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腫瘍細胞増殖を抑制するオリゴヌクレオチド及び方法

国内特許コード P110004450
整理番号 A261P24-2
掲載日 2011年7月14日
出願番号 特願2010-130101
公開番号 特開2010-265270
登録番号 特許第5377416号
出願日 平成22年6月7日(2010.6.7)
公開日 平成22年11月25日(2010.11.25)
登録日 平成25年10月4日(2013.10.4)
優先権データ
  • 特願2004-192718 (2004.6.30) JP
発明者
  • 浜口 道成
  • 國料 俊男
  • 二村 雄次
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 腫瘍細胞増殖を抑制するオリゴヌクレオチド及び方法
発明の概要 【課題】NEK2キナーゼが胆管癌細胞などの腫瘍細胞において特異的に発現していることを見出し、RNA干渉法によりこのNEK2キナーゼの発現を抑制すると、これら腫瘍細胞の増殖が抑制する方法の提供。
【解決手段】NEK2遺伝子の特定塩基配列中の連続する19塩基を少なくとも含む、該遺伝子の塩基配列の連続する30塩基以下の塩基配列に相当するオリゴリボヌクレオチド及びその相補的オリゴリボヌクレオチドから成る2本鎖RNAを腫瘍細胞へ導入することからなる、該腫瘍細胞を抑制する方法。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


シグナル伝達は、細胞機能維持における基本的なメカニズムとして研究されており、シグナル伝達経路の異常が、癌をはじめとする種々の疾患の原因であることが明らかになっている。シグナル伝達に関連因子を標的因子とする分子標的治療が注目されている。
Nek2は1q32.2-q41に存在している445アミノ酸からなる51763Daのタンパクであり、C末端にセリンスレオニンキナーゼまたロイシンジッパーモチーフ、PPIバインディングサイトを有している。Nek2はアスペルギルス類にて同定されていたM期進行に関連する遺伝子NIMA(Never In Mitosis A)のホモロジー検索にて哺乳類で同定された。
Nek2キナーゼは主に細胞周期や染色体の分離に関連して研究されており(非特許文献1)、Nek2は中心体に局在しており、G2後期に高発現し、G2/M期の制御に関わっていると考えられている。Nek2は、細胞周期の過程で生理基質c-Nap1のリン酸化によりG2期での中心体の分配に機能する(非特許文献2)。細胞周期におけるG2/M期は、中心体の分配以外に染色体分配、細胞分裂を行う時期であり、G2/M期に機能するNek2キナーゼの異常は不均一な染色体分配による染色体数の異常を誘導し、癌化の原因の1つとも考えられる。
現在これらNIMAキナーゼを用いて細胞周期の制御、特に細胞周期G2/M期における生理的機能促進や抑制することが試みられている(特許文献1)。
なお、NEK2キナーゼ(accession number NM_002497)の配列に相当する二重鎖RNAがNek2キナーゼを阻害剤し腫瘍細胞の増殖を抑制するRNAiとして用いることが知られている(特許文献2)。

産業上の利用分野


この発明は、NEK2遺伝子の発現を抑制することにより腫瘍細胞の増殖を抑制する方法に関し、より詳細には、特定オリゴヌクレオチドを用いたRNA干渉法によりNEK2遺伝子の発現を抑制し、腫瘍細胞の増殖を抑制する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号1(NEK2遺伝子)の塩基配列の403~423番目の塩基配列中の連続する19塩基を少なくとも含む、配列番号1の塩基配列の連続する23塩基以下の塩基配列に相当するオリゴリボヌクレオチド及びその相補的オリゴリボヌクレオチドから成る2本鎖RNAを有効成分として含む腫瘍増殖抑制剤。

【請求項2】
配列番号1(NEK2遺伝子)の塩基配列の403~423番目の塩基配列中の連続する19塩基を少なくとも含む、配列番号1の塩基配列の連続する23塩基以下の塩基配列に相当するオリゴリボヌクレオチド及びその相補的オリゴリボヌクレオチドから成る2本鎖RNAを、腫瘍細胞へ導入することから成る、該腫瘍細胞の増殖を抑制する方法(但し、ヒトの治療方法を除く)。

【請求項3】
配列番号1(NEK2遺伝子)の塩基配列の403~423番目の塩基配列中の連続する19塩基を少なくとも含む、配列番号1の塩基配列の連続する23塩基以下の塩基配列に相当するオリゴリボヌクレオチド及びその相補的オリゴリボヌクレオチドから成る2本鎖RNAを含む腫瘍増殖抑制用キット。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) CREST 糖鎖の生物機能の解明と利用技術 領域
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