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皮膚再生促進剤 実績あり

国内特許コード P110004095
整理番号 V142P002WO
掲載日 2011年7月6日
出願番号 特願2007-514832
登録番号 特許第5271538号
出願日 平成18年4月28日(2006.4.28)
登録日 平成25年5月17日(2013.5.17)
国際出願番号 JP2006308972
国際公開番号 WO2006118245
国際出願日 平成18年4月28日(2006.4.28)
国際公開日 平成18年11月9日(2006.11.9)
優先権データ
  • 特願2005-130971 (2005.4.28) JP
発明者
  • 山口 葉子
  • 五十嵐 理慧
出願人
  • 独立行政法人科学技術振興機構
  • 株式会社ナノエッグ
発明の名称 皮膚再生促進剤 実績あり
発明の概要

本発明の課題は、新規な皮膚再生促進剤を提供することである。本発明によれば、これまで外用医薬品や化粧品の基材として利用されてきたリオトロピック液晶の新規な医薬用途としての皮膚再生促進剤が提供され、本発明の皮膚再生促進剤は、皮膚の老化やシミの発生などに対して優れた抑制効果を発揮する。

従来技術、競合技術の概要


皮膚は表皮と真皮からなり、表皮は内部から基底層、有棘層、顆粒層、角質層の順で層状をなしている。表皮を構成する角化細胞(ケラチノサイト)は、細胞分裂によって生成した基底細胞が有棘細胞、顆粒細胞、角質細胞の順に分化した後、表面から角片として剥離する新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返している(その周期は健康な肌で28日と言われている)。このターンオーバーが正常に行われなくなると様々な支障を来たし、皮膚の老化現象や表皮内の色素細胞で生成したメラニン色素が排出されずにシミ(色素沈着)として残る現象などが目立つようになる。従って、表皮のターンオーバーが正常に行われ、常に皮膚が再生されるようにすることは、医療面においても美容面においても非常に重要である。



従来から知られているケラチノサイトの分化・増殖を促進させることで皮膚の再生を促進させる方法に、レチノイン酸(ビタミンA酸)などのケラチノサイトの分化・増殖促進作用を有する物質を含有する外用剤を皮膚表面に塗付して行うものがある。しかしながら、有効成分を生体の一次バリアを構成する皮膚を介して体内に浸透させることは容易なことではなく、その生物学的利用能(薬物が血流に吸収される量)は本来的に低いものである。従って、有効成分の生物学的利用能の改善を図るために、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、イソパラフィン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアルコールのエチレンオキサイド付加物、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、炭酸プロピル、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素、乳酸、乳酸ナトリウム、レシチン、ジメチルスルホキシド、ピロリドンカルボン酸エステル、ニコチン酸エステル、N-メチルプロリンエステル、オレイン酸コレステリルエステル、アミンオキサイドなどを経皮吸収促進剤として外用製剤に配合することが行われる。



本発明者らは、これまでに皮膚再生促進剤の研究開発を精力的に行ってきており、その成果として、レチノイン酸をナノメートルオーダーのカプセル(ナノ粒子)に封入して皮膚表面に塗付することで、経皮吸収促進剤を配合することなくレチノイン酸を効率的かつ徐放的に経皮吸収させることができることを見出している(非特許文献1および非特許文献2)。

【非特許文献1】経皮デリバリーのための新規ナノテクノロジー、山口葉子、Bioベンチャー、第4巻、第6号、62頁-64頁、2004年

【非特許文献2】Y.Yamaguchi, T.Nagasawa, N.Nakamura, M.Takenaga, M.Mizoguchi, S.Kawai, Y.Mizushima, R.Igarashi, Successful treatment of photo-damaged skin of nano-scale atRA particles using a novel transdermal delivery, 104, 29-40, 2005

産業上の利用分野


本発明は、外用により効果を発揮する新規な皮膚再生促進剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
界面活性剤としてポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル5重量%~80重量%と水5重量%~80重量%、さらに補助界面活性剤としてコレステロール0.01重量%~10重量%を含むリオトロピック液晶を有効成分とすることを特徴とする皮膚再生促進剤。

【請求項2】
リオトロピック液晶がさらに油分1重量%~80重量%を含むものであることを特徴とする請求項1記載の皮膚再生促進剤。

【請求項3】
油分がスクアランであるであることを特徴とする請求項2記載の皮膚再生促進剤。

【請求項4】
リオトロピック液晶がさらに多価アルコール1重量%~55重量%を含むものであることを特徴とする請求項1記載の皮膚再生促進剤。

【請求項5】
多価アルコールがグリセリンであることを特徴とする請求項4記載の皮膚再生促進剤

【請求項6】
リオトロピック液晶にケラチノサイトの分化・増殖促進作用を有する物質および/またはメラニン色素産生抑制作用を有する物質が配合されてなることを特徴とする請求項1記載の皮膚再生促進剤。

【請求項7】
ケラチノサイトの分化・増殖促進作用を有する物質がレチナール、3-デヒドロレチナール、レチノイン酸、3-デヒドロレチノイン酸、レチノイン酸類似物、レチノール、レチノール脂肪酸エステル、3-デヒドロレチノール脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項記載の皮膚再生促進剤。

【請求項8】
メラニン色素産生抑制作用を有する物質がアスコルビン酸グルコシド、アルブチン、スーパーオキサイド・ディスムターゼから選ばれる少なくとも1つであることを特徴とする請求項記載の皮膚再生促進剤。

【請求項9】
ケラチノサイトの分化・増殖促進作用を有する物質および/またはメラニン色素産生抑制作用を有する物質が2価金属無機酸塩微粒子の内部に封入された形態で配合されてなることを特徴とする請求項記載の皮膚再生促進剤。
産業区分
  • 薬品
  • 高分子化合物
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 権利存続中
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