TOP > 国内特許検索 > α-アミノオキシケトン/α-アミノオキシアルデヒド及びα-ヒドロキシケトン/α-ヒドロキシアルデヒド化合物の製造方法並びに環式α,β-不飽和ケトン基質及びニトロソ基質からの反応生成物の製造方法

α-アミノオキシケトン/α-アミノオキシアルデヒド及びα-ヒドロキシケトン/α-ヒドロキシアルデヒド化合物の製造方法並びに環式α,β-不飽和ケトン基質及びニトロソ基質からの反応生成物の製造方法 コモンズ

国内特許コード P110003954
整理番号 B12P16
掲載日 2011年7月4日
出願番号 特願2006-554268
公表番号 特表2007-533658
登録番号 特許第4842842号
出願日 平成17年2月18日(2005.2.18)
公表日 平成19年11月22日(2007.11.22)
登録日 平成23年10月14日(2011.10.14)
国際出願番号 US2005005426
国際公開番号 WO2005090294
国際出願日 平成17年2月18日(2005.2.18)
国際公開日 平成17年9月29日(2005.9.29)
優先権データ
  • 60/564,048,20040420,US (2004.4.20) US
発明者
  • 椴山 儀恵
  • 鳥居 寛三
  • 斎藤 進
  • 山本 尚
  • 山本 裕平
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 α-アミノオキシケトン/α-アミノオキシアルデヒド及びα-ヒドロキシケトン/α-ヒドロキシアルデヒド化合物の製造方法並びに環式α,β-不飽和ケトン基質及びニトロソ基質からの反応生成物の製造方法 コモンズ
発明の概要 本発明は、α-アミノオキシケトン及びアルファ-ヒドロキシケトン化合物を製造する方法を対象とする。合成経路は通常、式(IV):



[上式中、X~Xは独立に、窒素、炭素、酸素又はイオウを表し、Zは、置換基を伴うか伴わない4~10員環を表す]の触媒の存在下に、アルデヒド又はケトン基質とニトロソ基質とを反応させるステップ及び場合によって、生じたα-アミノオキシケトン化合物をαヒドロキシケトン化合物に変換させるさらなるステップを必要とする。本発明は、α-アミノオキシケトン及びアルファ-ヒドロキシケトン化合物を高いエナンチオ選択性及び高純度で生じさせる。本発明はさらに、触媒による不斉O-ニトロソアルドール/マイケル反応を対象とする。この反応の基質は通常、環式α,β-不飽和ケトン基質及びニトロソ基質である。この方法論は通常、プロリンベースの触媒の存在下に環式α,β-不飽和ケトン基質とニトロソ基質とを反応させて、複素環式生成物を得ることを含む。
従来技術、競合技術の概要


α-ヒドロキシケトン化合物は、天然産物及び医薬化合物の分子骨格に見られる。これらは、アルドース化合物、例えば、ペントース及びヘキソースの合成等価体であり、様々な生理活性物質、医薬品及び液晶材料の合成における中間体になりうる非常に重要な合成ビルディングブロックである。



α-ヒドロキシケトンは、カルボニル化合物の不斉酸化により高純度で容易に得ることができる。しかしながら、従来の方法でのカルボニル基のα位の不斉酸化は、2段階プロセスを必要とする。初めに、エノラートを調製及び単離し、次いで、比較的高価な酸素導入試薬を使用するが、これは、原子効率が低いという問題を伴う。



エノラートを単離することなく、キラルα-ヒドロキシケトンを直接的に調製する他の方法が報告されている。



触媒としてアミノ酸プロリン及び酸素導入試薬としてニトロソベンゼンを使用して、α-アミノオキシケトンを調製する方法が、既に開示されている(例えば、Brown, S. P., Brochu, M. P., Sinz, C. J. & MacMillan, D. W. C. (2003) J. Am. Chem. Soc. 125, 10808-10809; Zhong, G. (2003) Angew. Chem. Int. Ed. 42, 4247-4250; Hayashi, Y., Yamaguchi, J., Hibino, K. &Shoji, M. (2003) Tetrahedron Lett. 44, 8293-8296参照)。しかしながら、この方法では、触媒効率の不足(10から20モル%の触媒が必要である)及び一貫した結果を再現することができないことを含む、多くの問題が未解決のままである。さらに、第2のニトロソベンゼン当量との副反応を介して、第2の望ましくない酸素原子が導入されうることが知られている。



また、ルイス酸触媒としてアルキルシリルトリフレートを用いるとアルキルシリルエーテル及びニトロソベンゼンから(例えば、Momiyama, N., Yamamoto, H. (2002) Angew. Chem. Int. Ed. 41, 2986-2987参照)、さらに、触媒としてAg-BINAPを用いるとアルキルスズエノレート及びニトロソベンゼンから(例えば、Momiyama, N., Yamamoto, H. (2003) J. Am. Chem. Soc. 125, 6038-6039)、高収率でα-アミノオキシケトンを得ることができると報告されている。



