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CD166に対するモノクローナル抗体およびその産生方法

国内特許コード P110004145
整理番号 RX03P62
掲載日 2011年7月7日
出願番号 特願2007-547940
登録番号 特許第5612247号
出願日 平成18年11月28日(2006.11.28)
登録日 平成26年9月12日(2014.9.12)
国際出願番号 JP2006323662
国際公開番号 WO2007063825
国際出願日 平成18年11月28日(2006.11.28)
国際公開日 平成19年6月7日(2007.6.7)
優先権データ
  • 特願2005-344779 (2005.11.29) JP
発明者
  • 塚本 康浩
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 公立大学法人大阪府立大学
発明の名称 CD166に対するモノクローナル抗体およびその産生方法
発明の概要 CD166は腫瘍表面に過剰に発現する免疫グロブリンスーパーファミリーに属する細胞接着分子である。このCD166に特異的に吸着するモノクローナル抗体を得ることができれば、腫瘍細胞の増殖抑制、検出、薬品の特異的な供給が可能になる。しかし、哺乳類間では非常に類似しているため、ヒトのCD166をマウス等に免疫することでCD166に対する抗体を得ることができなかった。
鶏由来のCD166の精製された蛋白質をマウスの免疫することで、抗体を得ることができた。この抗体は、in vitroでもin vivoでもヒト、マウスのCD166に特異的に吸着し、また腫瘍の増殖を抑制する作用があることをマウスで確認できた。
従来技術、競合技術の概要


癌治療用抗体は、癌細胞に作用し、従来の抗癌剤では難しい治療(「従来の抗癌剤では治療が難しい部位の治療」か、「従来の抗癌剤では治療が困難な癌の治療」か)や治療に伴う副作用の低減につながると期待されている。つまり、癌に特異的な治療用抗体の種類の増加や質の向上が進むほど、癌の治療実績は上がると考えられる。そのためには、癌に特異的に発現する蛋白質を知る必要がある。



その1つとして、従来ヒト上皮細胞接着分子(EpCAM)に特異的に結合するモノクローナル抗体の開示はあった(特許文献1参照)。



EpCAMは、上皮細胞表面の先端に非常に低レベルで発現する細胞接着分子であるが、上皮起源の腫瘍細胞上に高率に発現する。すなわち、EpCAMは腫瘍の特異なマーカーとなりえる。上記のモノクローナル抗体はこのEpCAMと特異的に結合することを利用し、ドラッグデリバリーなどに使おうというものである。



細胞接着分子(Cell
Adhesion Molecule)とは、細胞と細胞間または細胞と細胞骨格の接着を司る分子である。そして、その歴史は1976年にEdelmanらが鶏の神経細胞接着分子(Neural
Cell Adhesion Molecule)を研究したことに始まる。



従来の研究では、細胞接着分子は、その大きさから、インテグリン、カドヘリン、セレクチン、免疫グロブリンスーパーファミリー(IgSF)の4つに分類されている。



この細胞接着分子は癌細胞に特異的に発現する分子が多く、最近研究がすすんでいる。その中で注目されている分子にCD166がある。



CD166は免疫グロブリンスーパーファミリーに属する細胞接着分子である。この分子は、神経系の発生に重要な働きをするが、ある種の癌細胞にも過剰発現する。特にこの分子は、がん細胞の悪性化や転移を促進すると考えられている(非特許文献1乃至3)。



そこで、CD166に対するモノクローナル抗体があれば、転移抑制、ドラッグデリバリーシステムとして有用であると考えられる。本発明者はすでにCD166に着目し、抗CD166ポリクローナル抗体や抗CD166モノクローナル抗体を作成しCD166の検出を行っていた(特許文献2参照)。
【特許文献1】
特表2004-533248号公報
【特許文献2】
特開2005-127754号公報
【非特許文献1】
J.Exp.Med.,181,2213-2220,(1995)
【非特許文献2】
Am.J.Pathol,152,805-813,(1998)
【非特許文献3】
Biochem.Biophys.Res.Cummun.,267,870-874(2000)

産業上の利用分野



本発明は、腫瘍細胞上に高率に発現するCD166/ALCAM(Activated Leukocyte Cell Adhesion Molecule:以下「CD166」で統一する。)に特異的に結合するモノクローナル抗体およびその産生方法に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
細胞接着分子CD166/ALCAMのN端末から4番目の免疫グロブリン様ループに存在する、配列番号1に示すアミノ酸配列または配列番号2に示すNATを含むアミノ酸配列に対し特異的に結合するモノクローナル抗体。

【請求項2】
請求項記載のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ。

【請求項3】
キジ科動物のCD166のN端末から4番目の免疫グロブリン様ループに存在する、配列番号1に示すアミノ酸配列または配列番号2に示すNATを含むアミノ酸配列を有する蛋白質で免疫したマウスから得た抗体をモノクローナル化するモノクローナル抗体の製造方法。

【請求項4】
請求項記載のモノクローナル抗体を用いたCD166の含有量の測定方法。

【請求項5】
細胞接着分子CD166/ALCAMのN端末から4番目の免疫グロブリン様ループに存在する、配列番号1に示すアミノ酸配列または配列番号2に示すNATを含むアミノ酸配列に対し特異的に結合するモノクローナル抗体であって、血液中のCD166の含有量から癌の進行状態を推定するために用いるモノクローナル抗体

【請求項6】
細胞接着分子CD166/ALCAMのN端末から4番目の免疫グロブリン様ループに存在する、配列番号1に示すアミノ酸配列または配列番号2に示すアミノ酸配列に対し特異的に結合するモノクローナル抗体であって、血液中のCD166の含有量から肺癌の進行状態を推定するために用いるモノクローナル抗体
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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