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気管チューブ維持管理システム 新技術説明会 実績あり 外国出願あり

国内特許コード P110004626
整理番号 7086PCT/JP
掲載日 2011年7月25日
出願番号 特願2010-505600
登録番号 特許第5299978号
出願日 平成21年3月19日(2009.3.19)
登録日 平成25年6月28日(2013.6.28)
国際出願番号 JP2009055453
国際公開番号 WO2009119449
国際出願日 平成21年3月19日(2009.3.19)
国際公開日 平成21年10月1日(2009.10.1)
優先権データ
  • 特願2008-080385 (2008.3.26) JP
発明者
  • 田川 善彦
  • 三村 幸司
  • 稲田 智久
  • 松本 尚浩
出願人
  • 国立大学法人九州工業大学
  • 学校法人産業医科大学
発明の名称 気管チューブ維持管理システム 新技術説明会 実績あり 外国出願あり
発明の概要

本発明は,気管挿管の挿管位置の確認,気管チューブ内部の痰詰まりによる狭窄の有無の確認,気管の抜管の状態を確認,計測データの保存とモニタを可能にし,合併症を自動的な判断し,呼吸回路内の音の再生機能等の情報を得ることができる。
この気管チューブ維持管理システムは,気管チューブ8,気管チューブに連結した給気チューブ21を備え,給気チューブ21には気管チューブ8からの呼吸音を検出するマイクロホンセンサ4,10と気管チューブ8の呼吸回路2内の回路圧を計測する圧力センサ5を連結し,それらからの情報を処理するパソコン7を備えている。パソコン7は,呼吸音が予め決められた所定値の範囲内であるか否かを判断すると共に,回路圧が予め決められた所定値の範囲内であるか否かを判断する。

従来技術、競合技術の概要


一般に,気管挿管は,麻酔,集中治療,救急等の医療現場で適切な換気,酸素化,気道確保が維持できない患者に対して人工呼吸をするために,患者の気管に気管チューブを挿管する標準的な医療行為である。気管チューブを気道に気管挿管する時には,通常,喉頭鏡を用いて喉頭展開を行い,気管へ気管チューブを挿管する。気管挿管は,通常,気管チューブが患者の口から挿管されるが,口腔の手術時等には,患者の鼻から挿管することもある。また,気管チューブに関わる合併症は,医師や看護師による絶え間ない監視やモニタで発見し,処置することが可能であるが,発見が遅くなれば,生命の危険を招くこともあり,気管チューブの状態維持及び管理は重要なことである。



しかしながら,気管挿管は,高度な技術が必要であり,習熟を要する技術であるが,気管挿管用喉頭鏡システムとして,容易に気管チューブを気管に挿通できるものが知られている。該気管挿管用喉頭鏡システムは,気管挿管の操作状態を使用者が認識し,喉頭鏡の操作をより安全に確実に達成し,医療の臨床や医療教育に役立てるものであり,ジャイロセンサを備えたハンドルと力センサを備えたブレードから成る喉頭鏡を使用して気管挿管を行う場合に,力センサでブレードに負荷される歯列からの荷重を検出し,ジャイロセンサでハンドルの動作として角速度や方向を検出し,予め決められた所定の荷重と移動の範囲を越える検出値に応答して警報を発するものである(例えば,特許文献1参照)。



また,カフ付気管チューブのカフ圧調整装置として,電源が不要で小型化可能であり,空気注入時だけでなく,装置使用中にカフ圧が上昇した場合でも過剰の空気を排気できるものが知られている。該カフ付気管チューブのカフ圧調整装置は,空気供給源に連結する空気入り口,空気をカフに連通するチューブに送り出す空気出口及び前記空気入り口と前記空気出口の間に開口部を備えた箱体からなるカフ圧調整装置本体と,前記本体内部の圧力が所定の圧力以上の際には封止解除される開口部を封止する封止体と,本体内部の空気入り口側に開口部を有する隔壁からなる弁座が設けられた逆止弁とから構成されている(例えば,特許文献2参照)。

