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チタン、銀、シリコンに結合能を有するペプチド コモンズ

国内特許コード P110003581
整理番号 N051P08
掲載日 2011年6月23日
出願番号 特願2005-512129
登録番号 特許第4885542号
出願日 平成16年7月30日(2004.7.30)
登録日 平成23年12月16日(2011.12.16)
国際出願番号 JP2004011319
国際公開番号 WO2005010031
国際出願日 平成16年7月30日(2004.7.30)
国際公開日 平成17年2月3日(2005.2.3)
優先権データ
  • 特願2003-282509 (2003.7.30) JP
発明者
  • 芝 清隆
  • 佐野 健一
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 チタン、銀、シリコンに結合能を有するペプチド コモンズ
発明の概要 ソフトマターによるチタン、銀、シリコン材料の高機能化を行うために必要なチタン、銀、シリコンへの結合能を持つペプチド配列、ファージ、人工タンパク質やキメラ分子、または前記ペプチド配列と機能性ペプチド配列を持つ、ペプチド、ファージ、人工タンパク質又はキメラ分子とチタンの複合体を提供するものである。チタン粒子等に、異なったペプチド配列をファージ粒子上に提示したファージ集団を接触させ、ファージ粒子が結合したチタン粒子を遠心操作により回収し、得られたファージ粒子を菌体中で増殖させ、次いで、パニング操作を繰り返すことにより、チタンに結合するファージクローンを濃縮する。このファージクローンから、チタンに結合能を持つペプチドRKLPDAPGMHTW等を同定する。チタン、銀、シリコンへの結合能を持つペプチドとして、RKLPDAやRALPDAを挙げることができる。
従来技術、競合技術の概要




1952年のブローネマルクによるチタンと骨が結合組織を介することなく結合するオッセオインテグレーション現象の発見を契機に、1965年に初めて純チタン製のインプラントが臨床応用された。現在に至るまで、オッセオインテグレーション現象を利用した、インプラント治療は盛んに行われているが、チタンと骨が結合するまでに要する期間は、3~6ヶ月と非常に長い時間が必要になっており、その間これまでにも、この期間を短縮するために骨親和性を高める目的で、表面仕上げに工夫をしたり、カルシウムやハイドロキシアパタイトのチタン表面への蒸着や、材料にチタン合金を検討するなど、主に機械的な材料改変であるハードマターの再設計からのアプローチは盛んに行われているが、これまでのところ顕著な効果は得られていない。例えば、ハイドロキシアパタイトのようなセラミックの場合、被膜の減少や物理的性質上、負荷に弱いことが問題となる。また、合金の場合これまで多数検討されてきたが、多くの場合、有害な組織反応を引き起こしており、現在では、純チタンとその合金である、TiAlVが使われているに留まる。



また、インプラントと周囲粘膜の関係は、歯と歯肉の関係と異なり感染に対する抵抗力が小さい瘢痕組織であると考えられている。そのため、この問題を解決するために、チタン表面に抗菌剤をコートするなど、先述したハードマターの検討がなされているが、このようなハードマターからのアプローチでは、インプラントと周囲粘膜との解剖学的・組織学的な関係の改善は考慮されていない。



チタンは、非常に酸化されやすく、大気中・水中で直ちに二酸化物を形成する。二酸化チタン結晶のひとつである、アナターゼ形結晶が持つ光触媒活性を利用して、ほぼすべての有害化学物質を分解・無害化することができるため、シックハウスガスやアセトアルデヒドなどの悪臭の分解、防カビ剤の様々な用途に用いられている。しかし、アナターゼ形結晶が利用できる波長は紫外域に限られているため、可視光域で利用できる光触媒の開発が望まれている。



