TOP > 国内特許検索 > 回路情報管理装置、その方法、及びプログラム

回路情報管理装置、その方法、及びプログラム UPDATE

国内特許コード P110003903
整理番号 S2010-0166-N0
掲載日 2011年7月4日
出願番号 特願2009-284310
公開番号 特開2011-128711
登録番号 特許第5397901号
出願日 平成21年12月15日(2009.12.15)
公開日 平成23年6月30日(2011.6.30)
登録日 平成25年11月1日(2013.11.1)
発明者
  • 友景 肇
  • 川瀬 英路
  • 堀内 整
  • 崔 雲
出願人
  • 学校法人福岡大学
  • ケイレックス・テクノロジー株式会社
  • 公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団
発明の名称 回路情報管理装置、その方法、及びプログラム UPDATE
発明の概要 【課題】配線パターンにおける部品相互間の関連情報を、部品間で生じる陰影情報として保持すると共に、陰影情報の表示態様を工夫することで配線パターンを正確に、且つ設計者に見やすい態様で表示する配線情報管理装置等を提供する
【解決手段】回路を構成する各要素の情報を記憶する回路情報記憶部22と、空間内の任意の位置に仮想の光源を設定する光源情報設定部23と、任意の複数の要素について、設定した光源からの光により生じる要素間の陰影状態を検出する陰影状態検出部24と、任意の複数の要素間の関連情報を演算する関連情報演算部25と、陰影状態に関する情報、及び関連情報を、複数の要素間の陰影情報として記憶する陰影情報記憶部26と、回路情報記憶部22、及び陰影情報記憶部26が記憶する情報の表示を制御する表示制御部27とを備える。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


例えば、3次元集積回路やMEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)等の配線パターンを設計する際に、CADを使用した設計が一般的に行われている。回路を設計する際には、配線相互間、部品相互間、配線と部品間に生じる静電容量や寄生容量等の情報を考慮した設計を行う必要があるため、設計者にとって見やすく、作業を行いやすいツールの開発が望まれている。特に、複雑な3次元の自由形状や多層に積層された配線パターン等を設計する際には、作業の効率化を図れるツールが非常に強く望まれている。



また、多層構造を2次元平面上で設計する場合には、後から追加した部品が画面上の最前面に表示される場合があり、多層構造を正確に表示できなかったり、上層と下層との関係が一目でわかりにくいことが多いといった問題がある。



上記に関連し、3次元の設計ツールに関する技術として、例えば特許文献1、2に示す技術が開示されている。特許文献1に示す技術は、多層プリント基板の設計時に設計層を選択的に表示する設計層表示システムであって、前記プリント基板の各層の層番号、配線方向、層名及びペア層名等の各層情報をテーブル化して表示画面上にて表示する手段と、この表示画面上のテーブル内で所望とする層の層情報を選択する手段と、この選択された層の層情報の欄を強調表示する手段と、この強調表示された層情報に対応する層の配線パターンを描画する手段とを含むものである。



特許文献2に示す技術は、二次元レイアウトデータから三次元レイアウトデータを作成する三次元集積回路設計方法であって、半導体基板上に形成される回路の二次元レイアウトデータを、それぞれ異なる層に配置可能な複数のレイアウトブロックデータに分割し、上下に隣接配置される層のそれぞれに配置されるブロックデータのうち一方を裏表に反転したブロックデータを生成し、上下に重ね合わされる複数の層上に、反転されたブロックデータと反転されていないブロックデータとを交互に配置し、回路内で複数のブロックデータに含まれて複数の層に跨る配線のなかから、遅延又は配線の長さを優先して少なくとも1本選び、選んだ配線を上下の層を接続するビアを通じて再配置するものである。