【特許文献1】特開2006-149450号公報

【特許文献2】特開平9-187510号公報

産業上の利用分野


この発明は,例えば,麻酔,集中治療,救急治療等の医療行為の現場において,人工呼吸を行うために気管に挿管した気管チューブの適切な維持管理を行うための気管チューブ維持管理システムに関する。

特許請求の範囲 【請求項3】気道を確保するための気管チューブ,前記気管チューブを通じて空気を所定の領域に送るための給気装置,前記気管チューブに前記給気装置を連結する人工呼吸回路チューブを備え,前記人工呼吸回路チューブには前記気管チューブからの呼吸音を検出するマイクロホンセンサと前記気管チューブの呼吸回路内の回路圧を計測する第1圧力センサを連結し,前記マイクロホンセンサと前記圧力センサとからの情報が入力されて該情報を処理するパソコンを備えており,
前記パソコンは,前記マイクロホンセンサで検出された前記呼吸音が予め決められた所定値の範囲内であるか否かを判断して前記所定値の範囲内であればその情報を表示し,前記所定値の範囲を超える場合には異常出力信号を発し,また,前記第1圧力センサで検出された前記回路圧が予め決められた所定値の範囲内であるか否かを判断して前記所定値の範囲内であればその情報を表示し,前記所定値の範囲を超える場合には異常出力信号を発し,前記マイクロホンセンサで検出した信号に含まれる前記呼吸音以外の雑音を,前記マイクロホンセンサの近傍且つ外側に設置された外マイクロホンセンサで検出した信号と比較して前記雑音を排除する適応ノイズキャンセラを備えており,
前記適応ノイズキャンセラから出力される前記呼吸音のみの広帯域の信号から狭帯域の信号を抽出する適応線スペクトル強調器を備えている
ことを特徴とする気管チューブ維持管理システム。
【請求項4】前記第1圧力センサで検出した信号に含まれる前記回路圧以外の雑音を排除するローパスフィルタを備えていることを特徴とする請求項3に記載の気管チューブ維持管理システム。
【請求項5】前記パソコンは,前記マイクロホンセンサ及び前記第1圧力センサで検出した情報が異常出力信号である場合には,その情報から合併症であるか否かを判断し,それを表示すると共に警告を発することを特徴とする請求項3又は4に記載の気管チューブ維持管理システム。
【請求項6】前記パソコンは,前記マイクロホンセンサからの信号から雑音低減後の呼吸音の周波数パワーが異常値であることに応答して,前記合併症として前記気管チューブに空気漏れが発生していると判断して警告を発することを特徴とする請求項5に記載の気管チューブ維持管理システム。
【請求項7】前記パソコンは,前記マイクロホンセンサからの信号を処理した呼吸音の周波数パワーが異常値であることに応答して,前記合併症として前記気管チューブに狭窄が発生していると判断して警告を発することを特徴とする請求項5又は6に記載の気管チューブ維持管理システム。
【請求項8】前記気管チューブに接続されたパイロットバルーンを経由して前記気管チューブに設けたカフのカフ圧を調整するカフ圧調整装置及び前記カフ圧を計測する第2圧力センサを備え,前記圧力センサからの情報に応答して前記カフ圧調整装置は前記カフへの空気圧を調整して前記カフ圧の設定圧力を維持調整することを特徴とする請求項~7のいずれか1項に記載の気管チューブ維持管理システム。
【請求項9】前記パソコンは,前記第2圧力センサによって計測された前記カフ圧が正常圧であるか異常圧であるかを判断し,前記カフ圧が正常圧の場合には前記第2圧力センサによる検出状態を維持し,前記カフ圧が異常圧の場合には合併症が発生しているとして警告を発することを特徴とする請求項8に記載の気管チューブ維持管理システム。
【請求項10】前記パソコンは,前記第2圧力センサによって計測された前記カフ圧が異常圧であることに応答して,前記合併症として前記カフ圧の減少による空気漏れ,消化液や血液等の異物が気管に迷入すること,又は気道粘膜の血流を圧迫していると判断して警告を発することを特徴とする請求項5又は6に記載の気管チューブ維持管理システム。
産業区分
  • 治療衛生
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2010505600thum.jpg
出願権利状態 権利存続中
参考情報 (研究プロジェクト等) WO2009/119449
詳細は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


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