その他、被験体に生体内利用するのに適した材料を、放出可能な形のオステオポンチンと組み合わせてオステオポンチン含有インプラントを形成した状態で含む、オッセオインテグレーションの速度及び骨接着のパーセンテージを増加させる新規なオステオポンチン含有インプラント(特表2002-500898号公報)や、金属化合物を結合し、分子レベルでその配向や配列の制御を可能にした新規な蛋白質、蛋白質断片、ペプチドまたはこれらの変異体の誘導体を提供するため、蛋白質、蛋白質断片、ペプチド、またはこれらの変異体の有する特徴的な立体構造上に、ニトリロ三酢酸構造などを有する官能基を導入することにより、結合する金属化合物の構造を分子レベルで制御する技術(特開平10-338700号公報)や、半導体物質に特異的に結合することができるアミノ酸オリゴマーを有するように修飾された自己組織化生物分子を用いることにより、相や配置などの特異的な結晶的特性を有する半導体物質のナノ結晶を作製する方法(米国特許出願公開第2003/0073104号明細書)が提案されている。



上記のように、インプラントの分野におけるチタン材料の高機能化を、ハードマターによる材料改変ではなく、チタン表面に柔軟に結合することのできるソフトマターであるタンパク質などの高分子ポリマーにより行おうと考えたとき、チタン表面を特異的に認識・結合するようなアミノ酸モチーフは天然には存在しないという問題がある。本発明の課題は、ソフトマターによるチタン材料の高機能化を行うために必要なチタンへの結合能を持つペプチド配列、ファージ、人工タンパク質やキメラ分子、または前記ペプチド配列と機能性ペプチド配列を持つ、ペプチド、ファージ、人工タンパク質又はキメラ分子とチタンの複合体を提供することにある。具体的には、前記ペプチドと石灰化促進または骨増殖・分化ペプチドもしくは人工タンパク質・キメラタンパク質を表面に結合した機能性チタンインプラント材料で、オッセオインテグレーションが短期間で終了するもの、あるいは、前記ペプチドと歯肉に高い親和性を持つペプチドもしくは人工タンパク質・キメラタンパク質を表面に結合した機能性チタンインプラント材料で、細菌感染等に抵抗性の高いものを提供する。または、可視光領域でも光触媒能を持つような、前記ペプチドもしくは人工タンパク質・キメラタンパク質と二酸化チタン複合体、もしくは前記複合体とクロモフォアのような低分子化合物との複合体を提供することや、前記のペプチドと、肌にやさしいコラーゲン等とのキメラタンパク質・人工タンパク質を表面に結合した二酸化チタン顔料を提供することにある。



本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究し、金属チタンに水溶液中で、多様なペプチド配列をファージ粒子上に提示したファージ集団を接触させ、ファージ粒子がペプチド配列を介して結合したチタンを遠心操作により回収し、得られたチタンに結合したファージ粒子を大腸菌中で増殖させ、次いで、増殖させたペプチド配列をファージ粒子上に提示したファージ集団をチタンに再度接触させるパニング操作を繰り返すことによりチタンに結合するファージクローンを濃縮し、チタンを特異的に認識する、チタンに結合能を有するペプチドを提示すると考えられるファージライブラリーを得た。



得られたファージライブラリーをクローン化し、提示しているアミノ酸配列を調べた。前記のパニング操作を繰り返すことで、特にチタンに強く結合できる配列を提示するクローンがファージライブラリー中に、多数を占めることが予想されるが、RKLPDAPGMHTW(配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチド)を提示するファージクローンが43クローン中33クローンあり、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示するファージクローンのチタンへの結合能は、配列番号16~38で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示するファージクローンの結合能を大きく上回るものであることを見い出した。



チタンに対して、得られた配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示するクローンが、果たして提示している配列を介して結合しているかどうかを検討する必要がある。水晶振動子形相互作用定量装置で消散を同時に測定できるQCM-D300(q-sense AB社 イエテボリ)を用いることで、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示するファージクローンのチタンへの結合が、提示する配列を介して特異的に結合しているかどうかを確認することができる。ファージのように非常に長く伸びた分子が、水晶振動子センサーに対して垂直方向に結合したとき、結合量を表す周波数の減少に対して、消散により測定される粘弾性が極端に上昇する。また、逆に非常に長く伸びた分子であっても、水晶振動子センサー面に水平に方向に結合したとき、周波数の減少に対して粘弾性の極端な上昇は見られない。実際に、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示するファージクローンは、チタン表面に対して、垂直方向に結合していることを示す結果を得た。水晶振動子形相互作用解析装置によるファージの結合様式を調べた例は、おそらく世界で初めてであり、この方法が固体表面に結合するファージの解析に非常に有用であることを同時に示した。



