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光学異性体識別用分子探針、ならびに光学異性体の識別装置および識別方法 コモンズ

国内特許コード P110004193
整理番号 K028P11
掲載日 2011年7月8日
出願番号 特願2008-148003
公開番号 特開2009-294082
登録番号 特許第5105541号
出願日 平成20年6月5日(2008.6.5)
公開日 平成21年12月17日(2009.12.17)
登録日 平成24年10月12日(2012.10.12)
発明者
  • 西野 智昭
  • 梅澤 喜夫
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 光学異性体識別用分子探針、ならびに光学異性体の識別装置および識別方法 コモンズ
発明の概要 【課題】固体表面に固定化された光学異性体の識別を可能とする光学異性体の識別装置を提供すること。
【解決手段】金属探針と該金属探針の先端部に吸着せしめたR体およびS体のうちのいずれか一方のキラル化合物とを備える分子探針と、前記分子探針を、表面に光学異性体を備える固体試料の表面上に走査せしめる手段と、前記分子探針と前記光学異性体との間に流れるトンネル電流を測定する手段とを、備えることを特徴とする光学異性体の識別装置。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


光学異性体は、医療、農薬、エレクトロニクスなど様々な分野において用いられている。従来においては、このような光学異性体の識別は、結晶状態や溶液状態において、X線回折法(XRD)や円偏光二色性分光法(CD)、核磁気共鳴分光法(NMR)などの方法により行なわれていた。



近年、光学異性体を固体表面に固定化する方法が提案されており、このような固体表面への光学異性体の固定化は、触媒や電極などの機能性界面の創製への応用が期待されている。このような固体表面に固定化された光学異性体は、その評価などを行なう上で、分子レベルで不斉認識する必要がある、しかしながら、上述したような従来の光学異性体の識別方法を、固体表面に固定化された光学異性体の識別に適用することは困難であり、固体表面上の光学異性体を分子レベルで不斉認識する方法の開発が求められている。



一方、固体表面上の化合物を分子レベルで識別する方法としては、国際公開第2006/070946号パンフレット(特許文献1)およびT.Oshiroら、PNAS、2006年1月3日発行、103巻、1号、10~14ページ(非特許文献2)において、核酸塩基を固定化した固体試料表面と、前記核酸塩基に対して相補性を有する核酸塩基を備える分子探針との間に流れるトンネル電流を測定して、前記固体表面上の核酸塩基を分子レベルで識別する方法が開示されている。この方法では、固体試料表面の核酸塩基に対して相補性を有する核酸塩基を備える分子探針を適宜選択する必要がある。
【特許文献1】
国際公開第2006/070946号パンフレット
【非特許文献1】
T.Oshiroら、PNAS、2006年1月3日発行、103巻、1号、10~14ページ

産業上の利用分野


本発明は、光学異性体識別用分子探針、ならびに光学異性体の識別装置および識別方法に関し、より詳しくは、金属探針にキラル化合物を吸着せしめた分子探針、この分子探針を備える光学異性体の識別装置およびそれを用いた光学異性体の識別方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
金属探針と該金属探針の先端部に吸着せしめたR体およびS体のうちのいずれか一方のキラル化合物とを備える分子探針と、
前記分子探針を、表面に光学異性体を備える固体試料の表面上に走査せしめる手段と、
前記分子探針と前記光学異性体との間に流れるトンネル電流を測定する手段とを、
備えることを特徴とする光学異性体の識別装置。

【請求項2】
前記分子探針において、前記キラル化合物が硫黄原子を含む官能基を備えるものであり、且つ該硫黄原子が前記金属探針の先端部に結合していることを特徴とする請求項に記載の光学異性体の識別装置。

【請求項3】
前記分子探針において、前記キラル化合物が、ジニトロフェニル基、アミノ基およびカルボニル基からなる群から選択される少なくとも1種の官能基を備えるものであることを特徴とする請求項またはに記載の光学異性体の識別装置。

【請求項4】
金属探針と該金属探針の先端部に吸着せしめたR体およびS体のうちのいずれか一方のキラル化合物とを備える分子探針を、表面に光学異性体を備える固体試料の表面上に走査せしめ、前記分子探針と前記光学異性体との間に流れるトンネル電流を測定して、前記固体試料表面上の光学異性体を識別することを特徴とする光学異性体の識別方法。

【請求項5】
前記分子探針において、前記キラル化合物が硫黄原子を含む官能基を備えるものであり、且つ該硫黄原子が前記金属探針の先端部に結合していることを特徴とする請求項に記載の光学異性体の識別方法。

【請求項6】
前記分子探針において、前記キラル化合物が、ジニトロフェニル基、アミノ基およびカルボニル基からなる群から選択される少なくとも1種の官能基を備えるものであることを特徴とする請求項またはに記載の光学異性体の識別方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2008148003thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) さきがけ 界面の構造と制御 領域
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