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光学系付属品、それを用いた分光光度計

国内特許コード P110003517
整理番号 I019P002
掲載日 2011年6月22日
出願番号 特願2005-289531
公開番号 特開2007-101280
登録番号 特許第4106064号
出願日 平成17年10月3日(2005.10.3)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
登録日 平成20年4月4日(2008.4.4)
発明者
  • 井上 佳久
  • ビクター ボロフコフ
  • 鈴木 仁子
  • 永森 浩司
  • 真砂 央
  • 和田 明生
出願人
  • 日本分光株式会社
  • 独立行政法人科学技術振興機構
発明の名称 光学系付属品、それを用いた分光光度計
発明の概要

【課題】円二色性を十分な精度で測定のできる光学系付属品、およびそれを用いた分光高度計を提供すること。
【解決手段】 ダブルビーム型分光光度計の試料室に着脱自在な、円二色性を測定するための光学系付属品110であって、該光学系付属品110は、一方の光束の光路上に設置され、該光束を直線偏光とする第1の偏光子112aと、他方の光束の光路上に設置され、該光束を直線偏光とする第2の偏光子112bと、第1および第2の偏光子112a,112bからの直線偏光を互いに逆向きの円偏光とする4分の1波長板114と、該4分の1波長板からの左右円偏光が照射される試料を保持する試料保持手段118とを備え、前記4分の1波長板114を透過した光が試料保持手段118に保持される試料の略同一点に照射するように、前記第1、第2の偏光子、および前記4分の1波長板を配置している。
【選択図】図2

従来技術、競合技術の概要


化合物の光学活性の測定を利用してその絶対配置を決定することは重要なことである。例えば、光学活性アミン類、アルコール類は食品・薬物などに広く利用される有用な化合物であるが、これらの絶対構造を決定することは化学・生物学・薬物の分野において非常に重要である。しかし、これらの化合物は、顕著な発色団を持たず、円二色性(CD)を持たない、もしくは非常に小さいものであることが少なくない。
一方、亜鉛ポルフィリン二量体はそれ自体では円二色性を持たないが、上記アミンやアルコールと混合すると配位化合物を形成し、アミンやアルコールのキラリティーと相関した配位化合物のキラリティーが生じる。しかもこの配位化合物のキラリティーは元のアミンやアルコール類のキラリティーよりも大きなものとなり、かつ分裂幅があまり大きくない励起子タイプの円二色性を示す性質がある。特許文献1、2にはこの性質を利用して、従来円二色性測定では難しいとされていたアミン類、アルコール類のキラリティーを高感度に測定する方法が記載されている。

【特許文献1】特開2001-220392号公報

【特許文献2】特開2004-264049号公報

産業上の利用分野


本発明は、ダブルビーム型の分光光度計用の光学系付属品、およびそれを用いた分光光度計、特に該装置による円二色性測定の測定方式の改良に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
光出射手段から放射された光を二つの光束に分割し、該二つの光束を試料室に導入し、該試料室から出射した二つの光束をそれぞれ光検出手段で検出するダブルビーム型分光光度計と、該ダブルビーム型分光光度計の試料室に着脱自在な、円二色性を測定するための光学系付属品と、を備え、円二色性の測定を行う分光光度計であって、
前記光学系付属品は、前記試料室内の一方の光束の光路上に設置される試料を保持する第1の試料保持手段と、他方の光束の光路上に設置される試料を保持する第2の試料保持手段と、各試料保持手段の光照射側に設置され、左円偏光および右円偏光を生成する左円偏光生成手段および右円偏光生成手段とを備え、
前記左円偏光生成手段および右円偏光生成手段は各々偏光子と4分の1波長板とを含み、
前記左円偏光生成手段と右円偏光生成手段とは、その配置位置が入れ替え可能に構成され、前記第1の試料保持手段側に左円偏光、第2の試料保持手段側に右円偏光を照射する第1の照射状態と、前記第1の試料保持手段側に右円偏光、第2の試料保持手段側に左円偏光を照射する第2の照射状態と、を切替可能なものであり、
また、該分光光度計は、前記光検出手段にて検出した第1の試料保持手段側からの試料の透過光の強度と、第2の試料保持手段側からの試料の透過光の強度との差もしくは商を求める検出強度差演算手段と、
前記第1および第2の試料保持手段に円二色性の測定対象となる同一の試料を設置したときの前記第1の照射状態での前記検出強度差演算手段にて求めた検出強度差および前記第2の照射状態での前記検出強度差演算手段にて求めた検出強度差、前記第1および第2の試料保持手段に同一のブランク試料を設置したときの前記第1の照射状態での前記検出強度差演算手段にて求めた検出強度差および前記第2の照射状態での前記検出強度差演算手段にて求めた検出強度差を記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された、円二色性の測定対象となる試料を設置したときの第1の照射状態および第2の照射状態での検出強度差と、ブランク試料を設置したときの第1の照射状態および第2の状態での検出強度差とから前記測定対象となる試料の円二色性を算出する円二色性算出手段と、
を備えたことを特徴とする分光光度計
産業区分
  • 試験、検査
  • 測定
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005289531thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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