チタンは、水中でその表面は直ちに酸化され、水酸基がチタン原子に結合する。結合した水酸基は、二つのチタン原子間をブリッジする水酸基と、ひとつのチタン原子と結合したターミナルの水酸基に別れると考えられる。ブリッジの水酸基とターミナルの水酸基ではそれぞれ極性が異なるため、異なるpKを持つ。ブリッジの水酸基は酸として、ターミナルの水酸基は塩基として作用していると考えられている。このチタン表面に配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドがどのような特異性で結合しているのかを調べることで、チタンとペプチドの結合を制御することが可能になる。



一般にペプチドモチーフの特異性についての検討は、点変異の導入による機能に重要な役割を果たす残基の同定、欠失変異体の解析による機能領域の絞り込みが行われる。前者においては、アラニンスキャニングと呼ばれる一連のアラニン置換点変異体の機能解析がしばしば行われる。電荷を持たず、メチル基がひとつだけの小さな側鎖を持つアラニンへの置換は、そのアミノ酸残基の側鎖の機能を損なうと考えられている。配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示するファージクローンについてアラニンスキャニングを行った。配列番号4~14で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示する一連の点変異ファージクローンを作製し、それぞれのクローンのチタンへの結合能を調べた結果、4番目のプロリンへの点変異体の結合能は、今回調べた中で最も大きく失われた。プロリンは、グリシンと同じくペプチドやタンパク質の主鎖が大きく折れ曲がる役割をしている。このことから、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドがチタンに結合するのに、4番目のプロリンに於ける主鎖の折れ曲がりが重要な役割を果たしていることが強く示唆された。また、側鎖に電荷を持つアミノ酸のうち1番目のアルギニンと5番目のアスパラギン酸への点変異体の結合能が著しく損なわれたことから、これらの残基が前記したチタン表面の正負の電荷と相互作用していることが示唆された。



アラニンスキャニングの結果、配列番号2の前半部、配列番号1の領域が、チタンへの結合に重要な役割を果たしていることを支持する結果が得られたので、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドの7~12番目を欠失した欠失変異体、すなわち配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示するファージクローンを作製し、チタンへの結合能を調べた。チタンへの結合能は、欠失により影響を受けなかったことから、配列番号1で表されるアミノ酸配列部分だけで十分にチタン結合能を有することが明らかになった。



配列番号3のペプチド配列が、チタンに結合する際、一番目のアルギニンの側鎖の正電荷の重要性は前記の通りであるが、同時に主鎖のアミノ末端のアミノ基と協調的に働いてチタンに結合している可能性が残る。そこで、配列番号3で表されるアミノ酸配列についてアミノ末端にアラニンを挿入した挿入変異体(配列番号15)を作製し、チタンへの結合能を調べた。その結果チタンへの結合能の上昇が見られた。結合能の上昇の理由としては、配列番号3の2番目のリジンの側鎖の正電荷と主鎖のアミノ末端のアミノ基の正電荷間の反発が、一残基のアミノ酸の挿入により減少し、配列番号15で表されるアミノ酸配列からなるペプチドの構造がより安定化したことによるものであると考えることができる。また、この結果は、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドがチタンに結合するのに、必ずしもアルギニンが先頭(アミノ末端)にある必要がないということを意味する。このことは、チタンに結合するキメラタンパク質、人工タンパク質や合成ペプチドなどを作製する際、配列番号1または3の配置に一次構造上の制約を全く受けないことを意味する重要な知見である。



