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体液浄化カセットの成形方法

国内特許コード P110003518
整理番号 RX07P16
掲載日 2011年6月22日
出願番号 特願2005-289600
公開番号 特開2007-097746
登録番号 特許第4118293号
出願日 平成17年10月3日(2005.10.3)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
登録日 平成20年5月2日(2008.5.2)
発明者
  • 竹澤 真吾
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
  • 株式会社メディカルシード
  • 株式会社坂本金型工作所
  • 株式会社日本製鋼所
発明の名称 体液浄化カセットの成形方法
発明の概要


【課題】安価に且つ可及的に小型化された体液浄化カセットを成形することのできる成形方法を提供する。
【解決手段】体液浄化装置本体に対して、脱着される体液浄化カセット(U1)を合成樹脂製の箱状体(F1、F2)と、該箱状体に内蔵される基本要素(R1、1、PT1)と、ダイアライザ(2)、血漿交換モジュール、免疫吸着筒等の体液浄化要素から必要な要素が選択されている選択要素(2)と、基本要素と選択要素を接続する体液流路(R1~R7)とから構成する。箱状体(F1、F2)と、体液流路(R1~R7)は、1次成形により二つ割り構造の断面が所定形状を有するように成形し、そして2次成形により二つ割り構造体を一体化してカセット化する。二つ割り構造の体液流路を2次成形により一体化するときに、基本要素(R1、1、PT1)と選択要素(2)とを体液流路(R1~R7)に液密的に接続する。
【選択図】 図2

従来技術、競合技術の概要


血液等の体液処理装置あるいは体液浄化装置は、腹膜透析装置、血液透析装置、血液透析濾過装置等として従来周知であり、例えば特許文献1により血液透析装置が提案されている。また、特許文献2には、血液浄化装置が示されている。




【特許文献1】特開2003-305118

【特許文献2】特開平9-239024号



特許文献1に示されている血液透析装置は、血液透析要素すなわちダイアライザを備えている。このダイアライザの中には、該ダイアライザを軸方向に二分する形で透析膜が設けられ、その一方が血液流路となり、他方が透析液流路となっている。したがって、血液流路に血液を、そして透析液流路に透析液を対向流れとして流すと従来周知のようにして血液は透析処理される。上記のようなダイアライザにより血液を透析処理するためには、フィルタ、エアトラップ、血液ポンプ、透析液供給・受入要素、開閉弁、流量計、制御装置等も必要としている。そして、これらは特許文献1には明確な説明はないが、ダイアライザと共に一つの筐体に収納され、比較的大きな血液透析装置が構成されている。



また、特許文献2により提案されている血液浄化装置には、透過膜が設けられている血液浄化器が備わっている。この血液浄化器に、患者から取り出される血液が導入され、そして血液成分が濾過された血液は置換液と共に患者に戻されるようになっている。このとき、血液成分あるいは濾過液は透析液と共に体外へ排出される。このような血液の浄化処理をするためには、血液ポンプ、濾過液ポンプ、補液ポンプ、透析液ポンプ、制御装置等も必要とし、これらも一つの筐体内に収納され、血液浄化装置が構成されている。

産業上の利用分野


本発明は、流路中の気泡を検出する気泡検出器、流路中の体液の圧力を検出する圧力検出器、透析液供給装置、ヒータ、温度計、電気伝導度計、少なくとも1個のローラ型ポンプのポンプロータ、制御装置等が設けられている体液浄化装置本体に、選択的に装着される体液浄化カセットが、少なくとも体液流路とエアトラップと複数個のポンプ送液チューブとからなる基本要素と共に、ダイアライザ、血液濾過フイルタ、精密濾過フイルタ、メッシュフイルタ、血漿交換モジュール、免疫吸着筒等の体液浄化要素から必要な要素が選択されている選択要素と、前記基本要素と選択要素を接続している体液流路とを内蔵し、これらを内蔵している体液浄化カセットを前記体液浄化装置本体に装着すると、前記体液浄化装置本体のポンプロータが前記基本要素のポンプ送液チューブと共働してローラ型ポンプが構成され、血液透析、腹膜透析、血漿交換、免疫吸着等の所望の体液浄化ができるようになっている体液浄化カセットの成形方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
流路中の気泡を検出する気泡検出器、流路中の体液の圧力を検出する圧力検出器、透析液供給装置、ヒータ、温度計、電気伝導度計、少なくとも1個のローラ型ポンプのポンプロータ、制御装置等が設けられている体液浄化装置本体に、選択的に装着される体液浄化カセットが、少なくとも合成樹脂製の体液流路とエアトラップと複数個のポンプ送液チューブとからなる基本要素と共に、ダイアライザ、血液濾過フイルタ、精密濾過フイルタ、メッシュフイルタ、血漿交換モジュール、免疫吸着筒等の体液浄化要素から必要な要素が選択されている選択要素と、前記基本要素と選択要素を接続している体液流路とを内蔵し、これらを内蔵している体液浄化カセットを前記体液浄化装置本体に装着すると、前記体液浄化装置本体のポンプロータが前記基本要素のポンプ送液チューブと共働してローラ型ポンプが構成され、血液透析、腹膜透析、血漿交換、免疫吸着等の所望の体液浄化ができるようになっている体液浄化カセットの成形方法であって、
前記基本要素と選択要素と体液流路とを内蔵する合成樹脂製の中空容器と、前記体液流路は、1次成形により二つ割り構造の断面が所定形状を有するように成形し、そして2次成形により二つ割り構造体を一体化して合成樹脂製の中空容器内に前記基本要素と選択要素と体液流路とを内蔵した体液浄化カセットを成形するに当たり、前記体液流路は、1次成形により二つ割り構造の断面が略半円形を呈する一対の第1、2の半成形品と略板状を呈する仕切部材とを、前記一対の第1、2の半成形品はその突合部に接合用のフランジ部を有するように射出成形し、2次成形により前記仕切部材を前記一対の第1、2の半成形品の突合部で挟んで、前記一対の第1、2の半成形品のフランジ部により構成される接合用空間に溶融樹脂を射出して、前記一対の第1、2の半成形品と前記仕切部材とを液密的に一体化して2つの流路からなる体液流路を成形することを特徴とする体液浄化カセットの成形方法。