加えて、(1)液体CO又は超臨界COを溶媒として用いてエーテル又はアルコールユニットを分子内に有する基質を使用するか(例えば、特開2002―284729号明細書);(2)ホウ素酸又は相転移触媒又はブレンステッド酸を使用して、水中で反応を実施するか(例えば、特開2002―275120号明細書参照);(3)キラルなクラウンエーテルと共にランタニドトリフレートを使用することにより(例えば、特開2002―200428号明細書参照)、カルボニル化合物の縮合反応から、アルドール生成物を製造する他の方法も開示されている。
【特許文献1】
特開2002―284729号明細書
【特許文献2】
特開2002―275120号明細書
【特許文献3】
特開2002―200428号明細書
【非特許文献1】
Brown, S. P., Brochu, M. P., Sinz, C. J. & MacMillan, D. W. C. (2003) J. Am. Chem. Soc. 125, 10808-10809
【非特許文献2】
Zhong, G. (2003) Angew. Chem. Int. Ed. 42, 4247-4250
【非特許文献3】
Hayashi, Y., Yamaguchi, J., Hibino, K. &Shoji, M. (2003) Tetrahedron Lett. 44, 8293-8296
【非特許文献4】
Momiyama, N., Yamamoto, H. (2002) Angew. Chem. Int. Ed. 41, 2986-2987
【非特許文献5】
Momiyama, N., Yamamoto, H. (2003) J. Am. Chem. Soc. 125, 6038-6039

産業上の利用分野


本出願は、2004年2月20日に出願された日本特許出願第 号明細書及び2004年4月20日に提出された米国仮出願第60/564048号明細書の権益を主張する。



前記の出願並びにその出願明細書又はその審査の間に挙げられたすべての文献(「出願引用文献」)及び出願引用文献に挙げられているか参照されているすべての文献及びさらにその文献に挙げられているか参照されているすべての文献(「引用-引用文献(herein cited documents) 」)及び引用-引用文献に挙げられているか参照されているすべての文献は、そこで挙げられているか、参照により援用される何らかの文献に挙げられている製品に関する製造者指示、記載、製品明細及び製品シートと共に、参照により本明細書に援用され、本発明を実施する際に使用することができる。



本出願の主題は一部、米国国立衛生研究所により資金供給を受けた(GM068433-01)。本発明に対して、政府は一定の権利を有しうる。



本発明は、高いエナンチオ選択性及び高い純度でα-アミノキシケトン又はα-ヒドロキシケトンを製造する方法に関し、さらに、α-アミノキシケトン又はα-ヒドロキシケトンの製造方法に関する触媒方法を記載している。さらに本発明は、触媒による不斉O-ニトロソアルドール/マイケル反応を対象としている。この反応の基質は通常、環式α,β-不飽和ケトン基質及びニトロ基質である。この方法は通常、環式α,β-不飽和ケトン基質とニトロソ化合物とをプロリンベースの触媒の存在下に反応させて、複素環式生成物を産生することを含む。

特許請求の範囲 【請求項1】
触媒的不斉O-ニトロソアルドール/マイケル反応を行う製造方法であって、
式(VI)
【化1】


[上式中、
14は、
【化2】


からなる群から選択され、
15は、水素、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C6-10アリール、5~10員環のヘテロアリール及び3~10員環のヘテロシクリルからなる群から選択される置換基である]
を有するプロリンベースの触媒の存在下に、
式(IIa)
【化3】


[上式中、
はそれぞれ、水素、ハロゲン、-OR、-OC(O)R、-CN、-C(O)Rc、-CO、-C(O)NR、-NO、-NR、-NRC(O)R、-NRCO、-NRS(O)、-SR、-S(O)R、-S(O)、-S(O)NR、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C6-10アリール、5~10員環のヘテロアリール、3~10員環のヘテロシクリル及びRが一緒になってエチレンジオキシからなる群から独立に選択される置換基を表し;
nは、0、1、2又は3であり;
及びRはそれぞれ、水素、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C6-10アリール、5~10員環のヘテロアリール及び3~10員環のヘテロシクリルからなる群から独立に選択される]
を有する環式α,β-不飽和ケトン基質と
式(V)
【化4】


[上式中、
13は、水素、ハロゲン、-ORix、-OC(O)Rix、-CN、-C(O)Rix、-COix、-C(O)NRix、-NO、-NRix、-NRixC(O)R、-NRixCO、-NRixS(O)、-SRix、-S(O)Rix、-S(O)ix、-S(O)NRix、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C6-10アリール、5~10員環のヘテロアリール及び3~10員環のヘテロシクリルからなる群からそれぞれ独立に選択される1~5個の置換基を表し;
ix及びRはそれぞれ、C1-8アルキル、C2-8アルケニル、C2-8アルキニル、C3-8シクロアルキル、C6-10アリール、5~10員環のヘテロアリール及び3~10員環のヘテロシクリルからなる群から独立に選択される]
を有するニトロソ基質とを反応させて、
式(VIIIa)
【化5】


(上式中、R、R13及びnは、前記と同じ意味を表す)
を有する複素環式生成物の製造方法。

【請求項2】
環式α,β-不飽和ケトン基質が、
【化2】


からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
ニトロソ基質が、
【化3】


からなる群から選択される、請求項に記載の方法。

【請求項4】
プロリンベースの触媒が、
【化4】


からなる群から選択される、請求項に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2006554268thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) SORST 平成12年度採択課題
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、問合せボタンを押してください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close