過酸化水素処理により、チタン表面により多くの水酸基が結合することは知られている。また、前記の通り配列番号1,3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドとチタン表面の相互作用は、チタンに結合した水酸基の電荷と、配列番号1,3の一番目のアルギニンの側鎖と5番目のアスパラギン酸の側鎖間の静電的相互作用によるものが支配的だと考えられる。チタンに結合する水酸基の量を調節することができれば、チタンとペプチドの結合量を調節することができる可能性がある。実際に、過酸化水素処理したチタンへの配列番号3を提示するファージクローンの結合能は上昇した。このことは、過酸化水素処理によるチタン表面への水酸基のさらなる付加により、配列番号3を提示するファージクローン、配列番号3のペプチド、およびこれを含む人工タンパク質・キメラタンパク質の結合量を増やすことができる。また、逆にチタン表面から水酸基を除いた場合、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを提示するファージクローン、配列番号3のペプチド、およびこれを含む人工タンパク質・キメラタンパク質の結合量を減らすことができると期待される。チタン表面から水酸基を取り除く方法としては、例えばフッ化ナトリウム処理がある。これらの方法を組み合わせることで、チタンへの配列番号3を提示するファージクローン、配列番号3のペプチド、およびこれを含む人工タンパク質・キメラタンパク質の結合量を調節することができると期待される。



また、チタン結合能を有するペプチドの金属材料への結合の特異性を調べたところ、チタン以外にも銀、シリコンに選択的に結合し、金・白金・銅・鉄・錫・亜鉛・クロム等には結合しないことを見い出した。この金属材料結合特異性を利用して、例えば金基盤上にチタンでパターンニングを施し、機能性化合物、例えば半導体ナノ粒子を抱合したチタン結合ペプチド、およびこれを含む人工タンパク質・キメラタンパク質を加えることで、チタン結合ペプチドを介して機能性化合物を金基盤上にパターン化することが期待できる。



本発明者らは、上記知見に基づき、本発明を完成するに至った。

産業上の利用分野




本発明は、チタンに結合能を有するペプチドのスクリーニング方法や、チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有するペプチドや、チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有するペプチドがチタン、銀又はシリコンと結合したチタン、銀又はシリコンとペプチドとの複合体や、チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有するペプチドと機能性ペプチド又は機能性タンパク質とが結合した人工タンパク質や、かかる人工タンパク質がチタン、銀又はシリコンと結合したチタン、銀又はシリコンと人工タンパク質との複合体や、チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有するペプチドと標識化物質若しくはペプチドタグとの結合体又は非ペプチド系化合物とが結合したキメラタンパク質や、かかるキメラタンパク質がチタン、銀又はシリコンと結合したチタン、銀又はシリコンとキメラタンパク質との複合体や、チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有するペプチドをその粒子表面上に提示したファージや、かかるファージがチタン、銀又はシリコンと結合したチタン、銀又はシリコンとファージとの複合体や、チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有するペプチド,チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有する人工タンパク質,チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有するキメラタンパク質,チタン、銀及び/又はシリコンに結合能を有するファージを用いるチタン、銀又はシリコン表面の改質又はチタンの整列化方法や、銀又はシリコン粒子の形成方法や、チタン-人工タンパク質複合体を有効成分とするインプラント材料に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号1に示されるアミノ酸配列からなるチタンに結合能を有するペプチド。

【請求項2】
配列番号1に示されるアミノ酸配列の2,3,6番目のアミノ酸残基のうち、いずれか1個のアミノ酸残基がアラニン残基に置換されたアミノ酸配列からなり、かつチタンに結合能を有するペプチド。

【請求項3】
2番目のリジン残基がアラニン残基に置換された配列番号2に示されるアミノ酸配列からなることを特徴とする請求項2記載のチタンに結合能を有するペプチド。

【請求項4】
配列番号3に示されるアミノ酸配列からなるチタンに結合能を有するペプチド。

【請求項5】
配列番号3に示されるアミノ酸配列のN末端に、1個のアラニン残基が付加された配列番号15に示されるアミノ酸配列からなり、かつチタンに結合能を有するペプチド。

【請求項6】
配列番号3に示されるアミノ酸配列の2,3,6~12番目のアミノ酸残基のうち、いずれか1個のアミノ酸残基がアラニン残基に置換されたアミノ酸配列からなり、かつチタンに結合能を有するペプチド。

