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ナノ炭素担持体の製造方法とその方法で製造されたナノ炭素担持体を用いたそのDDS薬剤

国内特許コード P110004076
整理番号 B39P21
掲載日 2011年7月6日
出願番号 特願2007-506393
登録番号 特許第4090496号
出願日 平成18年6月30日(2006.6.30)
登録日 平成20年3月7日(2008.3.7)
国際出願番号 JP2006313074
国際公開番号 WO2007004545
国際出願日 平成18年6月30日(2006.6.30)
国際公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
優先権データ
  • 特願2005-194385 (2005.7.1) JP
発明者
  • 飯島 澄男
  • 湯田坂 雅子
  • 村上 達也
  • 芝 清隆
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
  • 日本電気株式会社
発明の名称 ナノ炭素担持体の製造方法とその方法で製造されたナノ炭素担持体を用いたそのDDS薬剤
発明の概要

機能性有機分子を、水溶性または水分散性化合物との付加体としてナノ炭素材の外壁部に担持、付着させる。ナノ炭素材の外壁部に、生理活性分子、薬物分子等の機能性有機分子を安定付着させ、水分散性を良好なものとする。

従来技術、競合技術の概要

従来より、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン等のナノサイズの大きさを有するナノ炭素材に関する技術の進展にともなって、これらのナノ炭素材を修飾して、ナノサイズ物質としての特徴的な構造に由来する性質とともに、触媒、生体適合性、あるいは薬物特性等の機能をも発現させようとする試みがなされてきている。


本出願の発明者らは、ナノ炭素材としてのカーボンナノチューブ(NT)やカーボンナノホーン(NH)の研究、開発に先導的な役割を果たしてきているところであるが、特にカーボンナノホーンの特異な構造に注目し、その内部に、生理活性や薬理活性を有する有機分子を導入担持させた新規な複合体とその製造方法に係わる技術を確立し、これをすでに提案している(たとえば特願2005-051816号出願)。


しかしながら、一般的に生理活性や薬理活性を有する有機分子は嵩高いことが多く、例えば多くの抗癌剤、DNA、RNA、および生理活性ペプチドおよびタンパク質をナノホーン(NH)やナノチューブ(NT)の内部に導入担持することは難しい場合がある。


そしてまた、DDS薬剤への応用等の観点からは、有機溶媒でなく水溶液中での分散性を高めることが望まれてもいた。


だが、ナノ炭素材の外部、すなわち外壁部に嵩高い有機分子を付着、担持可能としつつ、水分散性を良好とすることは容易ではない。たとえばフラーレンの場合には、骨格炭素に結合させた水素基(OH)を介して有機分子を化学結合させること等が可能とされてきているが、カーボンナノチューブやカーボンナノホーンの場合においては、その外壁部に機能性有機分子を安定担持させ、しかも水分散性を良好とすることは難しいのが実情である。

産業上の利用分野


本発明は、カーボンナノチューブ(NT)、カーボンナノホーン(NH)等のナノサイズの大きさのナノ炭素材に薬物等の機能性有機分子を担持させたナノ炭素担持体の製造方法とその方法で製造されたナノ炭素担持体を用いたドラッグデリバリーシステム(DDS)薬剤に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】 ナノ炭素材の外壁部に、水溶性または水分散性化合物との付加体として機能性有機分子の少くとも1種が担持または付着されているナノ炭素担持体の製造方法であって、ナノ炭素材の分散液と、生理活性分子もしくは薬物分子と水溶性もしくは水分散性化合物との付加体を混合して、ナノ炭素材の外壁部に該付加体を担持もしくは付着させることを特徴とするナノ炭素担持体の製造方法。
【請求項2】 ナノ炭素材は、カーボンナノチューブまたはカーボンナノホーンであることを特徴とする請求項1のナノ炭素担持体の製造方法。
【請求項3】 ナノ炭素材は、あらかじめ加熱処理、酸化処理および還元処理の少くともいずれかの処理がされたものであることを特徴とする請求項1または2のナノ炭素担持体の製造方法。
【請求項4】 機能性有機分子は、共有結合によって水溶性もしくは水分散性化合物と付加体を形成していることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれかのナノ炭素担持体の製造方法。
【請求項5】 機能性有機分子は、生理活性分子または薬物分子であることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれかのナノ炭素担持体の製造方法。
【請求項6】 水溶性もしくは水分散性化合物は、アルキレングリコールのオリゴマーまたはポリマー、ポリビニルエーテル、ポリビニルエステル、ポリビニルピロリドン、クラウンエーテルおよびシクロデキストリンのうちの少くとも1種であることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれかのナノ炭素担持体の製造方法。
【請求項7】 付加体は、生理活性分子または薬物分子を介してナノ炭素材の外壁部に担持もしくは付着されていることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれかのナノ炭素担持体の製造方法。
【請求項8】 請求項1から7のうちのいずれかのナノ炭素担持体の製造方法で得られたナノ炭素担持体を用いてなるドラッグデリバリーシステム(DDS)薬剤。
産業区分
  • 薬品
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007506393thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
参考情報 (研究プロジェクト等) SORST 平成14年度採択課題
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