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核移行能を有するポリアルギニン修飾リポソーム コモンズ

国内特許コード P110003591
整理番号 A252P68
掲載日 2011年6月23日
出願番号 特願2005-514470
登録番号 特許第4628955号
出願日 平成16年10月1日(2004.10.1)
登録日 平成22年11月19日(2010.11.19)
国際出願番号 JP2004014500
国際公開番号 WO2005032593
国際出願日 平成16年10月1日(2004.10.1)
国際公開日 平成17年4月14日(2005.4.14)
優先権データ
  • 特願2003-343857 (2003.10.1) JP
発明者
  • 原島 秀吉
  • 二木 史朗
  • 小暮 健太朗
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 核移行能を有するポリアルギニン修飾リポソーム コモンズ
発明の概要 細胞内移行性及び核内移行性を有するリポソームを提供することを目的とし、この目的を達成するために、連続した複数個のアルギニン残基を含むペプチドを表面に有するリポソーム、具体的には、前記ペプチドが疎水性基又は疎水性化合物で修飾されており、前記疎水性基又は前記疎水性化合物が脂質二重層に挿入され、前記ペプチドが前記脂質二重層から露出しているリポソームを提供する。
従来技術、競合技術の概要


近年、薬物、核酸、ペプチド、タンパク質、糖等を標的部位に確実に送達するためのベクターやキャリアーの開発が盛んに行われている。例えば、遺伝子治療においては、目的の遺伝子を標的細胞へ導入するためのベクターとして、レトロウイルス、アデノウイルス、アデノ関連ウイルス等のウイルスベクターが開発されている。しかしながら、ウイルスベクターは、大量生産の困難性、抗原性、毒性等の問題があるため、このような問題点が少ないリポソームベクターやペプチドキャリアーが注目を集めている。リポソームベクターは、その表面に抗体、タンパク質、糖鎖等の機能性分子を導入することにより、標的部位に対する指向性を向上させることができるという利点も有している。



リポソームベクターとしては、例えば、ポリアルギニン等の凝集剤と核酸との複合体がカプセル化されたリポソームベクターが開発されている(特許文献1参照)。また、ペプチドキャリアーとしては、膜透過性を有するHIV-1由来Tatタンパク質、ポリアルギニン、アルギニンリッチペプチド等のペプチドキャリアーが開発されている(特許文献2、3参照)。
【特許文献1】
特表2002-520038号公報
【特許文献2】
特開平10-33186号公報
【特許文献3】
特開2001-199997号公報

産業上の利用分野


本発明は、細胞内移行性及び核内移行性を有するリポソーム、並びに該リポソームを利用した目的物質の細胞内及び核内送達用ベクターに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
~20個のアルギニン残基のみからなるペプチドを表面に有するリポソームであって、前記ペプチドが、脂質二重層に挿入され得る疎水性基又は疎水性化合物で修飾されており、前記疎水性基が脂質二重層に挿入され、前記ペプチドが脂質二重層から露出しており、前記ペプチドの量が脂質二重層を構成する総脂質に対して2%(モル比)以上であり、脂質二重層がカチオン性脂質を含まないリポソーム。

【請求項2】
前記ペプチドが、6~12個のアルギニン残基のみからなるペブチドである請求項1記載のリポソーム。

【請求項3】
前記ペプチドが、7~10個のアルギニン残基のみからなるペプチドである請求項1又は2記載のリポソーム。

【請求項4】
前記疎水性基が、飽和又は不飽和の脂肪酸基、及びコレステロール基又はその誘導体からなる群より選択され、前記疎水性化合物が、リン脂質、糖脂質、ステロール、長鎖脂肪族アルコール、ポリオキシプロピレンアルキル及びグリセリン脂肪酸エステルからなる群より選択される請求項1から3のいずれかに記載のリポソーム。

【請求項5】
前記疎水性基がステアリル基である請求項記載のリポソーム。

【請求項6】
細胞内又は核内へ送達しようとする目的物質が封入されている請求項1から5のいずれかに記載のリポソーム。

【請求項7】
前記目的物質が薬物、核酸、ペプチド、タンパク質、糖又はこれらの複合体である請求項記載のリポソーム。

【請求項8】
前記目的物質が核酸であって、前記核酸とポリカチオン性物質との複合体が内部に封入されている請求項6又は7記載のリポソーム。

【請求項9】
前記ポリカチオン性物質がステアリル化ポリアルギニンである請求項記載のリポソーム。

【請求項10】
前記目的物質の細胞内送達用ベクターである請求項6~9のいずれかに記載のリポソーム。

【請求項11】
前記目的物質の核内送達用ベクターである請求項6~9のいずれかに記載のリポソーム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2005514470thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 医療に向けた化学・生物系分子を利用したバイオ素子・システムの創製 領域
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