【請求項7】
ビオチン化されていることを特徴とする請求項1~のいずれか記載のチタンに結合能を有するペプチド。

【請求項8】
チタンが、金属チタン、チタン合金又は二酸化チタンであることを特徴とする請求項1~のいずれか記載のチタンに結合能を有するペプチド。

【請求項9】
請求項1~のいずれか記載のチタンに結合能を有するペプチドがチタンと結合したチタン-ペプチド複合体。

【請求項10】
請求項1~のいずれか記載のチタンに結合能を有するペプチドと、機能性ペプチド又は機能性タンパク質との結合体であって、かつチタンに結合能を有する人工タンパク質。

【請求項11】
機能性ペプチド又は機能性タンパク質が、チタンに結合能を有するペプチドと協働して、二次元結晶を自己集合で形成しうるペプチド又はタンパク質であることを特徴とする請求項10記載の人工タンパク質。

【請求項12】
機能性ペプチド又は機能性タンパク質が、細胞接着活性等の細胞認識活性をもつペプチド配列を有するペプチド又はタンパク質であることを特徴とする請求項10記載の人工タンパク質。

【請求項13】
請求項1012のいずれか記載の人工タンパク質がチタンと結合したチタン-人工タンパク質複合体。

【請求項14】
請求項1~のいずれか記載のチタンに結合能を有するペプチドと、標識化物質若しくはペプチドタグとの結合体、又は非ペプチド系化合物との結合体であって、かつチタンに結合能を有するキメラタンパク質。

【請求項15】
請求項14記載のキメラタンパク質がチタンと結合したチタン-キメラタンパク質複合体。

【請求項16】
請求項1~のいずれか記載のチタンに結合能を有するペプチドをその粒子表面上に提示し、かつチタンに結合能を有するファージ。

【請求項17】
請求項16記載のファージがチタンと結合したチタン-ファージ複合体。

【請求項18】
請求項1~のいずれか記載のチタンに結合能を有するペプチドを用いることを特徴とするチタン表面の改質又はチタン粒子の形成方法。

【請求項19】
請求項1012のいずれか記載のチタンに結合能を有する人工タンパク質を用いることを特徴とするチタン表面の改質、チタン粒子の形成又はチタンの整列化方法。

【請求項20】
請求項14記載のチタンに結合能を有するキメラタンパク質を用いることを特徴とするチタン表面の改質又はチタン粒子の形成方法。

【請求項21】
請求項16記載のチタンに結合能を有するファージを用いることを特徴とするチタンの整列化又はチタン粒子の形成方法。

【請求項22】
請求項13記載のチタン-人工タンパク質複合体を有効成分とするインプラント材料。

【請求項23】
配列番号1に示されるアミノ酸配列からなる銀に結合能を有するペプチド。

【請求項24】
配列番号1に示されるアミノ酸配列の2,3,6番目のアミノ酸残基のうち、いずれか1個のアミノ酸残基がアラニン残基に置換されたアミノ酸配列からなり、かつ銀に結合能を有するペプチド。

【請求項25】
2番目のリジン残基がアラニン残基に置換された配列番号2に示されるアミノ酸配列からなることを特徴とする請求項24記載の銀に結合能を有するペプチド。

【請求項26】
配列番号3に示されるアミノ酸配列からなる銀に結合能を有するペプチド。

【請求項27】
配列番号3に示されるアミノ酸配列のN末端に、1個のアラニン残基が付加された配列番号15に示されるアミノ酸配列からなり、かつ銀に結合能を有するペプチド。

【請求項28】
ビオチン化されていることを特徴とする請求項2327のいずれか記載の銀に結合能を有するペプチド。

【請求項29】
請求項2328のいずれか記載の銀に結合能を有するペプチドが銀と結合した銀-ペプチド複合体。

【請求項30】
請求項2328のいずれか記載の銀に結合能を有するペプチドと、機能性ペプチド又は機能性タンパク質との結合体であって、かつ銀に結合能を有する人工タンパク質。

【請求項31】
請求項30記載の人工タンパク質が銀と結合した銀-人工タンパク質複合体。

【請求項32】
請求項2328のいずれか記載の銀に結合能を有するペプチドと、標識化物質若しくはペプチドタグとの結合体、又は非ペプチド系化合物との結合体であって、かつ銀に結合能を有するキメラタンパク質。

