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カーボンナノホーンをキャリアとする抗菌剤徐放化製剤

国内特許コード P110004161
整理番号 B39P24
掲載日 2011年7月7日
出願番号 特願2008-026970
公開番号 特開2009-184973
登録番号 特許第5397726号
出願日 平成20年2月6日(2008.2.6)
公開日 平成21年8月20日(2009.8.20)
登録日 平成25年11月1日(2013.11.1)
発明者
  • 湯田坂 雅子
  • 飯島 澄男
  • 范 晶
  • 徐 建▲くん▼
  • 田伏 洋
  • 山本 有平
  • 関堂 充
  • 小浦場 祥夫
出願人
  • 日本電気株式会社
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 カーボンナノホーンをキャリアとする抗菌剤徐放化製剤
発明の概要 【課題】 カーボンナノホーンをキャリアとすることによって、徐放化が図られた抗菌剤を包含する抗菌剤徐放化製剤を提供する。
【解決手段】 抗菌剤徐放化製剤は、銀などの無機系抗菌剤や合成系有機物抗菌剤、天然物系抗菌剤などを含む抗菌剤を内包し、この抗菌剤は、殺菌剤及び抗生剤の内の少なくとも一種を含む開口カーボンナノホーンをキャリアとして有する。このカーボンナノホーンの側壁、先端、あるいは、開孔部縁には、内包薬剤の放出速度を制御するための化学修飾を施されても良い。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


また、抗菌剤を含有する製剤として、無機系抗菌剤を吸着剤に吸着したものが提案されている(例えば、特許文献1、参照)。特許文献1に記載された抗菌製品は、吸着剤として、活性炭、木炭、カーボンナノチューブ等の炭素系、シリカゲルなどが例示されている。しかしながら、カーボンナノチューブは口径が1.4nm程度と小さく、その中に有機系の抗菌剤を包含させるには、容易ではない。



更に、特許文献2には、特許文献1と同様な製品に関するものであるが、吸着剤として、カーボンナノホーンを用いることが開示されている。しかしながら、特許文献2には、被吸着物質の開示はない。



また、特許文献3には、カーボンナノホーンにデキソメタゾンやシスプラチン等の抗癌剤などのステロイド系ホルモンを含有させることが開示されているが抗菌剤ではない。



【特許文献1】
特開2003-40718号公報
【特許文献2】
特開2006-007217号公報
【特許文献3】
特開2005-343885号公報

産業上の利用分野


本発明は、カーボンナノホーンをキャリアとする抗菌剤徐放化製剤に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
抗菌剤を内包したカーボンナノホーンをキャリアとして有し、前記カーボンナノホーンは過酸化水素処理にて形成された開孔部を有し、前記抗菌剤は、抗生剤としての塩酸バンコマイシン(VCM)及び殺菌剤としてのヨウ素の内のいずれか一種を含み、前記抗菌剤内包カーボンナノホーンは、生体への1回の投与で、少なくとも200時間以上1500時間内で、前記抗菌剤の有効量を放出する徐放速度を有するように製剤されていることを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項2】
請求項1に記載の抗菌剤徐放化製剤において、前記カーボンナノホーンの側壁、先端、あるいは、開孔部縁には、内包薬剤の放出速度を制御するための化学修飾が施されていることを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項3】
請求項1又は2に記載の抗菌剤徐放化製剤において、前記カーボンナノホーンの側壁、先端、あるいは、開孔部縁には、疎水性である当該カーボンナノホーンの親水性を高めるための化学修飾または細網内皮系の貪食作用を回避するための化学修飾が施されていることを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項4】
請求項1乃至3の内のいずれか一項に記載の抗菌剤徐放化製剤において、前記カーボンナノホーンの側壁、先端、あるいは、開孔部縁に、前記患部に選択的に到達するように患部に特異的に発現している抗体等に選択的に付着する分子が付加されていることを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項5】
請求項1乃至4の内のいずれか一項に記載された抗菌剤徐放化製剤において、前記カーボンナノホーンまたは化学修飾カーボンナノホーンに機能性物質を物理吸着させたことを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項6】
請求項に記載の抗菌剤徐放化製剤において、前記機能性物質の機能は、内包抗菌剤の徐放制御、抗菌作用、薬剤、親水性分子、または標的分子などであることを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項7】
請求項1乃至6の内のいずれか一項に記載の抗菌剤徐放化製剤において、前記抗菌剤内包カーボンナノホーンは、皮膚疾患治療用であることを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項8】
請求項1乃至7の内のいずれか一項に記載抗菌剤徐放化製剤において、前記抗菌剤内包カーボンナノホーンと、皮膚などに塗布しやすくなるような機能を備えた物質とを混合した混合物よりなることを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項9】
請求項1乃至8の内のいずれか一項に記載の抗菌剤徐放化製剤において、前記抗菌剤内包カーボンナノホーンは、皮膚疾患治療用として体内投与用であることを特徴とする抗菌剤徐放化製剤。

【請求項10】
キャリアとしてカーボンナノホーンを過酸化水素処理によって開孔処理し、抗菌剤を内包させるとともに、前記抗菌剤は、抗生剤としての塩酸バンコマイシン(VCM)および殺菌剤としてのヨウ素の内の何れか一種であり、前記抗菌剤内包カーボンナノホーンは、生体への1回の投与で、少なくとも200時間以上1500時間内で、前記抗菌剤の有効量を放出する徐放速度を有するように製剤することを特徴とする抗菌剤徐放化製剤の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2008026970thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) SORST 平成14年度採択課題
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