また、データ間の関係を擬似的に表示する技術として、特許文献3に示す技術が開示されている。特許文献3に示す技術は、時間の次元を含む、データとアクションとの間の関係を視覚的に提示する方法である。データアイテムを主題に適したパターンで“網状編成”された“リボン”で表し、かつこれらのリボンの交差点に、異なる意味をもたせるように異なる視覚的形態を用いることにより実現される。これらの形態は、一方が下、一方が上という単純な交差点形態に加えて、一方のリボンに1または2の縦スリットを設け、当該縦スリットを通して他方のリボンが組み合わされるという比喩をも用いる。互いに異なる象徴的な意味合いをもつ複数の交差点を用いることにより、さもなければ3次元可視化を必要とするレベルの複雑さを2次元形態で表示することが可能となる。このような網状形態のダイアグラムは、特にコンピュータにおけるデータハンドリングやデータ蓄積の応用に有用であり、グラフィカルユーザーインターフェースの基本として利用し得る。

産業上の利用分野


本発明は、回路情報を管理する回路情報管理装置等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
回路を構成する各要素間の関連情報を管理する回路情報管理装置において、
前記回路を構成する各要素の情報を記憶する回路情報記憶手段と、
前記要素により回路が形成される空間内の任意の位置に、仮想の光源を設定する光源情報設定手段と、
前記回路が形成される空間内における任意の複数の前記要素について、前記光源情報設定手段が設定した光源からの光により生じる前記任意の複数の要素間の陰影状態を検出する陰影状態検出手段と、
前記回路情報記憶手段が記憶する情報、及び前記陰影状態検出手段が検出する陰影状態に関する情報に基づいて、前記任意の複数の要素間の関連情報を演算する関連情報演算手段と、
前記陰影状態検出手段が検出した陰影状態に関する情報、及び前記関連情報演算手段が演算した前記関連情報を、前記任意の複数の要素間の陰影情報として記憶する陰影情報記憶手段と、
前記回路情報記憶手段、及び陰影情報記憶手段が記憶する情報の表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項2】
請求項1に記載の回路情報管理装置において、
前記陰影情報記憶手段が記憶する関連情報に、前記任意の複数の要素間の静電容量、誘電率、Sパラメータ、磁気、透磁率、温度、熱量、インダクタンス、抵抗、抵抗率、ビアの有無、寄生容量、寄生インダクタンス、及び寄生抵抗に関する少なくとも一のパラメータ情報を含むことを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項3】
請求項2に記載の回路情報管理装置において、
前記陰影情報がネット間に生じる陰影に関する情報であることを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項4】
請求項3に記載の回路情報管理装置において、
前記陰影情報に同一ネットにおける異なるレイヤ間に生じる陰影に関する情報を含むことを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載の回路情報管理装置において、
前記光源情報設定手段が、前記空間内の任意の複数の位置に光源情報を設定することを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載の回路情報管理装置において、
前記回路に関するネットリスト情報を記憶するネットリスト記憶手段と、
前記任意の複数の要素間に発生する寄生容量に関するパラメータ情報を含む陰影情報に基づいて、前記寄生容量を含むネットリスト情報を生成し、生成されたネットリスト情報を前記ネットリスト記憶手段に格納するネットリスト生成手段とを備えることを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項7】
請求項1ないし6のいずれかに記載の回路情報管理装置において、
前記任意の複数の要素における任意の2つの要素のうち、前記光源に近いほうの要素を第1の要素とし、前記光源から遠いほうの要素を第2の要素とし、
前記表示制御手段が、前記光源の光により前記第1の要素の陰影が前記第2の要素に投影される場合に、前記第1の要素の陰影情報を、前記第2の要素の表面の投影された位置に表示することを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項8】
請求項7に記載の回路情報管理装置において、
前記第1の要素と第2の要素との間に一又は複数のその他の要素が配置されており、
前記第1の要素の陰影が、前記第2の要素、及び前記その他の要素に投影される場合に、前記第1の要素の陰影情報を前記第2の要素の表面、及び前記その他の要素の表面の投影された位置に、投影された面積に応じて表示することを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項9】
請求項8に記載の回路情報管理装置において、
前記回路が2次元平面図で表示され、
前記表示制御手段が、視点に近い要素から順次前面に表示し、
前記第2の要素、及び/又はその他の要素に前記第1の要素が生じる陰影が投影される場合に、前記第2の要素、及び/又はその他の要素の表面の投影された位置で、且つ前記第1の要素に隣接する位置に、前記第1の要素の陰影情報を表示することを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項10】
請求項7ないし9のいずれかに記載の回路情報管理装置において、
前記表示制御手段が表示する陰影情報の色、濃淡、及び/又はサイズが、前記陰影情報記憶手段に記憶された値に応じて可変であることを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項11】
請求項7ないし10のいずれかに記載の回路情報管理装置において、
前記表示制御手段が表示する陰影情報の色、濃淡、及び/又はサイズが、前記回路におけるネット、及び/又はレイヤごとに異なることを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項12】
請求項1ないし11のいずれかに記載の回路情報管理装置において、
前記回路情報記憶手段に配線経路情報を含み、
前記光源情報設定手段が設定する光源が、前記配線経路情報が示す配線の中心に沿った線光源であり、前記配線から任意の高さに設定されることを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項13】
請求項12に記載の回路情報管理装置において、
前記関連情報演算手段が、前記線光源により生じる垂直方向の陰影状態、及び/又は前記線光源により任意の角度から照射された場合に生じる斜め方向の陰影状態に基づいて、前記任意の複数の要素間の関連情報を演算することを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項14】
請求項13に記載の回路情報管理装置において、
前記関連情報演算手段が、前記斜め方向の陰影状態に関して、前記線光源に近い要素であって陰影を生じる要素と、当該陰影を生じる要素の陰影が投影される位置との距離に応じて、前記関連情報の演算に重み付けを行うことを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項15】
請求項13又は14に記載の回路情報管理装置において、
前記表示制御手段が、前記斜め方向の陰影状態に関して、前記線光源に近い要素であって陰影を生じる要素と、当該陰影を生じる要素の陰影が投影される位置との距離に応じて、前記陰影情報の濃淡を順次変化させることを特徴とする回路情報管理装置。

