)の検出方法及びそのためのキットに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生体から単離された検体中のAREB6遺伝子の発現レベルを測定し、前記発現レベルが正常検体中のAREB6遺伝子の発現レベルと比較して低下していることを指標として、前記生体を成人T細胞白血病発症の可能性が高いと判定することを特徴とする、成人T細胞白血病発症の可能性を判定する方法

【請求項2】
生体から単離された検体中のAREB6遺伝子の発現レベルを測定し、前記発現レベルが正常検体中のAREB6遺伝子の発現レベルと比較して低下していることを指標として、前記生体をヒトT細胞白血病ウイルス感染の可能性が高いと判定することを特徴とする、ヒトT細胞白血病ウイルス感染の可能性を判定する方法

【請求項3】
前記検体が白血球細胞である請求項1又は2記載の方法。

【請求項4】
AREB6を特異的に検出するためのオリゴヌクレオチドプローブ若しくはAREB6を特異的に増幅するためのプライマーセット、又はAREB6に反応し得る抗体若しくはその抗原結合断片を含む、請求項1に記載の方法により成人T細胞白血病発症の可能性を判定するためのキット。

【請求項5】
AREB6を特異的に検出するためのオリゴヌクレオチドプローブ若しくはAREB6を特異的に増幅するためのプライマーセット、又はAREB6に反応し得る抗体若しくはその抗原結合断片を含む、請求項2に記載の方法によりヒトT細胞白血病ウイルス感染の可能性を判定するためのキット。
産業区分
  • 微生物工業
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005150813thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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