【請求項33】
請求項32記載のキメラタンパク質が銀と結合した銀-キメラタンパク質複合体。

【請求項34】
請求項2328のいずれか記載の銀に結合能を有するペプチドをその粒子表面上に提示し、かつ銀に結合能を有するファージ。

【請求項35】
請求項34記載のファージが銀と結合した銀-ファージ複合体。

【請求項36】
請求項2328のいずれか記載の銀に結合能を有するペプチドを用いることを特徴とする銀表面の改質又は銀粒子の形成方法。

【請求項37】
請求項30記載の銀に結合能を有する人工タンパク質を用いることを特徴とする銀表面の改質、銀粒子の形成又は銀の整列化方法。

【請求項38】
請求項32記載の銀に結合能を有するキメラタンパク質を用いることを特徴とする銀表面の改質又は銀粒子の形成方法。

【請求項39】
請求項34記載の銀に結合能を有するファージを用いることを特徴とする銀粒子の形成又は銀の整列化方法。

【請求項40】
配列番号1に示されるアミノ酸配列からなるシリコンに結合能を有するペプチド。

【請求項41】
配列番号1に示されるアミノ酸配列の2,3,6番目のアミノ酸残基のうち、いずれか1個のアミノ酸残基がアラニン残基に置換されたアミノ酸配列からなり、かつシリコンに結合能を有するペプチド。

【請求項42】
2番目のリジン残基がアラニン残基に置換された配列番号2に示されるアミノ酸配列からなることを特徴とする請求項41記載のシリコンに結合能を有するペプチド。

【請求項43】
配列番号3に示されるアミノ酸配列からなるシリコンに結合能を有するペプチド。

【請求項44】
配列番号3に示されるアミノ酸配列のN末端に、1個のアラニン残基が付加された配列番号15に示されるアミノ酸配列からなり、かつシリコンに結合能を有するペプチド。

【請求項45】
ビオチン化されていることを特徴とする請求項4044のいずれか記載のシリコンに結合能を有するペプチド。

【請求項46】
請求項4045のいずれか記載のシリコンに結合能を有するペプチドがシリコンと結合したシリコン-ペプチド複合体。

【請求項47】
請求項4045のいずれか記載のシリコンに結合能を有するペプチドと、機能性ペプチド又は機能性タンパク質との結合体であって、かつシリコンに結合能を有する人工タンパク質。

【請求項48】
請求項47記載の人工タンパク質がシリコンと結合したシリコン-人工タンパク質複合体。

【請求項49】
請求項4045のいずれか記載のシリコンに結合能を有するペプチドと、標識化物質若しくはペプチドタグとの結合体、又は非ペプチド系化合物との結合体であって、かつシリコンに結合能を有するキメラタンパク質。

【請求項50】
請求項49記載のキメラタンパク質がシリコンと結合したシリコン-キメラタンパク質複合体。

【請求項51】
請求項4045のいずれか記載のシリコンに結合能を有するペプチドをその粒子表面上に提示し、かつシリコンに結合能を有するファージ。

【請求項52】
請求項51記載のファージがシリコンと結合したシリコン-ファージ複合体。

【請求項53】
請求項4045のいずれか記載のシリコンに結合能を有するペプチドを用いることを特徴とするシリコン表面の改質又はシリコン粒子の形成方法。

【請求項54】
請求項47記載のシリコンに結合能を有する人工タンパク質を用いることを特徴とするシリコン表面の改質、シリコン粒子の形成又はシリコンの整列化方法。

【請求項55】
請求項49記載のシリコンに結合能を有するキメラタンパク質を用いることを特徴とするシリコン表面の改質又はシリコン粒子の形成方法。

【請求項56】
請求項51記載のシリコンに結合能を有するファージを用いることを特徴とするシリコン粒子の形成又はシリコンの整列化方法。

【請求項57】
請求項1~のいずれか記載のチタンに結合能を有するペプチド、請求項2328のいずれか記載の銀に結合能を有するペプチド、又は、請求項4045のいずれか記載のシリコンに結合能を有するペプチドを原子間力顕微鏡(AFM)の探針(プローブ)として使用する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 医療に向けた自己組織化等の分子配列制御による機能性材料・システムの創製 領域
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