【請求項16】
回路を構成する各要素間の関連情報をコンピュータにより管理する回路情報管理方法において、
前記要素により回路が形成される空間内の任意の位置に、仮想の光源を設定する光源情報設定ステップと、
前記回路が形成される空間内における任意の複数の前記要素について、前記光源情報設定ステップで設定された光源からの光により生じる前記任意の複数の要素間の陰影状態を検出する陰影状態検出ステップと、
前記回路を構成する各要素の情報、及び前記陰影状態検出ステップで検出された陰影状態に関する情報に基づいて、前記任意の複数の要素間の関連情報を演算する関連情報演算ステップと、
前記陰影状態検出ステップで検出された陰影状態に関する情報、及び前記関連情報演算ステップで演算された前記関連情報を、前記任意の複数の要素間の陰影情報として記憶し、前記各要素の情報、及び前記各要素間の陰影情報の表示を制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とする回路情報管理方法。

【請求項17】
回路を構成する各要素間の関連情報を管理するようにコンピュータを機能させる回路情報管理プログラムにおいて、
前記回路を構成する各要素の情報を記憶する回路情報記憶手段、
前記要素により回路が形成される空間内の任意の位置に、仮想の光源を設定する光源情報設定手段、
前記回路が形成される空間内における任意の複数の前記要素について、前記光源情報設定手段が設定した光源からの光により生じる前記任意の複数の要素間の陰影状態を検出する陰影状態検出手段、
前記回路情報記憶手段が記憶する情報、及び前記陰影状態検出手段が検出する陰影状態に関する情報に基づいて、前記任意の複数の要素間の関連情報を演算する関連情報演算手段、
前記陰影状態検出手段が検出した陰影状態に関する情報、及び前記関連情報演算手段が演算した前記関連情報を、前記任意の複数の要素間の陰影情報として記憶する陰影情報記憶手段、
前記回路情報記憶手段、及び陰影情報記憶手段が記憶する情報の表示を制御する表示制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする回路情報管理プログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2009284310thum.jpg
出願権利状態 登録
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、「問合せ先」まで直接お問合せ下さい。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close