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タウリン高含有発芽種子及びその製造方法、並びに食品の製造方法

国内特許コード P110003990
掲載日 2011年7月5日
出願番号 特願2009-261112
公開番号 特開2011-103801
登録番号 特許第5429935号
出願日 平成21年11月16日(2009.11.16)
公開日 平成23年6月2日(2011.6.2)
登録日 平成25年12月13日(2013.12.13)
発明者
  • 遠藤 千絵
  • 山内 宏昭
  • 瀧川 重信
  • 鈴木 達郎
  • 野田 高弘
  • 橋本 直人
  • 横田 聡
  • 齋藤 勝一
  • 古賀 伸久
出願人
  • 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
発明の名称 タウリン高含有発芽種子及びその製造方法、並びに食品の製造方法
発明の概要 【課題】GABA及び/又はタウリンを高含有する発芽種子、及びその製造方法を提供すること、さらには上記発芽種子を用いる食品の製造方法を提供すること。
【解決手段】γ-アミノ酪酸(GABA)含有量が、50mg/100gドライウェィト(DW)以上であり、かつ水分含量が15%以下である発芽種子。タウリン含有量が、50mg/100gDW以上であり、かつ水分含量が15%以下である発芽種子。種子を発芽処理に供して発芽種子を得る工程、得られた発芽種子をGABA及び/又はタウリンを含有する水溶液に、GABA及びタウリンのいずれか一方または両方の濃度が50mg/100gDW以上となる時間浸漬する工程、及び得られた発芽種子を水分含量が15%以下になるまで乾燥する工程
を含む、上記発芽種子の製造方法。上記発芽種子を用いる食品の製造方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


特定のアミノ酸類、ペプチド類には各種栄養的、生理機能があることが知られている。特に、最近では、アミノ酸類のGABA、タウリン、システイン、L-カルニチン、ビタミンU等の生理機能が注目されている。このように特定のアミノ酸類には種々の機能性があることが判ってきているが、これらの物質を高濃度含有する食用の発芽種子は自然界には存在しない。そのため、これらの物質を一定量摂取するためには、「いわゆるサプリメントや薬品として摂取する」以外の方法は存在しないのが現状である。しかし、日本の食文化は、米国などサプリメント先進国のそれと異なり、機能性物質を「普段の食事によって摂取する」ことに価値を置いている。そのため、いわゆるサプリメントや薬品ではなく、発芽種子などの自然な穀物、豆類等から機能性物質を摂取することには大きな意義がある。



このような背景から、本発明者らは、GABA、ビタミンU、タウリン、カルノシン、Tyr-Proおよび/またはL-カルニチンを高濃度に含有する食用植物体及びその製造方法を開発した(特許文献1)。ここでの食用植物体は主にスプラウトである。スプラウトとは、発芽させた種子及びそこから生育する幼植物体であり、主に、野菜として食用に供される。



また、スプラウトとは別に、発芽処理を施した種子において、GABAを増強した発芽玄米等の穀物の種子が提案されている(特許文献2~5)。特許文献2は、「食品素材または食品及びそれらの製造方法」に関するものであり、特許文献3は、「新しい発芽玄米の製造法及びこれより製造した発芽玄米」に関するものであり、特許文献4は、「玄米の加工方法」に関するものであり、特許文献5は、「γ-アミノ酪酸富化発芽玄米の製造方法および該発芽玄米を含有する食品」に関するものである。



発芽玄米等の穀物の発芽種子は、種々の食品の原料として広く使用されており、特定のアミノ酸類を含有する発芽種子が簡易に製造できれば、その社会的ニーズは大きいと考えられる。

産業上の利用分野


本発明は、GABA(γ-アミノ酪酸)及び/又はタウリンを高濃度に含有する発芽種子及びその製造方法、更に本種子を用いる食品の製造方法に関するものである。更に、詳しくは、発芽種子とGABA及び/又はタウリン含有溶液とを特定の条件で接触処理することによって、これらの物質を高濃度に含有する発芽種子を効率的に製造する方法と得られた発芽種子を適当量用いる食品の製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
タウリン含有量が、35mg/100gDW以上であり、かつ水分含量が15%以下であり、0.5~3日間発芽処理をすることで得られる発芽種子。

【請求項2】
タウリン含有量が、50mg/100gDW以上であり、かつ水分含量が10%以下である請求項に記載の発芽種子。

【請求項3】
種子が穀物または豆類種子である請求項1又は2に記載の発芽種子。

【請求項4】
種子を0.5~3日間の発芽処理に供して発芽種子を得る工程、
得られた発芽種子をタウリンを含有する水溶液に、タウリンの濃度が35mg/100gDW以上となる時間浸漬する工程、及び
得られた発芽種子を水分含量が15%以下になるまで乾燥する工程
を含む、請求項1~のいずれか1項に記載の発芽種子の製造方法。

【請求項5】
前記発芽種子の乾燥が、35~50℃で行われる、請求項に記載の製造方法。

【請求項6】
前記発芽種子の水溶液への浸漬時間は、~24時間とする請求項4又は5に記載の製造方法。

【請求項7】
前記発芽種子の前記水溶液への浸漬は10~35℃の温度で実施される、請求項4~6のいずれか1項に記載の製造方法。

【請求項8】
請求項1~のいずれか1項に記載の発芽種子を用いる食品の製造方法。

【請求項9】
製造される食品がパン類、麺類、菓子類、茶類である請求項記載の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録


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