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フローサイトメータおよびフローサイトメトリ方法

国内特許コード P110004456
整理番号 E081P03
掲載日 2011年7月14日
出願番号 特願2010-220445
公開番号 特開2011-099848
登録番号 特許第5534214号
出願日 平成22年9月30日(2010.9.30)
公開日 平成23年5月19日(2011.5.19)
登録日 平成26年5月9日(2014.5.9)
優先権データ
  • 特願2009-231468 (2009.10.5) JP
発明者
  • 神田 昌彦
  • 加藤 茂明
  • 藤山 沙理
  • 泉川 恵
  • 近西 俊洋
出願人
  • ベイバイオサイエンス株式会社
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 国立大学法人 東京大学
発明の名称 フローサイトメータおよびフローサイトメトリ方法
発明の概要 【課題】本発明は、複数の第2の受光部から出力された電気的信号を電気的に加算することにより、第2の光により生物学的粒子を励起したときに生じる蛍光の電気的信号を増大させることができるフローサイトメータを提供する。
【解決手段】本発明に係るフローサイトメータは、染色された生物学的粒子を含むシースフローを形成するフローセルと、フローセルに第1および第2の光を順次照射する第1および第2の光源と、第1および第2の光による生物学的粒子からの散乱光または蛍光を受光して電気的信号に変換する第1および第2の受光部と、第1の受光部が散乱光または蛍光を受光した時から所定の期間において、複数の第2の受光部から出力された電気的信号を電気的に加算することにより、第2の光により生物学的粒子を励起したときに生じる蛍光の電気的信号を増大させる信号処理部とを備えたことを特徴とするものである。
【選択図】図7
従来技術、競合技術の概要



バイオテクノロジの急速な発展に伴い、医学や生物学を含むさまざま分野で細胞などを自動的に分析・分別するフローサイトメータおよびセルソータの需要がますます増大しつつある。フローサイトメータは、生体(血液など)から採取された細胞粒子を蛍光色素などで染色し、数多くの細胞粒子をシースフロー内で一列に配列し、細胞粒子のそれぞれにレーザビームを照射して、細胞粒子から生じる側方散乱光と蛍光色素に依存するさまざまな多色蛍光を測定することにより、細胞を同定するものである。また、同定するために収集された散乱光と蛍光に関する情報は、通常、電気的信号に変換され、サンプルから採取された大量の細胞粒子を統計的に評価することにより、生体の病変などの状態が診断される。さらにセルソータは、散乱光と蛍光に関する電気的信号を用いて、シースフローから分離される各細胞粒子を含む液滴を帯電させ、この液滴が落下する間に特定の電場を液滴に印加することにより、特定の細胞粒子を選択的に収集(分別)するものである。





典型的なフローサイトメータが、たとえば本願と同一の譲受人に譲渡された特許文献1および2に記載されており、これらの記載内容はここに参考に一体のものとして統合される。





これまでのフローサイトメータおよびセルソータは、上述のように、血液などから採取された比較的に寸法の大きい細胞粒子等を同定または分別することが主流であった。ところが昨今、ヒトゲノム研究に代表されるような遺伝子解析研究が進み、遺伝子を含むさまざまなタンパク質の解析研究が盛んに行われるようになり、細胞粒子等のみならずより微小なタンパク質複合体を蛍光標識して精度よく同定および分別する技術の確立に対する要請が近年ますます増大している。

産業上の利用分野



本発明は、フローサイトメータおよびフローサイトメトリ方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
染色された生物学的粒子を含むシースフローを形成するフローセルと、
フローセルに第1の光を照射する第1の光源と、
第1の光源よりシースフロー下流側においてフローセルに第2の光を照射する第2の光源と、
第1の光による生物学的粒子からの散乱光または蛍光を受光して電気的信号に変換する第1の受光部と、
第2の光による生物学的粒子からの蛍光を受光して電気的信号に変換する、シースフローに沿って配列された複数の第2の受光部と、
第1の受光部が散乱光または蛍光を受光した時から所定の期間において、複数の第2の受光部から出力された電気的信号を電気的に加算することにより、第2の光により生物学的粒子を励起したときに生じる蛍光の電気的信号を増大させる信号処理部とを備え
第2の光源は、複数の第2の受光部が対向するフローセルの受光領域全体にわたってシースフローに沿って実質的に均一な強度で第2の光を照射することを特徴とするフローサイトメータ。

【請求項2】
第2の光源は、複数の第2の受光部のそれぞれが対向するフローセルの各受光領域に、同一波長の第2の光を照射する複数の光源からなることを特徴とする請求項1に記載のフローサイトメータ。

【請求項3】
第2の受光部は、シースフローに沿った第1の方向、および第1の方向と直交する第2の方向に格子状に配列されることを特徴とする請求項1に記載のフローサイトメータ。

【請求項4】
複数の第2の受光部のそれぞれに対向して配置され、第2の光による生物学的粒子からの蛍光を集光するための複数のマイクロレンズを有することを特徴とする請求項1に記載のフローサイトメータ。

【請求項5】
請求項1~4のいずれか1に記載のフローサイトメータを備えたことを特徴とするセルソータ。

【請求項6】
染色された生物学的粒子を含むシースフローを形成するステップと、
フローセルに第1の光を照射するステップと、
第1の光源よりシースフロー下流側においてフローセルに第2の光を照射するステップと、
第1の光による生物学的粒子からの散乱光または蛍光を受光して電気的信号に変換するステップと、
第2の光による生物学的粒子からの蛍光を複数の受光領域において受光して電気的信号に変換するステップと、
第1の光による生物学的粒子からの散乱光または蛍光を受光した時から所定の期間において、複数の第2の受光部から出力された電気的信号を電気的に加算することにより、第2の光により生物学的粒子を励起したときに生じる蛍光の電気的信号を増大させるステップとを有し、
第2の光は、複数の受光領域全体にわたってシースフローに沿って実質的に均一な強度で照射されることを特徴とするフローサイトメトリ方法。

【請求項7】
第2の光は、同一波長を有し、複数の第2の受光部のそれぞれが対向するフローセルの各受光領域に照射されることを特徴とする請求項に記載のフローサイトメトリ方法。

【請求項8】
染色された生物学的粒子は、蛍光色素で蛍光標識された100nm未満の径を有することを特徴とする請求項6または7に記載のフローサイトメトリ方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 登録
参考情報 (研究プロジェクト等) ERATO 加藤核内複合体プロジェクト 領域
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