【請求項2】
流路中の気泡を検出する気泡検出器、流路中の体液の圧力を検出する圧力検出器、透析液供給装置、ヒータ、温度計、電気伝導度計、少なくとも1個のローラ型ポンプのポンプロータ、制御装置等が設けられている体液浄化装置本体に、選択的に装着される体液浄化カセットが、少なくとも合成樹脂製の体液流路とエアトラップと複数個のポンプ送液チューブとからなる基本要素と共に、ダイアライザ、血液濾過フイルタ、精密濾過フイルタ、メッシュフイルタ、血漿交換モジュール、免疫吸着筒等の体液浄化要素から必要な要素が選択されている選択要素と、前記基本要素と選択要素を接続している体液流路とを内蔵し、これらを内蔵している体液浄化カセットを前記体液浄化装置本体に装着すると、前記体液浄化装置本体のポンプロータが前記基本要素のポンプ送液チューブと共働してローラ型ポンプが構成され、血液透析、腹膜透析、血漿交換、免疫吸着等の所望の体液浄化ができるようになっている体液浄化カセットの成形方法であって、
前記基本要素と選択要素と体液流路とを内蔵する合成樹脂製の中空容器と、前記体液流路は、1次成形により二つ割り構造の断面が所定形状を有するように成形し、そして2次成形により二つ割り構造体を一体化して合成樹脂製の中空容器内に前記基本要素と選択要素と体液流路とを内蔵した体液浄化カセットを成形するに当たり、
前記体液流路は、1次成形により二つ割り構造の断面が略半円形を呈する一対の第1、2の半成形品を、その突合部にはフランジ部を、その端部には拡径された接合段部を有するように成形し、そして前記第1,2の半成形品の接合段部に前記基本要素と前記選択要素の接続部分をインサートして型締めし、そして2次成形により前記第1,2の半成形品のフランジ部により構成される接合用空間と、前記接続部分の外周部と前記第1、2の半成形品の接合段部の内周部との間に溶融樹脂を射出充填して、前記体液流路に前記基本要素と選択要素を液密的に接続することを特徴とする体液浄化カセットの成形方法。

【請求項3】
請求項1または2に記載の成形方法において、同一金型により体液浄化カセットを成形する体液浄化カセットの成形方法。

【請求項4】
請求項2に記載の成形方法において、基本要素と選択要素を2次成形前に同一金型内で予熱する体液浄化カセットの成形方法。

【請求項5】
請求項1~4のいずれかの項に記載の成形方法において、1次成形により第1,2の半成形品を成形するとき、その突合部を突き合わせることによりフランジ部により構成される接合用空間の断面形状は、角が取れた略三角形を呈するように、そして突合部の内周面側は断面形状が略三角形状を呈するように半径外側へ窪んでいるように成形する、体液浄化カセットの成形方法。

【請求項6】
請求項1~5のいずれかの項に記載の成形方法において、基本要素と選択要素と体液流路とが、縦が220mm、横が300mm、高さが80mm以内の合成樹脂製の中空容器内に収まるように成形する体液浄化カセットの成形方法。
産業区分
  • 治療衛生
  • 高分子化合物
  • 省エネルギー
  • 工業用ロボット
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005289600thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
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