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リグノフェノール誘導体の精製法

国内特許コード P110004354
整理番号 B74P14
掲載日 2011年7月12日
出願番号 特願2009-147083
公開番号 特開2011-001502
登録番号 特許第5458430号
出願日 平成21年6月19日(2009.6.19)
公開日 平成23年1月6日(2011.1.6)
登録日 平成26年1月24日(2014.1.24)
発明者
  • 舩岡 正光
  • 三亀 啓吾
  • 山田 清
  • 市川 紀文
  • 芝本 信▲頼▼
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 リグノフェノール誘導体の精製法
発明の概要 【課題】リグノフェノール誘導体の分離精製を効率的に行う方法を提供する。
【解決手段】リグノフェノール誘導体を含むフェノール誘導体溶液を水分散液とする工程と、水分散液をメチルエチルケトンで処理してメチルエチルケトン層を分離する工程と、メチルエチルケトン層をリグノフェノール誘導体の貧溶媒に加え、沈殿物を分離する工程とにより、リグノフェノール誘導体の分離精製を行う。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要



これまで廃棄又は焼却して処分していた木材や草、廃木材、建築廃材等のバイオマス由来のリグニンを有効に活用するための研究開発が盛んに行われている。リグニンを利用する技術として、例えば、特許文献1には、植物由来のリグニンをフェノール誘導体及び酸と反応させてリグノフェノール誘導体に変換して分離精製する、リグノフェノール誘導体の製造方法が開示されている。





このリグノフェノール誘導体製造とその精製方法は、以下の工程からなる。

(1)リグノセルロース系材料であるバイオマスにフェノール誘導体(具体的にはp-クレゾール)と酸(具体的には硫酸)を加え、リグニンをフェノール誘導体で溶媒和すると共に炭水化物を加水分解する工程、

(2)フェノール誘導体液を酸と分離してフェノール誘導体層を得る工程、

(3)得られたフェノール誘導体層をリグノフェノール誘導体の貧溶媒(具体的には脂肪族炭化水素類や脂肪族エーテル類)に滴下して、リグノフェノール誘導体をフェノール誘導体と分離して不溶区分として回収する工程(1次精製)、

(4)得られた不溶区分をアセトンに溶解してさらにリグノフェノール誘導体の貧溶媒に滴下することにより、不溶区分に含まれるフェノール誘導体を分離してリグノフェノール誘導体を回収する工程(2次精製)。





得られたリグノフェノール誘導体は、各種材料に塗布し、乾燥して成形体とすることができる。また、リグノフェノール誘導体はアセトンに溶けるため、成形体が不要となった場合でも回収することが容易であり、繰り返し利用が可能であるという利点がある。

さらに、成形体以外の塗料以外の用途についても電子や電気用材料、医薬などへの幅広い応用が期待されている。

産業上の利用分野



本発明は、バイオマス由来のフェノール性リグニン系高分子(以下、リグノフェノール誘導体という。)の精製法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
リグノフェノール誘導体及び酸を含むフェノール誘導体溶液を水と接触処理して、フェノール誘導体溶液の水分散液とする工程と、
前記フェノール誘導体溶液の水分散液にメチルエチルケトン、クロロホルム、ジクロロメタン、酢酸エチル、エーテル類、トルエン及びベンゼンからなる群より選ばれる溶媒を加え、水層と溶媒層とに分離する工程と、
前記溶媒層をリグノフェノール誘導体の貧溶媒に加え、沈殿物を分離する工程と、を含む、リグノフェノール誘導体の精製法。

【請求項2】
フェノール誘導体溶液の水分散液にメチルエチルケトンを加える、請求項1に記載のリグノフェノール誘導体の精製方法。

【請求項3】
前記フェノール誘導体溶液と水との接触処理が、前記フェノール誘導体溶液を水に滴下させる処理である、請求項1に記載のリグノフェノール誘導体の精製方法。

【請求項4】
前記フェノール誘導体溶液と水との接触処理が、前記フェノール誘導体溶液を水で洗浄する処理である、請求項1に記載のリグノフェノール誘導体の精製方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2009147083thum.jpg
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) SORST 平成16年度採択課題
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