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生活情報支援システム

国内特許コード P110003550
整理番号 A171P26
掲載日 2011年6月23日
出願番号 特願2005-504074
登録番号 特許第4385087号
出願日 平成16年3月24日(2004.3.24)
登録日 平成21年10月9日(2009.10.9)
国際出願番号 JP2004004004
国際公開番号 WO2004086258
国際出願日 平成16年3月24日(2004.3.24)
国際公開日 平成16年10月7日(2004.10.7)
優先権データ
  • 特願2003-081650 (2003.3.24) JP
発明者
  • 橋田 浩一
  • 川口 尹由
  • 松尾 豊
  • 和泉 憲明
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 国立研究開発法人産業技術総合研究所
  • 川口 尹由
発明の名称 生活情報支援システム
発明の概要 18種のインデックスデータがそれぞれ付与された、ラベル付きノードとノード間のリンクとを含む18分類の生活関連情報データを記憶し、且つシソーラスTを記億する生活関連情報データベースIAを構築しておき、情報通信装置から該生活関連情報データベースIAへのアクセス時にインデックスデータの選択並びにラベル付きノードとリンクについての情報を含む検索質問Qに従って情報データを検索可能ならしめ、情報弱者であっても自己が必要とする生活関連情報を極めて簡便に検索取得することが可能な生活情報支援システムを提供する。
従来技術、競合技術の概要

近年の電子情報技術の進歩は著しく、それを巧みに利用した多種多様な電子情報提供産業も目覚しい発展を続けており、情報利用者側は所望するあらゆる情報をインターネット等を介して電子情報として取得できる電子情報社会が実現されてきている。
しかしながら、現在の電子情報社会においては、コンピュータや携帯電話、モバイル端末などの電子情報機器を巧みに操り、所望の情報が存在するであろうホームページ等の仮想情報提供地を見付け出し、さらにその仮想情報提供地から数段階の操作を経てやっと所望の情報に辿り着くといった煩雑な作業が必要であり、電子情報機器や電子情報形態などの熟知が情報利用者側に要求されている。電子情報機器の複雑な操作を熟知もしくは必要十分に理解している者、あるいは電子情報に慣れている者でなければ、所望の電子情報を取得することは非常に難しく、苦痛ともなり得る。すなわち、現在の電子情報社会は上記熟知者等の情報強者の立場からみて優位に構築されたものであり、電子情報・技術に不慣れな情報弱者にとっては極めて複雑且つ高度に過ぎ、社会から取り残されてしまうとの危惧を抱くまでにもなり得る。
このような電子情報社会は、電子情報技術を開発・研究する側のほとんどが電子情報・電子技術に精通した者であり、使えない方は使えるようになって下さいというような、情報弱者の立場をあまり考慮しない風潮が電子情報業界にあることに端を発していると考えられる。これでは、本当の意味での高度情報社会、電子情報サービスの実現は不可能である。
ところで、従来利用されている情報検索技術としては、自己の所望する情報に関連したキーワードを入力して検索を行う各種の検索エンジンが知られているが、いずれのものも、上述の情報弱者にとってはもちろんのこと、情報強者にとっても、操作が煩雑且つ時間のかかるものとなっている。
具体的には 従来の情報検索は、キーワードやキーワードに対応する識別番号をAND条件やOR条件等の論理式によって組み合わせたものを検索質問とし、文字列照合と統計的処理によって検索を行うものであった。利用者とのインタラクションのためには、たとえば、解候補集合の部分集合について、その各々を特徴付ける語句を統計的な方法によって求め、それらの語句を検索要求に加える語句の候補として提示して、利用者に選ばせるなどの方法が用いられていた。たとえば下記文献を参照されたい。
・林 良彦,小橋 善嗣,”WWW上の検索サービスの技術動向”,情報処理,39巻9号,1998
・藤 田澄男,”自然言語処理を利用した情報の検索・分類へのアプローチ”,情報処理,40巻4号,1999
一般に、情報検索が難しいのは、検索質問と解との間の表現上の差を埋める(検索質問から解の表現を予測する)のが難しいからである。差を埋めるためには複雑な推論が必要であり、そのような推論を自動化することは当分の間は技術的に不可能であると予想される。
したがって、このような推論は、人間と機械とがインタラクションすることによって行うしかないと考えられる。
このため、このインタラクションを簡易化することができれば、情報弱者であれ情報強者であれ、万人が簡単に自己が必要とする情報を得ることができ、電子情報社会の恩恵を十分に受けることができるようになるであろう。
またさらには、情報検索に際して使用されたキーワード等は、ユーザの嗜好や観念などに基づくものであるので、これを蓄積し分析することで、電子情報からなる仮想社会でのユーザの行動と実社会でのユーザの行動とを比較するなどして、市場動向を抽出することも可能になると考えられる。
