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抗菌剤およびその製造方法 外国出願あり

国内特許コード P110004253
整理番号 S2010-0267-N0
掲載日 2011年7月11日
出願番号 特願2009-291337
公開番号 特開2011-132148
登録番号 特許第5780622号
出願日 平成21年12月22日(2009.12.22)
公開日 平成23年7月7日(2011.7.7)
登録日 平成27年7月24日(2015.7.24)
発明者
  • 坪川 紀夫
  • 皆川 真人
  • 小川 久朗
出願人
  • 国立大学法人 新潟大学
  • 株式会社双葉マテリアル
  • 株式会社 ナフタック
発明の名称 抗菌剤およびその製造方法 外国出願あり
発明の概要 【課題】耐熱性に優れ、樹脂、セラミックス、金属、溶媒などへの分散性に優れた抗菌剤およびその製造方法を提供する。
【解決手段】無機粒子と重合可能なエチレン性不飽和基を有する化合物とを反応させることにより重合可能なエチレン性不飽和基を無機粒子に結合させ、 重合可能なエチレン性不飽和基が結合された無機粒子と、抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する単量体とを共重合することにより抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する重合体を無機粒子に結合させ、 次いで、前記の抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する重合体が結合された無機粒子と抗菌性化合物とを反応させることにより無機粒子に結合された前記重合体を抗菌性重合体に変成することによって、抗菌剤を得る。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


鮮魚や食肉などが直接に触れる部材に抗菌剤を混入或いは表面に塗工するなどして、上記部材の表面における細菌の増殖を抑制することが広く行われている。
このような抗菌剤として、例えば、特許文献1において、多孔性のシリカゲルに銀錯塩等の抗菌成分を担持させたものが開示されている。シリカゲルへの抗菌成分の担持法として、含浸法、沈殿法、イオン交換法、メカノケミカル法、蒸着法などが特許文献1に開示されている。
特許文献2には、カテキンやサポニンなどのポリフェノール化合物系抗菌成分を添加したケイ酸塩水溶液をゲル化反応させて該抗菌成分をシリカゲル中に含有させたものが記載されている。
また、特許文献3には、ビニルベンジルホスホニウム塩をモノマー成分として有する抗菌性ポリマーをシリカなどの無機質担体に担持させて使用することが記載されている。
しかし、無機粒子に抗菌成分を担持または含有させただけの抗菌剤では、抗菌成分が溶出して、抗菌性能が経時的に低下してくる。溶出した抗菌成分が食品を汚染して、食用に適さなくなるということがある。また、抗菌剤の樹脂マトリックス中での分散性が悪く、抗菌剤入りの樹脂成形品は強度等が不足するなどの問題があった。



特許文献4には、抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外の無機酸化物とからなるコロイド微粒子の表面が高分子化合物で修飾された抗菌性無機酸化物コロイド粒子からなる抗菌剤が記載されている。この抗菌剤は分散性の改善を試みたものであるが、高分子化合物で表面を被覆してしまうので抗菌性能が十分でなくなる。



無機微粒子に抗菌成分としての重合体を結合させる方法が、特許文献5において提案されている。特許文献5で提案された方法は、無機粒子にトリクロロアセチル基を結合させ、このトリクロロアセチル基で発生するラジカルを用いて重合反応を開始させて、重合体を合成している。この重合反応では、モリブデン化合物などの特殊な触媒を必要とする。しかも、その触媒等に合わせて溶媒を選択しなければならない。

産業上の利用分野


本発明は、抗菌剤およびその製造方法に関する。さらに詳細に、本発明は、耐熱性に優れ、樹脂、セラミックス、金属、溶媒などへの分散性に優れた抗菌剤およびその製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
無機粒子と重合可能なエチレン性不飽和基を有する化合物とを乾式反応法によって反応させることにより重合可能なエチレン性不飽和基を無機粒子に結合させ、
重合可能なエチレン性不飽和基が結合された無機粒子とホスホニウム基になり得る構造を有する抗菌性化合物に結合可能な官能基および重合可能なエチレン性不飽和基を有する単量体とを液体を全く使用しないか若しくは僅かな量だけ使用して共重合することにより前記抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する重合体を無機粒子に結合させ、
次いで、前記の抗菌性化合物に結合可能な官能基を有する重合体が結合された無機粒子とホスホニウム基になり得る構造を有する抗菌性化合物とを反応させることにより無機粒子に結合された前記重合体を抗菌性重合体に変成することを含む、抗菌剤の製造方法。

【請求項2】
無機粒子と重合可能なエチレン性不飽和基を有する化合物とを乾式反応法によって反応させることにより重合可能なエチレン性不飽和基を無機粒子に結合させ、
重合可能なエチレン性不飽和基が結合された無機粒子とホスホニウム基および重合可能なエチレン性不飽和基を有する単量体とを液体を全く使用しないか若しくは僅かな量だけ使用して共重合することにより抗菌性重合体を無機粒子に結合させることを含む、抗菌剤の製造方法。

【請求項3】
無機粒子がシリカ粒子である請求項またはに記載の抗菌剤の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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