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灌漑システムおよび灌漑方法 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P110004118
整理番号 H22-031
掲載日 2011年7月7日
出願番号 特願2010-237855
公開番号 特開2012-090525
登録番号 特許第5731791号
出願日 平成22年10月22日(2010.10.22)
公開日 平成24年5月17日(2012.5.17)
登録日 平成27年4月17日(2015.4.17)
発明者
  • 井上 光弘
  • 山下 道洋
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
  • 株式会社鳥取再資源化研究所
発明の名称 灌漑システムおよび灌漑方法 コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】無駄な灌漑水の供給を低減することができると共に、植物の根腐れや植物の枯死を防止することができ、さらに塩害を防止することができる等、適切な土壌水分環境を構築できる灌漑装置、灌漑システムおよび灌漑方法を提供すること。
【解決手段】灌漑装置は、一定水圧発生装置10と、この一定水圧発生装置10に接続されると共に、土壌に埋設されている多孔質ホース20とを備えている。一定水圧発生装置10は、容器11の水位を一定に制御して、一定水圧を発生する。多孔質ホース20に保持された水は、多孔質ホース20の周壁の微細孔を通過して、土壌の吸引力によって、矢印a1で示すように土壌へ供給される。水は、土壌水浸透抑制層40の上の根群域30の土壌が有する保水力の分だけ土壌に保持され、その後は、植物70の根によって吸収される分だけ、多孔質ホース20から根群域30へ供給される。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


従来の灌漑方法としては、植物栽培用土に素焼陶器からなる筒状の貯水容器を埋設し、貯水タンクから上記貯水容器に水を供給して、上記貯水容器の周壁から透過した水を植物栽培用土に供給することによって灌水するようにしたものがある(特開平10-66462号公報、図1(特許文献1))。



ところが、上記記載の従来の灌漑方法では、貯水タンクの水位が一定ではない。このため、貯水タンクの水位が高い場合には、貯水容器にかかる水圧が高く、貯水容器の周壁から透過していく水が多くて、植物の栽培に適した量以上の水を提供することとなり、無駄な灌漑水を供給してしまうという問題がある。さらに、この無駄な灌漑水の供給によって、植物栽培用土の水分が過多となって、植物の根腐れを招くという問題がある。一方、貯水タンクの水位が低い場合には、貯水容器にかかる水圧が低く、貯水容器の周壁から透過していく水が少なくて、植物の栽培に適した量の水を提供することができず、植物が枯死してしまうという問題がある。すなわち、従来の灌漑方法では常に水位が変化するために、一定の水を植物に供給することができない欠点がある。



また、貯水容器の周壁から透過していく水は、植物の根だけでなく、植物栽培用土にも吸引されるため、植物の根がある範囲外の、例えば、貯水容器の下方の植物栽培用土にも吸引されて、無駄な灌漑水を供給してしまうという問題がある。



さらに、地下水に塩分を含む場合には、塩分を含む地下水の上昇を遮断するものが何もないため、地下水に含まれた塩分による塩害を防止することができず、持続的な営農ができないという問題がある。

産業上の利用分野



本発明は、例えば、中近東、アフリカ等の半乾燥地および乾燥地や、水資源の枯渇が問題になっている地域等において、水資源を有効に活用できる好適な灌漑システムおよび灌漑方法に関する分野である。

特許請求の範囲 【請求項1】
一定水圧を発生する一定水圧発生装置と、
上記一定水圧発生装置に接続される多孔質ホースと
を備える灌漑装置と、
土壌中に位置すると共に、砂よりも大きな粒径の廃ガラスの粒子からなって土壌水の浸透を抑制する土壌水浸透抑制層と
を備え、
上記土壌水浸透抑制層よりも上方の土壌中に、上記多孔質ホースを配置していることを特徴とする灌漑システム。

【請求項2】
請求項1に記載の灌漑システムにおいて、
上記一定水圧発生装置は、
容器と、
上記容器内に設けたフロートと、
上記フロートに連結されて、上記容器内への水供給口を開閉する開閉弁と
を備えることを特徴とする灌漑システム

【請求項3】
土壌中に位置すると共に、砂よりも大きな粒径の廃ガラスの粒子からなって土壌水の浸透を抑制する土壌水浸透抑制層と、
一定水圧を発生する一定水圧発生装置と、
上記土壌水浸透抑制層よりも上方の土壌中に位置すると共に、上記一定水圧発生装置に接続された多孔質ホースと
を用いて、
上記多孔質ホースから、上記土壌水浸透抑制層よりも上方の土壌中に灌水を行うことを特徴とする灌漑方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2010237855thum.jpg
出願権利状態 登録
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