この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑み、情報弱者であっても自己が必要とする生活情報を極めて簡便に検索取得することを可能ならしめ、優れた情報支援を実現することのできる生活情報支援システムを提供することを課題としている。

産業上の利用分野

この出願の発明は、生活情報支援システムに関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、情報強者はもちろんのこと、情報弱者によっても自己の所望する電子情報を極めて簡便に検索取得することができる生活情報支援システムに関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】生活関連情報を記憶する生活関連情報データベース、生活関連情報データベースにアクセス可能な情報通信装置、および情報通信装置による生活関連情報データベース内の生活関連情報の検索処理を支援する情報検索支援装置を備えており、
生活関連情報データベースは、
18種の生活関連情報インデックス毎に、ラベル付きノードとノード間のリンクとを含む18分類の生活関連情報を記憶した18分類データベース、およびノードのラベル間の類似性の度合いを定義するシソーラスTを記憶したシソーラスデータベースを有しており、
情報通信装置は、
その処理部により、前記18種の生活関連情報インデックスを表示部に表示させ、且つ表示された前記18種の生活関連情報インデックスに対する選択入力を入力部から受け付け、且つラベル付きノードとノード間のリンクとについての情報を含む検索質問Qの入力を入力部から受け付け、且つ情報検索支援装置から送られてくる解候補集合Fを表示部に表示させ、且つ表示された解候補集合Fの要素が解に該当するどうかについての入力情報の入力を入力部から受け付け、且つシソーラスTの部分集合Rおよび/または検索質問Qに関する削除、追加または変更についての入力情報の入力を入力部から受け付け、
情報検索支援装置は、
その処理部により、情報通信装置から送られてくる前記入力された生活関連情報インデックスに従って前記18分類データベースの一つを選択し、且つ情報通信装置から送られてくる前記入力されたリンクに従い、前記シソーラスデータベースおよび前記選択された18分類データベースを参照し、前記シソーラスTの部分集合Rで定義されるラベル間の類似性を用いて、前記入力された検索質問Qによる該18分類データベースの検索結果として解候補集合Fを求め、且つ情報通信装置から送られてくる前記入力された入力情報に従い、求められた解候補集合Fから解に該当しない要素を削除し、且つ情報通信装置から送られてくる前記入力された入力情報に従い、部分集合Rおよび/または検索質問Qの内容を削除、追加または変更する、
ことを特徴とする生活情報支援システム。
【請求項2】前記情報通信装置は、
前記処理部により、前記生活関連情報データベースまたは前記情報検索支援装置から送られてくる前記18種の生活関連情報インデックスを前記表示部に表示させる、
ことを特徴とする請求項1記載の生活情報支援システム。
【請求項3】前記18種の生活関連情報インデックスが、「買物」、「食事」、「衣装」、「住宅」、「健康」、「医療」、「介護」、「育児」、「仕事」、「教育」、「余暇」、「保険」、「金融」、「会社」、「公共」、「行政」、「相談」、「緊急」であり、
前記18分類の生活関連情報が、買物情報データ、食事情報データ、衣装情報データ、住宅情報データ、健康情報データ、医療情報データ、介護情報データ、育児情報データ、仕事情報データ、教育情報データ、余暇情報データ、保険情報データ、金融情報データ、会社情報データ、公共情報データ、行政情報データ、相談情報データ、緊急情報データである、
ことを特徴とする請求項1記載の生活情報支援システム。
【請求項4】前記生活関連情報データベースは、
地域情報がさらに付加された前記18分類の生活関連情報を記憶した前記18分類データベースを有しており、
前記情報通信装置は、
前記処理部により、地域インデックスのリストを表示部に表示させ、且つ表示された地域インデックスに対する選択入力を入力部から受け付け、
前記情報検索支援装置は、
前記処理部により、前記情報通信装置から送られてくる前記入力された地域インデックスに従い、前記選択された18分類データベースに記憶されている前記生活関連情報のうちで、該地域インデックスと一致する地域情報が付加されている生活関連情報のみを検索対象に設定する、
ことを特徴とする請求項1記載の生活情報支援システム。
【請求項5】前記生活関連情報データベースは、
属性情報がさらに付加された前記18分類の生活関連情報を記憶した前記18分類データベースを有しており、
前記情報通信装置は、
前記処理部により、属性インデックスのリストを表示部に表示させ、且つ表示された属性インデックスに対する選択入力を入力部から受け付け、
前記情報検索支援装置は、
前記処理部により、前記情報通信装置から送られてくる前記入力された属性インデックスに従い、前記選択された18分類データベースに記憶されている前記生活関連情報のうちで、該属性インデックスと一致する属性情報が付加されている生活関連情報のみを検索対象に設定する、
ことを特徴とする請求項1記載の生活情報支援システム。
【請求項6】前記情報通信装置は、
前記処理部により、検索質問Qを表示部に表示させ、且つ表示された検索質問Qの2つのノードを結ぶリンクがない場合にリンクを挿入することを指示する入力情報の入力を入力部から受け付け、且つ表示された検索質問Qのリンクを削除することを指示する入力情報の入力を入力部から受け付け、且つ表示された検索質問Qに新たなノードを付加することを指示する入力情報の入力を入力部から受け付け、且つ表示された検索質問Qのノードでリンクの端点でないものを削除することを指示する入力情報の入力を入力部から受け付け、
前記情報検索支援装置は、
前記処理部により、前記情報通信装置から送られてくる前記入力された入力情報に従ってリンクを挿入し、且つ前記入力された入力情報に従ってリンクを削除し、且つ前記入力された入力情報に従って検索質問Qにノードを付加し、且つ前記入力された入力情報に従って検索質問Qからノードを削除する、
ことを特徴とする請求項1記載の生活情報支援システム。
【請求項7】前記情報通信装置は、
前記処理部により、検索質問Qのノードごとに、そのノードのラベルLと他のノードのラベルMについて類似度を示す値T(L,M)が前記シソーラスデータベース中のシソーラスTにおいて定義されているような、前記選択された18分類データベース中のノードのラベルMのリストを、前記情報検索支援装置から受信して表示部に表示させ、且つ表示されたリスト中のラベルを選択するまたは非選択とすることを指示する入力情報の入力を入力部から受け付け、
前記情報検索支援装置は、
前記処理部により、前記情報通信装置から送られてくる前記入力された入力情報に従い、このリスト中の要素MでシソーラスTの部分集合RにおいてR(L,M)が定義されていないものにつき、部分集合Rの定義を拡張してR(L,M)=T(L,M)とする、またはこのリスト中の要素MでR(L,M)が定義されているものにつき、部分集合Rの定義を縮小してR(L,M)を未定義とする、
ことを特徴とする請求項1記載の生活情報支援システム。
【請求項8】前記情報通信装置は、
前記処理部により、検索質問Qのノードxごとに、リンクy-zが前記選択された18分類データベースのリンクであるノードz∈F(x)が存在するような、ノードyのラベルのリストを、前記情報検索支援装置から受信して表示部に表示させ、且つ表示されたリスト中のラベルのいくつかを選択することを指示する入力情報の入力を入力部から受け付け、
前記情報検索支援装置は、
前記処理部により、前記情報通信装置から送られてくる前記入力された入力情報に従い、選択されたラベルLについて、Lをラベルとするノードyとリンクx-yとを検索質問Qに付加する、
ことをさらに特徴とする請求項1記載の生活情報支援システム。
【請求項9】前記情報通信装置は、
前記処理部により、検索質問Qのリンクx-yごとに、解候補の値域中のノードf(x)とf(y)を結ぶ最短経路がノードzを含み、解候補fの値域f(Q)がノードzを含まないような解候補fが存在するノードzのラベルのリストを、前記情報検索支援装置から受信して表示部に表示させ、且つ表示されたリスト中のラベルのいくつかを選択することを指示する入力情報の入力を入力部から受け付け、
前記情報検索支援装置は、
前記処理部により、前記情報通信装置から送られてくる前記入力された入力情報に従い、このリストの要素をラベルとするノードzとリンクx-z及びz-yを検索質問Qに付加する、
ことをさらに特徴とする請求項1記載の生活情報支援システム。
【請求項10】分析情報データベースおよび情報分析装置をさらに備えており、
分析情報データベースは、
前記情報通信装置にて入力されたインデックス、検索質問Qおよび入力情報を蓄積し、且つ前記情報検索支援装置にて求められた検索結果を蓄積し、且つ外部から別途入力されるマルチメディアデータを蓄積し、
情報分析装置は、
その処理部により、分析情報データベースに蓄積されているインデックス、検索質問Q、入力情報、検索結果、およびマルチメディアデータのうちのいずれか二種以上に基づいて情報分析を行う、
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の生活情報支援システム。
【請求項11】前記情報分析装置は、
前記処理部により、検索質問Q、入力情報、検索結果、およびマルチメディアデータのうちのいずれか二種以上を分析情報データベースから読み出し、それらの部分グラフを抽出し、抽出された部分グラフ同士の関係を抽出する、
ことを特徴とする請求項10記載の生活情報支援システム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 高度メディア社会の生活情報技術 領域
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